燃えよ!研究の志士たち

研究の志士たち!静岡×アカデミストシリーズ第二弾 光化学スモッグをAiで分析

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新栄トークジャンボリーでおなじみの小堀勝啓がアカデミックトークにチャレンジ!






研究者たちの個性が光ります

第85回 8月7日・8月14日
静岡県環境衛生科学研究所 主査 小田祐一さん
「大気汚染問題を人工知能で解決したい!」


静岡県の環境保全・保健衛生の試験研究を行う「静岡県環境衛生科学研究所」に所属しています。職種は薬剤師ですが、環境や衛生の幅広い分野に興味があります。今はとにかく、ITの底知れぬ力・魔力に魅せられ、人生のすべてを捧げる勢いでAI開発に取り組んでいます。環境分野の未解決課題である「光化学オキシダントの濃度予測を行う人工知能を作る」という取り組みにチャレンジできることに、公務員研究者の使命を感じると共に大きな喜びも見いだしています。
私自身の紹介ですが、私が生まれた静岡県浜松市は遠州と呼ばれ、お祭りなんかが有名です。私自身もちゃきちゃきの祭りっこ。また、遠州の人は「やらまいか精神」という、「やろうじゃないか」「あれこれ考える前にまずやってみよう」という進取の精神にあふれています。生粋の浜松人の私もバッチリそのクチです。


私たちの住むこの日本の空気は、高度経済成長の時代と比較しずいぶんときれいになりました。しかしながら現代でも、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントが、毎年気温が高くなる夏ごろにはたくさん発生しています。光化学オキシダント濃度が高くなると、目や呼吸器が痛めつけられたり、気分が悪くなることがあるので、屋外での活動が制限されます。光化学オキシダントがいつ、どのくらい高くなるのか事前にわかればいいのですが、これができる化学反応がなかなか複雑で、奥深く、「化学反応の天気予報」はとても難しいのです。

そこで今回、私は、この新たな天気予報を、人工知能(AI)を用いて行うことに挑戦しました。AIの学習には膨大なデータが必要ですが、私が所属する地方環境研究所はとてもたくさんの、約40年分の大気質のデータを持っています。私は、今回のプロジェクトで、ビッグデータ×マシンの電子頭脳×人間(=私)の熱いハートで、この未知なる課題に挑んでいき、住民の皆様を大気汚染の被害から守れる世の中をメンバーと共に作っていきたいです。

続きは、アカデミストのホームページへ!!




研究者たちの頭脳で生まれる、幾千億のインスピレーションの種。
やがて、その種がこの地球の未来を創る。




研究者のためのクラウドファンディングサイト
扉を開ければ、あなたも研究者のサポーター。一緒に未来を創造するクエストへ踏み出そう!
https://academist-cf.com/?lang=ja

番組オリジナルTM曲は、ピアニスト清塚信也さんの書き下ろしです!

 
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