FLYING KIDSのボーカリスト・浜崎貴司さんが、2月4日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。
1989年に『三宅裕司のいかすバンド天国』で初代グランドキングとなり、メジャーデビューして35年。デビュー時の裏話から現在の活動までを小堀勝啓が尋ねます。
FLYING KIDS 浜崎貴司、恩人を語る
あれから35年
1989年~1990年まで土曜深夜に放送されていた『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBSテレビ)は、対決で5週勝ち抜くと「グランドキング」と呼ばれ、メジャーデビューできるという、アマチュアバンドにとっての登竜門でした。
89年に初代グランドイカ天キングに輝いたFLYING KIDSですが、シングル「幸せであるように」でメジャーデビューしたのは翌90年。
デビュー当時20代半ばだった浜崎さんは、来年メジャーデビュー35年とともに、還暦を迎えるそうです。
89年に初代グランドイカ天キングに輝いたFLYING KIDSですが、シングル「幸せであるように」でメジャーデビューしたのは翌90年。
デビュー当時20代半ばだった浜崎さんは、来年メジャーデビュー35年とともに、還暦を迎えるそうです。
働くバンドマン
最初に『イカ天』に出た時は大学生だった浜崎さん。5週間勝ち抜く間に卒業して就職。
デビューした時は、すでに内定をもらっていたので会社員でした。
浜崎「新入社員として会社に行ったら『イカ天キングだ!』って言われて。取引先への挨拶回りでも行く先々で『おお、イカ天キング』って言われて、『どうも、どうも』って感じでした(笑)」
昼休みには「働くバンドマン」として、会議室で写真週刊誌の取材を受けたこともあったそうです。
デビューした時は、すでに内定をもらっていたので会社員でした。
浜崎「新入社員として会社に行ったら『イカ天キングだ!』って言われて。取引先への挨拶回りでも行く先々で『おお、イカ天キング』って言われて、『どうも、どうも』って感じでした(笑)」
昼休みには「働くバンドマン」として、会議室で写真週刊誌の取材を受けたこともあったそうです。
帰ってくるな
小堀「会社的にもイメージアップになるし、やりなさいって感じだったんですか?」
浜崎「いや、それが途中でコンサートも始まって、遅刻するようになりまして」
昼は会社員、夜はバンドマン。リハーサルが深夜だったために遅刻が多くなった浜崎さん。
入社から半年ほど経った頃、社長に呼び出され「男だったらどっちかにしろ」と言われたそうです。
浜崎「音楽の方が自分の才能を喜んでくれる人が多いから、そっちを選びますって会社を辞めたんです」
その後、有名になってから、その会社に挨拶に行くと「そんなにちょくちょく帰ってくるんじゃねえ」とすごく怒られたんだとか。
小堀「昭和の社長の男気だよ」
浜崎「でも、その社長のそういう強い決断を迫る言葉で、今に至るわけですから、本当に感謝してますね」
浜崎「いや、それが途中でコンサートも始まって、遅刻するようになりまして」
昼は会社員、夜はバンドマン。リハーサルが深夜だったために遅刻が多くなった浜崎さん。
入社から半年ほど経った頃、社長に呼び出され「男だったらどっちかにしろ」と言われたそうです。
浜崎「音楽の方が自分の才能を喜んでくれる人が多いから、そっちを選びますって会社を辞めたんです」
その後、有名になってから、その会社に挨拶に行くと「そんなにちょくちょく帰ってくるんじゃねえ」とすごく怒られたんだとか。
小堀「昭和の社長の男気だよ」
浜崎「でも、その社長のそういう強い決断を迫る言葉で、今に至るわけですから、本当に感謝してますね」
ファンクはリズム音楽
『イカ天』から35年を経たFLYING KIDSは、1月10日に配信シングル「じゃーね」をリリースしました。
浜崎「FLYING KIDSらしいダンサブルなグルーヴもあるし、歌もスッと入ってくると思うんですけど、実は奥に切ないものもある、そんな楽曲です」
