燃えよ!研究の志士たち

研究の志士たち!愛知の名物、歩く植物先生

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新栄トークジャンボリーでおなじみの小堀勝啓がアカデミックトークにチャレンジ!






研究者たちの個性が光ります

第79回 5月15日・5月22日
愛知教育大学 教育学部  教授
渡邊幹男(わたなべ・みきお)さん
「限りない愛情を注ぎ、植物の奇跡と不思議を伝え続ける、植物先生!!」
 愛知教育大学 教育学部  教授
ご専門は、植物分類学・多様性生物学
同種だとされていた愛知県の食虫植物・ナガバノイシモチソウが、
実は新種であることを電子顕微鏡および遺伝子レベルの研究で明らかにされたことは、世界で話題になりました。
今回は、先生が日々のフィールドワークで感じておられる、植物や動物たちを
とりまく環境の変化について伺います。

シカの増加によって森林おける下草がほとんど食べられてしまい,それらの植物が絶命の危機状態になっています。最初にそれが問題になり対策が行われたのが世界自然遺産でもある屋久島です。屋久島ではシカの頭数制限を行っていますが,現状を維持するのが精一杯というところです。当初は奥山での問題でしたが現在では里山にまでシカの侵入が見られ,身近なところではギフチョウの生育地としても有名な愛知県指定の天然記念物の岡崎の北山湿地でも最も常用な湿地にはネットを張りシカの侵入を防ぐ策を昨年から開始しました。

日本全国このようにシカによる食害によって日本固有の植物が絶滅の危機になっています。







研究者たちの頭脳で生まれる、幾千億のインスピレーションの種。
やがて、その種がこの地球の未来を創る。


愛知県では2021年度に鳥獣保護区の条例の改定をしました。今までとは異なり,捕獲のための数値目標を示したり,
捕獲するための人材の育成なども重点目標としています。

さらに,その他の外来生物例えばアライグマなどの現状の調査をどのように行っていくかなどの課題に対しても
その方法等を盛り込んだ改正を行いました。

また,そのような外来種を目迎した場合のその情報をどのように通報するかなどについても現在愛知県が公開している
生き物の指標種チェッカーというアプリを使って投稿してもらい情報を集められるようにアプリの向上を行っています。

是非皆様も一度活用してみてください。








研究者のためのクラウドファンディングサイト
扉を開ければ、あなたも研究者のサポーター。一緒に未来を創造するクエストへ踏み出そう!
https://academist-cf.com/?lang=ja

番組オリジナルTM曲は、ピアニスト清塚信也さんの書き下ろしです!

 
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