多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

オリンピックで注目!バドミントンの羽根はいくら?

4月6日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「スポーツの小枝」は、スポーツにまつわるひと口知識、こぼれ話を届けるコーナーです。担当は、CBCのスポーツアナウンサーの江田亮。

オリンピックの聖火リレーが行われていますが、オリンピックの注目競技のひとつがバドミントンです。
今回の小枝は「バドミントンのシャトル」です。

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羽根でなくてシャトル

バドミントンはトップアスリートから我々まで、最も広くなじんでいるスポーツのひとつかもしれません。

バドミントンで使うものは羽根(羽)とは言わず、正しくはシャトル、あるいはシャトルコックと言います。

シャトルは往復するという意味があります。シャトルバス、スペースシャトルなどで使われますね。バドミントンも打っては返し、往復をします。

そのシャトルについてのひと言知識です。
 

ガチョウの羽根16枚

そもそも公式の競技用のシャトルはものすごく繊細なものです。

羽根はガチョウの羽根を16枚使っています。それをコルクとよばれる、先の半円のところに突き刺していきます。

ガチョウ羽根のサイズはコルクから62mmから70mmくらいで作られています。ガチョウの羽根を加工してその長さにするのです。

一羽ガチョウがいて何百枚と羽根があると思いますが、その中から選んで選んで、とれて一羽から6枚くらい。ということはひとつのシャトルを作るにはガチョウが3羽いります。

最高級のオリンピックで使うものだと、8羽で1個のシャトルを作ります。曲がってないもの、反ってないものなど16枚を厳選します。
 

シャトルは5g

シャトルの重さは4.74g~5gという決まりがあります。
A4の紙一枚分くらいの重さです。
それをバーンと打てば、初速で世界レベルだと500kmくらい出るそうです。

人間がラケットを打つように人間の肘から先だけを模した機械があります。それにラケットを持たせて、できあがったシャトルを打たせて、思い描いた軌道で飛んでいるかどうか。飛び過ぎず、飛ばなさ過ぎず、12mという基準の距離で飛ぶかどうかを全部チェックします。

そういう風に繊細に作られたシャトルで競技をしているのです。
 

シャトルの飛び方

競技そのものも繊細です。

わずかの差が飛距離を変えますから、風がないように室内でドアを閉めてやります。
ちょっとした気流の変化が飛び具合を変えるので、夏でも冬でもエアコンは切ります。
だから、プレイ中は静かなのです。

気温の高い低いも影響します。シャトルも気温によって飛ぶ距離が変わるので、ひとつシャトルの中に1番手から7番手まであって、気温によって使い分けます。

気温が高いとたくさん飛んでしまいます。
同じにするために33度以上は、1番を使う、気温が7度以下は7番を使うという風に、使わなければならないシャトルが決まっています。

人工シャトルの開発

ガチョウやコルクは天然のものですが、最近では人工のものが開発されています。
合成樹皮、合成繊維で作るものができてきています。

ガチョウで作れたら一番いいのですが、元々ガチョウは中国などの食用ガチョウの羽根をもらって作っていました。
ところが、今、中国が牛肉などを食べるようになって、ガチョウをあまり食べなくなりました。さらには鳥インフルエンザなどで殺処分されたりして、だんだ羽根が手に入りにくくなりました。

今でも取れていますが、将来的にガチョウがいなくなってしまって、シャトルが作れない、バドミントンができないとなるようではいけないので、完全になくなってしまう前に人工のもので作れるようにとやっています。
 

1個500円

シャトルは本当に繊細なものですが、トップアスリート用のものは1個あたり高いもので500円くらい。
ただ、競技中にちょっと羽根が傷ついたりして、壊れたり使えなくなったりで、一試合で40個以上使うそうです。

バドミントンは繊細でそのシャトルも繊細に作られているということです。

そう思うとバドミントンの見方も変わってきます。選手が羽やガットを気にしているのもわかります。

シャトルからバドミントンというスポーツが見えてきました。シャトルに注目して試合を見るのも面白いかもしれません。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2021年04月06日07時38分~抜粋

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