燃えよ!研究の志士たち

研究の志士たち!海に浮かぶ銀河とは・・・伝統航海術から学ぶこと

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新栄トークジャンボリーでおなじみの小堀勝啓がアカデミックトークにチャレンジ!






研究者たちの個性が光ります

第25回 3月22日・3月29日
南山大学 人文学部人類文化学科 教授
後藤明さん
「ミクロネシアのスターナビゲーションに学ぶ、ウェイ・ファインディング」

”ハワイ大学留学以来、オセアニアや東南アジアあるいは沖縄の海洋民の文化を私は研究して来ました。
カヌーや海の神話などの研究です。ではなぜ、海の民を研究している私が雪を頂く高い山頂の天文台に行ったのでしょうか?

それはホクレア号のような伝統的カヌーが大海原を航海するとき一番目安にしたのは星だからです。
たとえば北極星の高さ(角度)は自分の立っている位置の緯度(北緯)を表します。あるいは南十字星が直立したときが真南を表します。その高さも緯度(南緯)に比例します。実は陸が見えない大海原を航海するときは夜の方がずっと位置を知る上で有利です。

このように古代ハワイ・ポリネシアの航海術は自然に関する深い知識に元づいた合理的なものなのです。最新鋭の測定機器を扱う科学者もそのような民俗的知識にたいへん興味を持っています。”
南山大学・ホームページより引用抜粋
https://www.nanzan-u.ac.jp/nanzan_faculty/foh/ha/012512.html

 




研究者たちの頭脳で生まれる、幾千億のインスピレーションの種。
やがて、その種がこの地球の未来を創る。

その研究内容は・・・
3万年以上の太古に、人々は星や風、波のうねりを感じて、海を渡った。
その奇跡を、今、蘇らせる

”それにしても海と宇宙。みなさん、イメージ繋がりますか? 私は「イエス」です。こんな体験があります。

ソロモン諸島の島でフィールドワークしていたとき。小屋で寝泊まりしていた私は夜中に小用のために海岸に行きました。すると目の前にきらきらしているものがあります。よく見ると星でした。「海に星!」と思って視線を遠くにやると、私の足下に銀河が広がっているではありませんか。思いきり透き通った空気と鏡のように静かなラグーンの水、この二つの条件なしには星は海に映りません。見上げれば降るような星空。足下にも星空。まるで宇宙に浮いているような錯覚を覚えました。「海に浮かぶ銀河をもう一度みたい!」......これこそ私がしんどいフィールドワークにまた行ってしまう原点です。”
南山大学・ホームページより引用抜粋
https://www.nanzan-u.ac.jp/nanzan_faculty/foh/ha/012512.html


後藤先生監修の、沖縄美ら海水族館・海洋文化館プラネタリウムで、伝統航海術の醍醐味を感じよう。
海に浮かぶ銀河・・・の体験を!

https://churaumi.okinawa/area/okipark/oceanicculturemuseum-planetarium/

先生の詳しいプロフィールと、研究室の活動はこちらから↓↓
https://www.nanzan-u.ac.jp/nanzan_faculty/foh/ha/012512.html


研究者のためのクラウドファンディングサイト
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番組オリジナルTM曲は、ピアニスト清塚信也さんの書き下ろしです!

 
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