日替わりで様々なネタを取り上げる人気コーナー『10時のつボ!』。
5/31は剃毛に関する「つんつるりん」ネタを紹介しました。
思えば、今からほぼ8年前。2009年5月27日、つボイノリオは心筋梗塞で倒れました。一命を取り留めたつボイはこの日を“第2の誕生日”だと称しています。
そして、約1ヶ月後の6月22日。番組復帰早々、「つボイさん、(手術で)あそこの毛、剃った?」という話題で盛り上がり、そこからこのコーナーが始まったといいます。
つまりは「つんつるりんネタ」コーナーは、リスナーからつボイへの、第2の生誕記念プレゼントと言えるでしょう。
あなたはケツ毛派?尻毛派?モン毛派?
剃毛は生きる力を与えてくれる
まずは1週間前に届いた、Aさんからのおたよりです。
「昨日、無事3回目の剃毛と、冠動脈のステント手術が終了して、病院のベッドの上で拝聴しております」
酸素や栄養をたっぷり含んだ血液を、心臓に供給する血管が冠動脈。心臓の表面に張り巡らされています。
その細い血管の中に、カテーテルという管を使って「ステント」と呼ばれる医療機器を挿入し、治療へと進めていきます。
カテーテルは足の付け根から挿入する場合が多いため、あそこの剃毛が必要となるのです。
Aさんのおたよりの続きです。
「でもこれで終わりではなく、後4回目の剃毛と冠動脈の手術をする予定です。今回は、年の頃は30くらいのかわいいタイプの看護師さんに剃ってもらって、ツルツルになりました。次回はどんなタイプの看護師さんに剃ってもらえるか楽しみです」
何回も手術を受けながらも、楽しみを見出し、非常に前向きに生きているAさん。
心臓手術の大変さを身をもって知っているつボイは感服するばかり。
どんな不純な動機であっても生きる力になる、ポジティブに考える事の大切さを改めて知るのでした。
地球にやさしいケツ毛処理
続いてはBさんからのおたよりです。
「ケツ毛!あれほど不衛生なモノはありません!いくら肛門を拭き取っても、ケツ毛にUNKO(ユーエヌケーオー)が残ります。ウォシュレットが無いと、トイレットペーパーを大量に使う事になります。こすり過ぎて痛いです」
この番組では、直接的表現を避けるために、あの物体を“UNKO”と呼んでいます。おたよりは続きます。
「肛門専用の脱毛クリームはありません。そこらへんにある脱毛クリームを試しましたが、激痛です」
ここで、心臓だけでなく痔の手術経験もあるつボイが、肛門の大切さを説きます。
「皆さんは肛門をおろそかにしていますが、肛門の周りには毛細血管がいっぱいあって、特に輪状のふくらみになってる『痔帯(じたい)』は非常にデリケートな部分です。普段はすぼまっていて、使う時はグワッと開く伸縮自在なところ」
痔帯にある血管が血液を満たして膨らむことで、肛門が締まり、その逆で開く仕組みになっています。
「昔の痔の手術は酷くて、痔帯にできたイボ痔をガバッと取ってしまうものだから、そこが結合組織に置き換えられてしまって、縮まないわ伸びないわという肛門になってしまいます。常にポコッと開きっ放し。開いてるから出しやすいかといえばそうでもない。太いのが出てくる時はそれ以上開かないから苦しくなる。肛門の周りは大事な組織なんです」
経験者の言葉は重みがありますね。
そんな繊細な肛門に、お肌に多少なりとも刺激のある脱毛クリームを塗ったBさん。肛門が取れたかと思ったそうです。
結局、ブラジリアンワックスで脱毛しているのだとか。
脱毛したい部分にワックス剤を塗り、専用の布をあてて引きはがすのが、ブラジリアンワックス。
思ったより痛くなく、経済的だというBさん。
ただ、自分でやるにはコツが必要で手間がかかるのと、皮膚疾患の可能性もあるので、なるべくならきちんとしたお店でやってもらった方が無難でしょう。
とにもかくにも、毛が減ればお尻を拭く回数も減り、紙や水の節約になることは間違いありません。
「地球にやさしいケツ毛処理」という、新しいエコ概念が生まれました。
ケツ毛よりセレブ感のある尻毛
お次はCさんから。
「皆さん、尻毛(しりげ)のお手入れをしているのにビックリしました。昔、身だしなみが気になる男子高校生だった頃、尻毛を安全カミソリで剃りあげました。しかし数週間後、散髪のあと襟元に細かい毛が付着した時のような、チクチクした痛みが。そうです。剃った尻毛が伸びてきて、鋭角になった毛の断面が肛門辺りを刺激するのです。それ以来私は尻毛の手入れをしていません」
尻毛。ケツ毛より上品な感じの呼び方ですね。鉄道マニアの人なら、岐阜市に昔存在していた『尻毛(しっけ)駅』を思い浮かべてしまうかも。ちなみに、尻毛駅の隣には『又丸(またまる)駅』がありました。
「剣山をプスプスするようなもんですね」と語る小高直子アナウンサー。
「残忍な刑罰なら、『判ケツを言い渡す。剣山肛門責めの刑に処す』」と悪ノリするつボイ。
尻の割れ目にトゲトゲがあり、尻の肉が両側から挟まることで、肛門が責められる。
拷問具で例えるなら『鉄の処女(アイアン・メイデン)』。食虫植物で例えるなら『ハエトリソウ』ですね。
私、モン毛があるから帰ります
Dさんのおたよりです。
「汚い話で恐縮ですが…」
「汚い話で恐縮言われたら、この番組が成り立たへんやん(笑)」とつボイ。ごもっともです。
Dさん「汚い話で恐縮ですが、モン毛が…」
つボイ「いろんな言い方がありますね。ケツ毛、尻毛ときて、今度はモン毛」
小高「門限じゃなくて?」
つボイ「門限じゃない。デートに誘って『もう一軒どうや?』『私、モン毛があるの』…言わんでええやろ、そんなこと!肛門の毛、略してモン毛!」
聞けば名物、つボイ・小高の即興漫才でございます。
Dさん「…モン毛が気になるので、ガムテープを適当な大きさに切り、それでモン毛を挟むようにつかみ、エイッ!と気合でもって、ブチブチブチッとむしり取ります」
前述のブラジリアンワックスのように、皮膚に貼って抜くんじゃなく、毛抜きで挟んで抜くやり方のワイルド版みたいなものですね。
Dさん「痛いのは最初だけで、慣れると痛くないです。ただ、抜く度に毛根が太くなってきて、最近ではむしった後うっすら血がにじんできます。何か良い処理法はないでしょうか?」
いや、さすがにそれはやめた方がいいと諭す小高。毛を抜くどころか、身を削ってしまいますから。
家族で楽しめるムダ毛処理
現在、女性向けのムダ毛処理をする美容が主流ですが、男性向けに『モン毛科』を開設すれば需要が多いのではないかと、提言するつボイ。これはビジネスチャンスです。
妖怪ウォッチのキャラ、コマさんとコマじろうの口癖が「もんげー(岡山弁ですごいの意味)」なので、コラボしてみても面白いかも。きっと子どもウケしますよ。親がモン毛処理している間に、子どもが妖怪ウォッチアトラクションで時間を過ごすとか。
家族で楽しめるムダ毛処理サロン。一考の価値ありですよ。
(岡戸孝宏)
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