新栄トークジャンボリーでおなじみの小堀勝啓がアカデミックトークにチャレンジ!
研究者たちの個性が光ります
第10回 8月11日18日は、
名古屋大学大学院天文学 教授
福井康雄さん
1995年、日本で初めて電波望遠鏡を海外に設置し、
2016年に、地球からはるか6000光年離れた巨大星団で発生した「星の誕生」をとらえるという偉業を達成。
電波天文学の第一人者として、宇宙に生命起源の謎を求め続けています。
高感度小型電波望遠鏡を開発し、星間分子雲の広範な観測的研究によって多くの研究成果をあげた、
日本の電波天文学の第一人者。
特に、南米チリに望遠鏡「なんてん」を設置して行った南天の先駆的研究で知られる。
南天。それは、まさしく、今年ブラックホールの写真撮影に成功した功績に大きく関わった、
アルマ天文台の設置されている、南半球の宙空です!
福井先生は、早くから南天観測に着目し、今回のブラックホール写真撮影プロジェクトであるアルマプロジェクトの建設にも寄与されています。
先生のご研究はこちらから
https://www.a.phys.nagoya-u.ac.jp/wordpress/yfukui/
研究者たちの頭脳で生まれる、幾千億のインスピレーションの種。
やがて、その種がこの地球の未来を創る。
その研究内容は・・・福井先生からのメッセージ
宇宙は広大です。人類は宇宙に比べるととてもささやかな存在です。
近年の宇宙の研究は、宇宙の神秘を果敢に解き明かしてきました。しかしその歩みは、何ページあるか計り知れない分厚い書物の数10行を読み解いたに過ぎないのです。
人と宇宙の関わりを見つめ続ける中から、人類の存在する意味もよりよく見えてくるはずです。想像を超え、驚きに満ちたこの旅路を、みなさんとともに味わいたいと思います。
私たちのささやかな研究が、その一助になればこの上ない幸せです。
18日の放送では、福井先生がチリに設置した電波望遠鏡「なんてん」の誕生秘話をお送りします。
「なんてん」のレンズを手掛けたのは、実は、地方の小さな町工場の職人。下町ロケットばりの
とっておきのエピソードが披露されます。
研究者のためのクラウドファンディングサイト
扉を開ければ、あなたも研究者のサポーター。一緒に未来を創造するクエストへ踏み出そう!
https://academist-cf.com/?lang=ja
番組オリジナルTM曲は、ピアニスト清塚信也さんの書き下ろしです!