小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

怒髪天結成40周年!増子直純、新体制を語る

5月19日、結成40周年になる老舗のロックバンド怒髪天の増子直純さんが、CBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
今年2月にベースの清水泰次さんの解雇を発表し、新たな体制で迎える40周年をどんな心境で迎えるのでしょう?
聞き手は同じ北海道出身の小堀勝啓です。

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40周年のびっくり

今年2月、怒髪天は過度の飲酒と素行不良によりベースの清水泰次さんを解雇したと発表し、ファンを驚かせました。

増子「40周年にしてメンバーも3人態勢になっちゃったんで。みんなびっくりしてました。我々もびっくりしましたけど」

小堀「びっくりしたけど偉いと思いましたよ。政府から大会社からみんな隠ぺい体質ですが、しない」

増子「それが誠実ってことかなと思って」

バンドを残すためにはしょうがない判断だったと言います。

増子「メンバーじゃなくなっても、友だちは友だちなんでね」

脱退ではなく「解雇」という珍しい措置に「ギネスに載るのでは?」と無茶なことを言う小堀。

増子「流石に載らないと思います(笑)。全員解雇だったら載るかもしれませんけど」

小堀「それは解散ですわ(笑)」

高校生の自分に教えたい

怒髪天は、1984年、増子さんが高校生の時に結成されました。
当時はオリジナル曲が1~2曲しかなく、あとはその頃全盛だったパンクバンド、アナーキーやザ・スターリンのコピーをしていたそうです。

現在の怒髪天のサポートベーシストは、そのアナーキーのメンバー寺岡信芳さんです。

増子「自分が一番最初に影響を受けたバンドの人に弾いてもらってるんですごい贅沢。高校の時の自分に教えてやりたいですね。感動ですよね」

小堀「俺らの時代だとビートルズコピーしてて、ポール・マッカートニーにベース弾いてもらってるようなもんです」

増子「それこそ世界的なニュースになりますよ(笑)」

男のロマン

40周年に突入した今年1月、配信シングル「ザ・リローデッド」をリリース。
この楽曲のビジュアルイメージは、ガンベルト着用など西部劇のような雰囲気。

増子「もう一度弾を詰め直す。再充填ですね」

小堀「みんな、荒野のならず者的なものが似合いますねえ」

増子「ありがとうございます。どう考えてもワルモンですけどね(笑)」

「男は時代劇と西部劇が好き」という小堀。こどものころは第一期モデルガンブームで、クルクルと回してみたりしていたそうです。

小堀「何かするわけじゃないんだけど、モデルガン見てニヤッとする。男にはそういうところがある」

増子「ホルスターつけたりして。ロマンですからね」

「ザ・リローデッド」のパッケージ版には、結成40周年を記念して、メンバー全員のインタビューを掲載した自伝本が付いてきます。

増子「ひとり欠ける前に出しといて良かったなって言うね。ただ読むと余計悲しい。でも面白いですからぜひ読んで欲しいですね」

新ベーシストが新鮮

東京、札幌でのライブの後は6月から『ザ・リローデッド TOUR 2024』という全国ツアーが始まり、さらにその合間を縫って様々なライブに出演と、40周年は多忙になりそうです。

増子「新体制になったんで。ベースが代わると、今まで我々が長年やってきた曲も、すごく新鮮に感じるんです。
曲の解釈って変わってくるんで、すごく良い感じになっています」

今年2月に渋谷で行われた特別ライブ『怒髪天結成40周年特別企画"オールスター男呼唄 真冬の大感謝祭 -愛されたくて…2/5世紀-"』でも、うつみようこさん、渡辺美里さん、山本譲二さんなど多彩なアーティストが独自の解釈で、名曲を熱唱していました。

演芸場でもライブ

怒髪天のライブはライブハウスやフェスだけにとどまりません。

『ザ・リローデッド TOUR 2024』の間、8月と10月に『怒髪天 presents 中京イズバーニング 2024 “我ら発狂目覚ましくるくる楽団”』が名古屋で開催されます。
10月25日のDAY2の会場は、なんと大須演芸場(名古屋市中区)です。

ここでは1960~70年代の頃のフォークブームのイメージで、アコースティックアレンジによる演奏が披露されるそうです。

増子「アコースティックだと、いつも聞いてる曲が新鮮にというか違った感じになりますね。あんまりシャウトはしない。するかな?また興奮状態になるかもしれない(笑)」

怒髪天の真骨頂はライブにあります。ぜひライブ会場へ足を運んでみましょう。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2024年05月19日10時28分~抜粋

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