今年はコロナ禍で家にいる時間が増えて、いつにも増してドラマを観たという方も多いのではないでしょうか。
12月29日放送『カトリーナの全部全力!年末スペシャル』では、パーソナリティの加藤里奈が2020年に観た地上波テレビドラマの中で、ベスト3を紹介しました。
3位は女子の癒しになったドラマ
3位は『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)。
この年末にいろんな地域で再放送されていて、「最近観たばっかり」という方もいらっしゃるでしょう(東海地区では、28日から30日にかけて午前中に放送)。
四ツ原フリコさんのマンガが原作で、主人公は多部未華子さん演じる製薬会社に勤めるMR、28歳キャリアウーマンの相原メイ。
メイは何の家事をやってもうまくいかないのですが、そこにスーパー家政夫としてやってくるオジサンが、大森南朋さん演じるナギサ。
加藤「このドラマを観たアラサー女子、いや、主婦の方でもそうだと思います。みなさん、『ナギサさん家に来て!』と思ったはずです。
家事が完璧なのはもちろん、優しく励ましてくれたり、支えになってくれたりするところが、このキャラクターの良いところなんですよね~」
そして、何よりもキャストがピッタリだと語ります。
加藤「すごく(多部さんの)演技がハマっていて、そこが3位の理由でもありますね。コミカルかつ『わかるわ~』っていう共感もできるように演じてくださっていたので、どっぷりハマっちゃいました。
また、(他の役やドラマを離れた時の大森さんが)イケオジ(イケてるオジサン)って感じで、カッコいいオジサンなんですけど、(このドラマでは)見事にタダのオジサンに成り下がってくれたんですよ。
それが清潔感もあって優しいっていうキャラクターを作ってくださっていて、素敵でした」
コロナ禍でつらい状況だった時に、女子に癒しを与えてくれたドラマということで、3位に挙げたとのことです。
2位は今をリアルに描いたドラマ
2位は『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)。
SNSをきっかけに知り合った男女のラブストーリーということで、まさにコロナ禍の世の中に合っていて、リアルに描いたという点で、加藤は2位に選びました。
加藤「しかも、『今、生活で感じているのに(リアルに描かれると)ツラいよ』とはならないんですよ。そこが不思議。
共感はするんだけどユーモアがあって、嫌な気持ちにはしない、寄り添う形でのドラマでした」
波留さん演じる産業医の大桜美々が、オンラインゲームを通じて知り合った人と恋をする話ですが、実は同じ会社の同僚だったという内容。
注目ポイントはマスクをしたまま演技をしていたり、「Go To」という言葉が出ているなどしている点。
近い将来見返した時、「こんな大変な時期もあったね」と思えるような世の中になってほしいですね。
1位は斬新な刑事ドラマ
そして、加藤が1位に選んだ今年のドラマは、『MIU404』(TBS系)。
『逃げるは恥だが役に立つ』の脚本も手掛けた野木亜紀子さんのオリジナル作品で、12月にはブルーレイも販売されていますが、加藤は「絶対観た方が良い!」とイチオシ。
初動捜査を専門に行う機動捜査隊を舞台にしたドラマで、主人公は綾野剛さんと星野源さん。
加藤「社会問題などを毎回いろいろ詰め込んで、メッセージ性が高かったのもすばらしいと感じました。
ワクワクドキドキさせる仕掛けや伏線があって、1話見逃すとダメっていうのもすばらしい。タイトルとかも伏線になっていたりとかもして、すごいんですよ。
1回観た人も、もう1回観ると良いと思います」
このドラマは全11話で、中には他と比べて展開がダレたり、話の内容がイマイチな回もありがちなのですが、加藤はすべての回が面白いと絶賛していました。
(岡本)
CBC
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2020年12月29日13時13分~抜粋