今週いっぱい、つボイノリオは春休み(今年は「整理休暇」とは言わず。部屋の掃除はしなくて済んだのでしょうか)。代役は恒例の塩見アナウンサーです。
最近の話題をテーマにしたお便りを紹介するコーナー「誰かとどこまで」。
「塩見啓一の誰かとどこまで」は第16回。本家の870回に対して、地道に回数を重ねています。
今回は、今まさに熱戦が繰り広げられている「高校野球」に関するお便りをいただきました。
高校野球への疑問あれこれ
延長続きで選手も応援団も大変
まずは、26日に行われた福岡大大濠-滋賀学園戦と高崎健康福祉大高崎-福井工大福井戦の2試合で、延長による再試合が発生した件に関するお便りから。
「2つの試合が15回でも決着が付かず再試合になり、選手団は大変ですね。宿舎の支払いや旅館の手配はどうするのでしょうか」(Aさん)
これについては、「地元のカンパが集まっているだろうが、応援団は一度バスで戻って、また来るのでは?選手は延泊するしかないだろう」と塩見アナが回答。
次の「再試合になりましたが、どっちのチームも勝たせてあげたい」(Bさん)というお便りには、「それは無理です」と塩見アナはバッサリ。いや、確かにそうですが。^^;)
同じくCさんからも、「勝ったわけではないのに延泊で大変ですね」とのご意見が。
「OBの寄付が大変ではないか」という小高アナの意見に対し、「勝てば延泊し続けなければならないから、始めから考えているんだろう」と塩見アナが返答。
ただ、「滞在が長くなると、モチベーションを保つのが大変ですね」と小高アナが選手の立場を考えます。
投球制限が必要では?
一方、お金の面だけではなく、投手のことを考えたこんな意見も。
「1人当たりの投球制限を設けるべきでは?200球は大変すぎる。1人で投げ切っているチームもあるが、高野連や主催者が提示すべきではないか。感動と引き換えに、選手の肩やひじを酷使させるのは良くない」(Dさん)
昔は18回延長となった翌日も再試合となり、さらに大変でした。
「観ている側は、選手が耐えて頑張っている姿に感動してしまう。でも若い子たちの将来をつぶすようでは困る」と小高アナがここでも選手のことを心配。選手のお母さんのような意見ですね。
試合中継に対する疑問
最後に、ちょっと角度を変えた質問を紹介します。
「延長戦になった場合、解説者に残業手当は出るのでしょうか。また、再試合になった場合は、同じ人が解説をするのでしょうか」(Eさん)
これは、「プロ野球では1試合ごとの扱いであるため、高校野球も同じく残業手当は出ないのではないか」とのこと。
さらに、「再試合により同じ人が立て続けに実況を行わなければいけないかどうかは、各局の事情によるだろう」と答える塩見アナでした。
高校野球を観ると、一生懸命試合に打ち込む選手の姿に感動するのですが、たまにはこんな裏側を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。
(岡本)
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