多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

プロゴルファー青木功に学ぶコミュニケーション術

CBCの江田亮アナウンサーがスポーツの豆知識を紹介する『多田しげおの気分爽快!!朝からP•O•N』「スポーツの小枝」。

8月31日の放送では、79歳となったゴルフ界のレジェンド、青木功さんを取り上げました。

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強気に世界へ

1980年までに中日クラウンズ史上最多タイ5回優勝など大活躍の青木功さん。
ジャンボ尾崎さん、中島常幸さんと3人で日本のゴルフ界を盛り上げました。中でも世界に積極的に挑んでいったのが、この青木功さんです。

まだ日本のプロゴルファーが全く知られていなかった時代。
1980年代以降、日本では「世界の青木」と呼ばれるようになりました。
 

1980年の全米オープンで世界に

青木さんのハートの強さがわかるエピソードを紹介します。
1980年、世界4大メジャーの一つ、全米オープンで、青木さんは非常に状態が良く、最終日・最終組のトップ3人の中にいました。

その中には、初日からトップ争いを演じていたジャック・ニクラウスがいました。
ニクラウスは当時、「帝王」と呼ばれ、世界が認めるトップゴルファーでした。

最終組が回る直前の記者会見で、「あの有名なニクラウスと戦えて、さぞ嬉しいでしょうね?」とアメリカの記者から聞かれた青木さんですが、ニコリともせず、こう答えたそうです。

「あんた方が知らんだけでね、俺って結構、有名なんだよ」。

1980年の全米オープンは結果的には1打差でジャック・ニクラウスが優勝。
しかし、最初から最後まで「帝王」と死闘を繰り広げて、青木さんの存在が世界に知れ渡りったのです。
 

優れたコミュニケーション能力

「世界の青木」は強気のハートに加え、コミュニケーション能力も優れていました。
世界で戦うにはどうしても言葉の壁があり、最低でも英語での会話力が必要です。

青木さんも、ゲーリー・プレーヤー、グレッグ・ノーマン、タイガー・ウッズなど、世界で名だたるプレーヤーと普通に会話をする場面がテレビでも映し出されています。

実はこれ、青木さんの伝説の一つなんだとか。

練習ラウンドをタイガー・ウッズと回っている時に、青木さんがタイガー・ウッズと何を話したか後ろにいたキャディーさんに聞こえたそうです。
すると、「よお、タイガー、朝飯食べた?」と普通に日本語で言ったそうです。

「ちょっと打ってみろよ」と続けると、それでタイガー・ウッズが打っていたんだとか。
言葉の壁を楽々と超える、流石「世界の青木」です。

江田「これ聞いて、びっくりしたんです。我々、日本人って、日本語が普通の日本国内でも、英語で話しかけられたら英語で返さなきゃって思っちゃうじゃないですか。でも青木さんは、英語が普通の国で堂々と日本語で話しかけてるし」

「朝飯食べた?調子どうよ?」と相手に会話ができる青木さん。
最近は韓国人の選手とも日本語で話しているんだとか。
 

青木さんが開けた門

今でこそ、松山英樹がマスターズで優勝したりとか、渋野日向子が全英オープン優勝したり、世界に日本のゴルフが通用する時代ですが、当時は全くそんな時代ではありませんでした。

当時青木さんは「自分が世界の扉を切り開いたと思ってる。ただ寂しいのが、そこに追随する日本人がなかなかいなかった。気持ちがなきゃ世界で戦えない」と語っています。

ようやくその扉の門をくぐる選手が、多数登場してきました。

江田「やっぱり、青木功さんのような人がいたからこそ、日本のトッププレーヤーが世界にいるのかなという感じがしますよね」
(尾関)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年08月31日07時41分~抜粋

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