フランス大統領選、レゴランド、憲法改正、今治の事件、黄砂の原因、731部隊と、最近は多くの話題が入り乱れています。
リスナーのオピニオンで構成する社会派番組『つボイノリオの聞けば聞くほど』にもこれらの話題ごとに多くのメッセージが寄せられました。
今回はその中から、フランス大統領選に関する尊いご意見の数々をつボイノリオが紹介します。
フランス大統領選で毛糸洗いに自信が持てます。
フランスの新大統領決定
「昨日フランス大統領選の決選投票が行われ、マクロン氏がフランスのトランプと言われるルペン氏を下して当選確実となりました。マクロン氏は39歳と、フランス史上最年少の大統領の就任となり、経済のことやイスラム国に対するテロ対策や北朝鮮のことなど、どうか全うしてほしいと思います」(Aさん)
「親EU派のマクロン氏が当選確実となりました。自国第一主義、いわゆるポピュリズムの動きは一段落したように思われますが、地政学的リスクはまだ残っているものと感じています」(Bさん)
「アメリカのような劇的変化は起こらず、EUとの関係維持、通貨もユーロのままですね。これで良かったのか悪かったのか、他国のことですから見守るしかありませんけど」(Cさん)
社会派番組らしく、現実を捉えたメッセージが続きます。
40歳で1,000円抜き取る大統領
「しかし39歳で大統領になる方もいる傍ら、嫁さんの財布から1,000円を抜き取って怒られる40歳の僕。もう少しちゃんと生きようと思います」(Dさん)
「39歳のマクロン氏は立派ですが、40歳になった途端、奥さんの財布から1,000円抜き取るかもわからん。(フランスだから)1,000円ってないですが」
つボイのこの答えに、路線が変な方向へ。
「25歳年上の奥さんがおられるとか。中高年の希望の星ですね。これでEUも当面は安定するのではないでしょうか。二大政党に属さない最年少大統領の手腕に目が行きますね、私は顔かな」(Eさん)
女性の立場からのご意見です。
「エマニュエル・マクロン、マクロンと聞くとマカロンを思い出します。エマニュエルと聞くと、エマニュエル夫人を思い出します」(Fさん)
「これで毛糸洗いにも自信が持てます」(Gさん)
「それはアクロン」との突っ込みで、とうとう大喜利の様相を呈する社会派番組です。
若い人が大統領になれる国
話題をマクロン氏の年齢に戻すつボイ。
「39歳は若いですね。日本で一番若かった首相は伊藤博文で44歳。それより若いですね」
若いことに期待する人と、若いことに不安を持つ人とがいるようです。つボイが続けます。
「若い人がなる機会がある国はいいですね。結果を見ないとわかりませんが。昨今、日本の大臣など見ますと、当選回数とか順番で『今度はこの人』となりますから、若い人がバーンと出てくることはなかなか…」
「39歳の大統領は若い。あと投票率75%。日本もこれくらい政治に関心を持たないといけないなと思いました」(Hさん)
「他国のことですから、ああせいこうせいは内政干渉になるかもわかりませんが、若いこと、投票率75%は、僕らもいろいろ感じるところがあるのではないでしょうか」
社会派番組らしく、つボイがまとめました。
マクロン氏はフランス版あの人?
フランスは身近な国のせいか、10時台もマクロン氏の話題が続きます。
「なにより17歳のとき24歳年上の子持ち既婚者の先生にプロポーズして、2007年に結婚したことに注目してしまいます」(Iさん)
話はそれて、フランスのペタジーニ(友達のお母さんと結婚した元プロ野球選手)か?という話まで。
「米国のトランプ氏にしてもフィリピンのドゥテルテ氏にしても、極端な政治思想を持っておられるのではなく、商売人だったりするのだと思います。商売人は損をするのが嫌いなんですが、思想家は損をいとわない、そんな感じがしませんか」(Jさん)
「これ、言い得て妙ですね」と感心するつボイ。
竜馬も商売人だった
つボイが坂本竜馬を引き合いに出して語ります。
「吉田松陰は思想家ですから、わが身が滅んでも頼むぞ、と。後についていく志士達は、商売人であったり政治家であったりします。
商売人というと悪いように聞こえますが、坂本竜馬なんかまさに商売人的な感性だったと思います。あの亀山社中、今でいう株式会社みたいな、みんなで金を出し合って、商売しようと。あの人は政治家にはなるつもりはなかったでしょう。商売人感覚が力を発揮するときもある」
「トランプさんも商売人ですから」と、小高直子。
「軍人と軍人がぶつかるより、商売人と商売人がぶつかる方がいいんですよ。若造で大丈夫かということですが、竜馬、桂小五郎、高杉晋作は30代で徳川幕府を倒した。
もっと大きなことを覆す力を出したのが20代、30代の人であったので、若いからこそできることもあるし、若いからこそあかんところもあるでしょうけど。若さはそういう力を発揮するかもしれません」
フランスの大統領の話をしても、笑いをとりたい、エロにも寄せたい。
が、ひとつのメッセージをきっかけに急に深い話になるつボイ節でした。
(みず)
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