『FLYING KIDS 2024 LIVE TOUR「Funkでしか言えない本当の事がある」』は京都、名古屋で盛況のうちに終了。ツアーファイナルは4月の東京。精力的に活動しています。
小堀「ダンサブルでカッコいいファンクという音楽をFLYING KIDSがやり始めた時は、日本人じゃないような音楽やる人が出てきたなと思ったんです」
浜崎「ファンクって、メロディーがなくても音楽になるリズム音楽だと思うんですよね」
「日本の音楽はメロディー中心」と続ける浜崎さん。そこに違う形でも音楽は成り立つということを、FLYING KIDSとして提示して来た自負があるそうです。
浜崎「FLYING KIDSらしいダンサブルなグルーヴもあるし、歌もスッと入ってくると思うんですけど、実は奥に切ないものもある、そんな楽曲です」
『FLYING KIDS 2024 LIVE TOUR「Funkでしか言えない本当の事がある」』は京都、名古屋で盛況のうちに終了。ツアーファイナルは4月の東京。精力的に活動しています。
小堀「ダンサブルでカッコいいファンクという音楽をFLYING KIDSがやり始めた時は、日本人じゃないような音楽やる人が出てきたなと思ったんです」
浜崎「ファンクって、メロディーがなくても音楽になるリズム音楽だと思うんですよね」
「日本の音楽はメロディー中心」と続ける浜崎さん。そこに違う形でも音楽は成り立つということを、FLYING KIDSとして提示して来た自負があるそうです。
老人新時代
一方で浜崎さんはライフワークともいえるソロ活動も継続。さまざまなミュージシャンと真剣勝負する「GACHI」シリーズのライブも控えています。
3月の春分の日には、島根県松江市にある国宝松江城のステージで奥田民生さん、くるりの岸田繁さん、ウルフルズのトータス松本さん、フジファブリックの山内総一郎さん、スペシャルゲストに小泉今日子さんを迎えての「GACHIスペシャル」が予定されています。
さらに4月には、大阪・心斎橋でシンガーソングライターの植田真梨恵さんとふたりでの出前GACHIが決まっています。
来年還暦を迎える浜崎さんですが、精一杯歌うためにトレーニングは欠かさないとのこと。
浜崎「鍛えてるんじゃなくて、失われようとしている物を食い止めてるんです。ミック・ジャガーが80越えて、あんなに元気いっぱい踊りまくってるわけですからね。老人の新時代ですね(笑)」
小堀「歳取ると面白いですね」
最近はあまり構えずに人にも音楽にも接することができるようになったという浜崎さん。
浜崎「行き当たりばったりなようで、実は心の中ではしっかりと物事を考えている、みたいな。今はそんな楽しみで過ごしてますね」
来年はデビュー35周年と還暦。音楽にも余裕を見せる浜崎さんでした。
(尾関)
3月の春分の日には、島根県松江市にある国宝松江城のステージで奥田民生さん、くるりの岸田繁さん、ウルフルズのトータス松本さん、フジファブリックの山内総一郎さん、スペシャルゲストに小泉今日子さんを迎えての「GACHIスペシャル」が予定されています。
さらに4月には、大阪・心斎橋でシンガーソングライターの植田真梨恵さんとふたりでの出前GACHIが決まっています。
来年還暦を迎える浜崎さんですが、精一杯歌うためにトレーニングは欠かさないとのこと。
浜崎「鍛えてるんじゃなくて、失われようとしている物を食い止めてるんです。ミック・ジャガーが80越えて、あんなに元気いっぱい踊りまくってるわけですからね。老人の新時代ですね(笑)」
小堀「歳取ると面白いですね」
最近はあまり構えずに人にも音楽にも接することができるようになったという浜崎さん。
浜崎「行き当たりばったりなようで、実は心の中ではしっかりと物事を考えている、みたいな。今はそんな楽しみで過ごしてますね」
来年はデビュー35周年と還暦。音楽にも余裕を見せる浜崎さんでした。
(尾関)
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