小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

細胞で感じて欲しい三味線の生音の魅力。三味線奏者上妻宏光

ソロデビュー25周年を迎えた 三味線奏者の上妻宏光さんが、1月25日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
海外公演や若手との共演の話など、新しいことに挑戦し続ける上妻さんに、小堀勝啓も興味津々でした。

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繋がった25年

上妻「この25年は本当に自分のやりたいこと、こういう人と一緒にやりたいとか、こういう作品を作りたいというのが凝縮していたので、自分の人生の中でもかなり濃い25年だったと思います」

六三四Musashiという邦楽ロックバンドから数えると、デビューして33~34年になるそうです。

新しいことに挑戦し続ける上妻さん。最近では佐藤竹善さん、矢野顕子さん、由紀さおりなどいろんなボーカルとのコラボもしています。

上妻「楽器同志とのコラボレーションも、自分がやりたいと思ったらすぐ声掛けをして、共演ができる状況になったのはものすごく幸せなことだと思いますね」

小堀「単に共演とか仲良く楽しくじゃなくて、ほぼ一騎打ちみたいなのがありますよね」

上妻「アンサンブルもしたいんですけども、どうしてもバトル感が出てしまうというか。血が騒ぐような感じになってしまいます」

相手の音楽世界にしっかりと絡むことを心がけているという上妻さん。

そのため再共演することもあるそうです。
25年間、そうして他のアーティストと繋がっていったそうです。

種が芽吹く

25周年記念アルバムは『繋 -TSUNAGU-』。
日本と世界、世代、ジャンルを繋ぐがテーマ。様々なアーティストとデュオでの演奏が収録されているそうです。


中でも上妻さんが注目したのは同じ三味線奏者で、20歳ぐらい下の世代の浅野祥さん。
浅野さんは、上妻さんのファーストアルバムから聞いてコピーしていたんだとか。


上妻「彼の出現で、自分のやって来たことが10年、20年かけて定着したなと思いました」

収録時、浅野さんのソロの端々に上妻さんのフレーズが入ってきて録音後「すいません。また上妻さんのフレーズ弾いちゃいました」と謝られたこともあったそうです。

それはそれで嬉しいと言う上妻さん。

上妻「浅野祥というフィルターを通して出てくる音は、自分のテイストもあり、彼のテイストもある。新しい世代の人たちからの刺激も、今回たくさん受けたアルバムになってますね」

小堀「自分の蒔いた種がこういう風に発芽してきてて、一緒にやるっていうのは音楽家として無上の幸せですね」

上妻「ありがたいですよね」

初めての生

三味線一丁で、生の音を届ける「生一丁!」コンサートを、国内で150公演以上行なっているそうです。

25周年を記念して、昨年11月にはアメリカ・ニューヨークのカーネギーホールで、海外初の「生一丁」を行なったそうです。

海外では、バンド編成ではやったことがあったそうですが、着物を着て、三味線一丁でマイクを通さずにやるコンサートは初めてだったんだとか。

初めての上、トークも英語でしなければならず、すごく緊張したそうです。

上妻「舞台にバーッて出て行ったら『ヒューヒュー、アガツマ』と声が掛かったり、三味線の独奏会とは縁遠い空気感だったんですよ。そこで一気に気持ちがほぐれて、いい初日を迎えることができました」

小堀「25周年へのまたとないプレゼントでしたね」

今年も海外で演奏するプロジェクトを考えているそうです。

生でもバトル

現在、“ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026”を開催中。

小堀「ツアータイトル『生一丁!』。僕らも居酒屋で言う時ありますが、いい言葉ですよね」

上妻「三味線の独奏会に気軽に来てもらいたいという思いから25~26年前から始めたのがコンサートなんですよね」

今回はゲストで浅野祥さんが参加。アルバムの楽曲の他、ベーシックな「じょんから節」などもあるそうです。

上妻「彼とのバトルも生音で勝負したいと思います」

名古屋では普段、能が演じられる名古屋能楽堂が会場です。
通常のホールとは違った音響きを楽しめるはずと言う上妻さん。


上妻「普段デジタルで囲まれた環境にいると思うんですが、人間本来はアナログなわけです。電気を通さない音を細胞で感じてもらえるものが『生一丁!』には良いところだと思います」

小堀「三味線の風圧。空気の振動がびりびりと来てびっくりしますよ」

三味線で世界のオーディエンスを魅了しているスーパー三味線奏者、上妻宏光さんでした。 
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2026年01月25日10時30分~抜粋

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