燃えよ!研究の志士たち

研究の志士たち!宇宙で農業!宙農に翔ける夢

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新栄トークジャンボリーでおなじみの小堀勝啓がアカデミックトークにチャレンジ!






研究者たちの個性が光ります

第83回 7月10日・7月17日
株式会社TOWING(トーイング)、
CEOの西田宏平(にしだ・こうへい)さん

「美味しい野菜を、宇宙で食べる!」

TOWING。設立は2020年。西田さんは、名古屋大学ご出身で、在学中か

ら数々のプレゼンで受賞し、設立後も次世代を担うベンチャー企業として注目
されています。どんなベンチャーかというと、アグリテックベンチャー。
つまり農業ですが、なんと、宇宙農業、ということです。

持続可能かつ高い効率の作物栽培システムを開発し、宇宙での農業を実現す

ることを目指しています。同時に地球上の農業の発展にも貢献します。

 ■カギは、土壌、土、にあり。
土壌づくりには、農場立ち上げ時で3~5年以上、作替え時では、1か月~数年間の歳月を要す
る。
TOWINGは、その土壌づくりの課題を解決するシステムを開発している。

 ■環境に配慮した人工土壌「高機能ソイル」を活用した作物栽培

「宙農(そらのう)」
 高機能ソイルとは、植物の炭等の多孔体(穴がたくさんある)に微生物を付加
 し、有機質肥料を混ぜ和せて適切な状態で管理して作った人工土壌。
 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術に基づき、
 TOWINGが栽培システムとして実用化した。

 ■高機能ソイルの3つの特徴がそれを可能にする。

            1:有機質肥料を高効率に無機養分へと変換できる。
            2:わずかおよそ1か月で良質な土壌を作ることができる。
            3:これまでは廃棄・焼却される植物残渣(植物のかすは産業廃棄物)の
              炭化物を高機能ソイルの材料とするため、炭素の固定(?)や吸収効果が
              期待できる。

■2021年(昨年)6月に、名古屋市中区錦二丁目地区において、都市型農福連携実証事業を開始。
愛知県刈谷市の自社研究圃場にて2022年3月に栽培開始

■月や惑星の模擬物質を、レゴリス類似材料、と呼んでいますが、その月の砂
を模擬した疑似レゴリスを加工して作物栽培に成功した。
研究栽培農園を立ち上げている。
左は弟さん。兄や仲間と共に、飛翔する。まさに、宇宙兄弟。


研究者たちの頭脳で生まれる、幾千億のインスピレーションの種。
やがて、その種がこの地球の未来を創る。




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番組オリジナルTM曲は、ピアニスト清塚信也さんの書き下ろしです!

 
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