小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

平原綾香が解説!誰もが一度は耳にしたビゼー作曲「カルメン」の魅力

シンガーソングライターの平原綾香さんが、1月21日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。

「平原綾香と開くクラシックの扉」と題して、ビゼーの歌劇「カルメン」から「前奏曲」を紹介します。

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36歳の時に作った

平原「大好きです。こんなにヒット曲がたくさんあるのはすごいと思います」

今回紹介するのは、ジョルジュ・
ビゼーの歌劇「カルメン」から「前奏曲」。

小堀「どんなドラマティックなことが始まるんだと、始まりからワクワクする」

平原「ビゼーさんはこれを36歳の時にお作りになった。年下です」

小堀「最初にお会いした平原さんはまだ二十歳前。ビゼー超えてしまいましたか」

平原「そんな話はさておき(笑)、この曲も『名曲は生きているうちにヒットしない』という曲のひとつです」

ビゼーは、この曲が世界で最も有名なオペラになるということを知らぬまま、作曲した3カ月後に病死してしまったそうです。

ピアニストからオペラ作曲家

平原「ビゼーさんはピアノの腕前も相当なものだったんです」

フランス人のビゼーは、パリ音楽院では飛びぬけたピアニストで、芸術を志す学生にフランス国家が与えるローマ賞を受賞。
そのままピアニストとしていけば、ものすごいことになっただろうと言われていたそうです。
しかし生涯、ひたすらオペラ作曲家を目指したんだとか。


「カルメン」はビゼー最後の作品。4幕もののオペラにビゼーが曲をつけました。誰もが一度は聴いたことがある曲ばかり。

CMでも商品名などを歌詞にして、「カルメン」からの中の曲が使われることもあります。

オペラだけでなく、世界中で声楽抜きで、オーケストラによるコンサートも頻繁に行われているそうです。

カルメンのテーマ

「カルメン」は恋多きロマの女、カルメンが真面目な兵隊ホセを誘惑するところから始まります。

平原「私もハバネラという曲をカバーさせてもらって、恋は野の鳥って、自分の好きなままに、この人好きと思ったら好き、嫌いと思ったら嫌いってなってしまう歌です」

「カルメン」の第1幕でカルメンが歌う独唱曲。
「恋は野の鳥」という歌詞から「恋は野の鳥」とも呼ばれます。自由奔放なカルメンのキャラクター紹介のような曲です。

ラストシーンの味わい

物語はすったもんだがあった後、ホセがカルメンに夢中になった時には、もうカルメンの気持ちは闘牛士の男に移っていました。

三角関係の末、カルメンが死ぬ悲劇の結末を迎えます。


平原「カルメンの最後はちょっと怖いシーンなんですけど、そこに遠くからあの有名なメロディがふっと流れてきて、ゾッとする中でとてつもない感動を覚える。ぜひ、これを体験して欲しいんですよ」

カルメンは演じる人によっても魅力が違うという平原さん。未見の人は一度舞台をご覧ください。
(尾関)

 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2024年01月21日10時30分~抜粋

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