2023年03月05日(日)
「動物の腸内細菌は宿主とともに進化し、食べ物の消化や免疫の活性化など生存に必要不可欠なものとして身体の一部となっています。野生動物にも、その動物に特徴的な『共生腸内細菌』が存在しており、われわれ人間であればお腹をこわしてしまうような、野生下の食べ物に含まれる反栄養素(栄養素の吸収を妨げる物質)や毒素を分解して無毒化し、消化しています。そのような野生動物の持つ腸内細菌の有用な性質に着目してプロバイオティクスを開発し、ライチョウなどの希少動物の保全に役立つ腸内細菌研究を行っています。この研究は、類縁の家畜種やペットなどの保健にも役立つのではないかと期待されています。
『野生動物の腸内細菌』の研究は珍しく、微生物学でも新しい分野です。自分で工夫して進めていく研究の過程はとてもワクワクしますし、新しい結果が得られる喜びは非常に大きいです」
2024年09月13日(金)
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2024年06月29日(土)
2023年08月19日(土)