小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

紅葉と歌と刃物を楽しむ。愛知県・香嵐渓のライブカフェ「足助のかじやさん」

愛知県の真ん中を、長野方面から三河湾に向かって流れる矢作川。その支流の巴川が作る渓谷、愛知県豊田市足助町の香嵐渓は日本屈指の紅葉の名所です。

10月15日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、香嵐渓にある名物ライブ・カフェ「足助のかじやさん」を紹介しました。

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江戸時代からの店

香嵐渓の中心にある香積寺の11世、三栄和尚が江戸時代の寛永11年(1634年)に植樹を始めたのが、香嵐渓の紅葉の始まりです。

さらに大正末期から昭和初期にかけて地元の人たちの熱心な植樹により、今では4,000本のもみじと11種類ある無数の楓が秋を美しく彩っています。
11月中は日没から21時までライトアップも行われます。 

​​​​​​​ライブ・カフェ「足助のかじやさん」は、その名の通り、江戸時代の末期から代々200年も続く足助町の鍛冶屋さん。 

音楽が大好きで、自分で作詞作曲もし、歌も歌った先代の広瀬明史さんが、趣味が高じて刃物店の二階にライブハウスを開業したのが、今から20年以上前。 

広瀬明史さんは優しい歌声と人柄で「足助の小椋佳」と言われていたそうです。歌えば小椋佳、刃物を打たせれば代々続く超一流の鍛冶師。 

小堀も親交があった広瀬さんですが、2014年に急性白血病で亡くなり、今は息子さんがその遺志を受け継いで、このライブハウスを守っているそうです。 

フォークシンガーに愛される店

「足助のかじやさん」は、加川良、高田渡といったフォークのレジェンドたちにも愛されている店。今月は木村充揮さんがやってきます。 

木村さんはブルースバンド「憂歌団」のメンバーで、ブルースの枠にこだわらず、愛知県刈谷市出身の近藤房之助さんとのユニット「クレイジードッグス」では昭和歌謡や演歌のカバーも。 

近年では「木村充揮ロックンロールバンド」で、ブルースを基調とした楽曲をメインに活動しています。 

紅葉と歌と刃物

「足助のかじやさん」には、木村さんはソロで登場。体調不良でライブが延期になったり心配される状況が続いたそうですが、今回、満を持しての出演。 

「すごく酒飲む人なんですよ。だいたいライブハウスの時は、傍らにコップを置いて飲みながらやってます」と、木村さんが身体を悪くした所以を説明する小堀。 

若き日のローリング・ストーンズなどはタバコを吸いながらライブで演奏していました。ギターのキース・リチャーズが、自分のソロになると、吸っていたタバコをヘッドと6弦の間に挟んで弾き始めたりしたんだとか。 

小堀「木村さんもそんなイメージですが、実はお茶目でチャーミングでユーモアたっぷりな方。トークも面白いです。今回はどんなステージになるのか楽しみです」 

みなさんも、香嵐渓を訪れた際には「足助のかじやさん」をのぞいてみてください。
ちなみに一階は刃物の販売スペースです。お土産にぜひどうぞ。 
(尾関) 
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2023年10月15日11時04分~抜粋

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