小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

福島市出身の片平里菜、デビューからの10年を振り返る。

福島県福島市出身のシンガーソングライター片平里菜さんが、1月7日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

高校3年生の時に東日本大震災を経験した片平さんは、デビューして10周年。
節目として昨年10月にリリースした5枚目のアルバム『Redemption』について、小堀勝啓が尋ねます。

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おじちゃんたちに助けられ

小堀「里菜さんは、多感な時に東日本大震災に遭って、デビューして、その間にまたコロナ禍になって。人類史上の節目がいくつもありますよね」

片平「福島に住んでいた時の震災は、悲しいことだけじゃなくて、その時に出会った人との繋がりが今もずっと続いているので、いいことも悪いことも同時に起きているような人生だなと思います」

『Redemption』には、震災後に出会ったバンド、OAUやBRAHMAN、TOSHI-LOWさんたちが参加しています。

片平「音楽の先輩でもあり、人生のいろんな場面で助けてくれた先輩なので、そんな先輩と気持ちを通わせながら楽曲を作れるのは意味があることだと思ってお願いしました」

小堀「多国籍バンドで心優しきおじちゃんたち」

片平「本当に優しいです」

ロックバンドがやってきた

小堀「2曲目の『ロックバンドがやってきた』は、始まりのギターのストロークからしてもワクワクする感じがあります」

片平「震災後に、私の地元福島県には全国各地からたくさんの人が支援しに来てくれて、その中でもロックバンドのお兄さんたちが音楽を鳴らしに来てくれた姿を見て勇気づけられました。そんな歌です」

「ロックバンドがやってきた」は、片平さんの弾き語りから始まり、サビの途中からバンドサウンドに変わります。

片平「BRAHMANの皆さんに演奏してもらってるので、かなり意味がある曲になりました」

10年経つのに新鮮

アルバム『Redemption』を聴いた印象を語る小堀。

小堀「10年経っているのに、むしろアーティストとして新鮮ですよね」


片平「この10年間で積み重ねてきた経験とか人との繋がりを得て、またスタートしているので、新鮮な気持ちもありつつ、どっしりと立っている感じもあります」

小堀「そう聞くと、プロになったんだなって思います」

デビューしたての頃は泣かせてしまいそうで、迂闊に突っ込んだことは聞けなかったと振り返る小堀。
実は片平さん自身も当時は自信がなかったそうで、周りからは喋っていても「語尾がどんどん小さくなっていく」と言われていたそうです。


小堀「今はどんどん語尾が強くなってくる。楽曲もガーンと押し寄せてくる感じです」

片平「少し力が増しました(笑)」

ライブツアー中

アルバム「Redemption」を発売した昨年10月から「Redemptionリリースツアー 2023-2024」が行われています。47都道府県・51会場を回るツアーです。
今年の目標はまず、このツアーを無事終えることという片平さん。

ファイナルとなる4月20日は、土曜日の日比谷野外音楽堂でのワンマンライブ。

この日比谷野外音楽堂、片平さんにとって強い思い入れがある場所だそうです。

デビュー前、東日本大震災が発生した2011年の9月、10代のアーティストだけのオーディションイベントに出演したそうです。


片平「その時の感動が忘れられず、いつか自分の力でまた歌いたい場所だったんです。それが今回叶うので、まずはこの日を成功させたいと思っています。
名だたる方々が歌ってきたところなので、今から気合いを入れて頑張りたいと思います」
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2024年01月07日10時31分~抜粋

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