小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

坂崎幸之助と杉真理、『Dear BEATLES 2024』の舞台裏を語る

3月8日、名古屋市公会堂で『Dear BEATLES 2024 NAGOYA』開催されました。

10日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)では、このライブのゲストでもある小堀勝啓が楽屋を訪ね、THE ALFEEの坂崎幸之助さんと杉真理さんにインタビューを行いました。

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音楽業界は早生まれが多い

小堀「Dear BEATLESもめでたく20周年。中核メンバー、杉真理さんと坂崎幸之助さんです」

坂崎「学生運動みたいだな(笑)」

小堀「ヘルメット被っちゃう」

3人の中では小堀が昭和25年(1950年)6月26日生まれの73歳で最年長。杉さんが昭和29年(1954年)3月14日生まれの69歳、坂崎さんは昭和29年4月15日生まれの69歳です。

坂崎「1ヶ月しか違わないけど、学年で言うと杉さんが先輩ですからね」

杉さんは早生まれ。坂崎さんによると、日本のミュージシャンは1~3月の早生まれが多いそうです。例えば松任谷由実さんも1月生まれです。

ロンドンブーツの思い出

もうすぐ70歳の古希を迎える杉さんと坂崎さんは、小堀に気になる質問をしました。

坂崎「実際に身長縮みます?いくつぐらいの時からですか?」

小堀「60過ぎぐらいからじゃないですか。ホント、やんなりますよ」

杉「何センチも縮む?」

小堀「大学から結婚するぐらいまでと今とでは、15センチぐらい背が違う」

驚く杉さんと坂崎ですが、もちろんそこまで縮みません。
小堀が大学の頃に背が高かったのはロンドンブーツを履いていたから。70年代はロンドンブーツがブームで、フォークグループ「ガロ」の大野真澄さんはかなりヒールの高いブーツを履いていたそうです。


坂崎「こうせつさんも、みんな履いてたじゃないですか。誰かが武田鉄矢さんに、『鉄矢、お前も履いた方がいいんじゃないか、体型的に』って言ったら、『いま履いてるんだよ!』って(笑)」

小堀「それ、切ないなあ」

名古屋公演欠席の危機

実は坂崎さん、『Dear BEATLES』名古屋公演の直前にコロナに感染。出演が心配されましたが、無事に全快して予定通り参加しました。

坂崎「ご心配をおかけしました。同時期に、財津さんも名古屋公演が飛んじゃったんでしょ?」

小堀「2日間。『キビシー』って」

坂崎「それは財津一郎さん(笑)」

杉「ピアノ売ってちょうだい~」

坂崎「じゃなくて(笑)

コロナにかかったのは財津一郎さんではなく、チューリップの財津和夫さんです。TULIPの50周年記念ツアー、3月2日、3日の名古屋公演が中止になりました。
同じ頃、坂崎さんも2度目の感染となってしまいました。

尿リングストーンズ

新型コロナに感染していない杉さんと小堀。
しかし杉さんは尿管結石になったことがあります…と、話題は移ります。

杉「去年の今頃ね、石が出て」

坂崎「石が~出た出た~石が~出た~」

炭坑節のメロディーに合わせて歌う坂崎さん。

小堀「全然嬉しくない」

杉「出たら嬉しいですよ(笑)」

尿管結石は自然排石を促すことがほとんど。背中、腰、脇腹、鼠径部、そしてあそこ、と尿路のどこに石があるかで痛む場所は違いますが、石が出るまではとにかく痛いそうです。

小堀「あの後、ヘンなメールを下さいましたよね。尿リングストーンズって(笑)」

杉「そんなことありましたね」

坂崎「杉さん、ホントにすごいの来るんですよ(笑)」

ローリング・ストーンズをもじった「尿リングストーンズ」、石が出ることとストーンズがかかっていることに小堀は絶賛していました。

杉「ああいうの考えるプレッシャーが大変なんですよ」

自分のことを何と呼ぶ?

70歳目前の杉さんと坂崎さんは世に言われる「おじいさん」のイメージに思いを馳せます。

坂崎「いつから自分のことを『ワシ』って言い出すんでしょうね」

小堀「今は言わないでしょう。昔、おばあさんなのに『オレ』って言う人いましたよね」

杉「俺たちも歳取ると『ワシ』になるんでしょうかねえ」

坂崎「ワシって言ってみようかなあ。ワシゃあ…」

なぜか後半は左卜全さんの物真似になる坂崎さん。

小堀「ズビズバ~」

坂崎「助けて~」

小堀と坂崎さんの息はピッタリで「老人と子供のポルカ」が完成しました。

新グループ結成?

坂崎「今のじいちゃん、ワシって言わないね」

杉「昔の人はいつから言い出したか知りたいよね。ある時、意識革命があってなったんでしょうね」

坂崎が「吉田拓郎さんがむかし『ワシらのフォーク村』って言ってたことがある。あれは広島の方言なのかな」

小堀「ワシゃ広島じゃけんとか言いますもんね」

ワシ=広島の方言説に発展しました。広島県出身の小林克也さんが歌う「うわさのカム・トゥ・ハワイ」でもワシ、広島を舞台にした映画『仁義なき戦い』でも主人公を演じた菅原文太さんはワシと言っていました。さらにワシが思わぬ方向へ。

杉「ワシっていう人ばっかり集めてグループ作る?イーグルス。ビートルズがイーグルス(鷲)になっちゃったりして」

小堀「そんなことを言ってる70って昔いなかったですね」

杉「もうちょっと威厳が欲しいですね。威厳0だから」

小堀「渋さはいらないですよ」

3人の共通点

坂崎「小堀さん、渋さはあんまりないですよね。若い時から変わんないもん」

小堀「若い時からオバサンっぽいオジサンなんです」

杉「僕もオバサンっぽいオジサンですよ」

坂崎「僕もお袋と同じ顔だから。足の形とかも全部一緒」

3人とも「オバサンっぽいオジサン」と確認し合いました。

小堀「素敵ですね。オジサンっぽいのはダメ。セクハラで訴えられるのはだいたいオジサン系ですよ」

今はコンプライアンスが厳しいという話から、昔のコンサートの警備はゆるかったという話に移りました。昔は外国のロック・アーティストのライブだと、始まってすぐ、お客さんは前の方へ殺到したそうです。

坂崎「バッド・カンパニーをアルフィー3人で見に行った時、みんなで前行ってましたもん」

小堀「しょうがねえなあ、プロなのに」

これぞ平和の象徴

本番間近。とりとめのなく続く話を、小堀が締めにかかります。

小堀「Dear BEATLESは21、22と続くといいですね」

坂崎「ためになる話がひとつもないライブでございます(笑)」

小堀「心に残ることは言わない。感動することも言わない」

坂崎「見に来てくれたお客さんに影響を一切与えない(笑)

杉「これぞ平和の象徴ですね(笑)

『Dear BEATLES』はまさに平和の象徴です。 
(尾関)


 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2024年03月10日10時31分~抜粋

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