小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

坂崎幸之助が明かす!THE ALFEE結成の正確な日付

THE ALFEEの坂崎幸之助さんが、8月6日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

今回はコンサートの楽屋でのインタビューでしたが、今までぼんやりとしか語られてこなかった結成に関する具体的なエピソードが判明します。
インタビュアーは付き合いの長い小堀勝啓です。

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ギターは買うけど断捨離も

小堀「坂崎幸之助を訪ねた途端、名古屋でギターを買い求めていてびっくりしました」 

名古屋のアコースティックギター専門店から坂崎さんが買ったのは、1982年製のマーチンD-45。この年には45本しか製造されていない、かなり希少なモデルです。 

坂崎「よくみんなに『まだ買ってるの?』と言われますけど、断捨離もしてるんで、堂々と『減ってるんだよ』と言えるんです」

1本買う時は必ず2~3本は放出するという坂崎さん。
手放すのは「ビザールギター」と呼ばれる変わった形のギター。ギターが好きな人は、ビザールギターにハマってついつい買ってしまう時期があるそうです。 

見た目で買ってしまい、結局弾きづらかったり音がよくなかったりで、10年ぐらい手つかずで放置してしまうとか。 

坂崎「そういうのを出して、実用品でしっかりしたマーチン、ギブソンなんかを買うんです。持ってても価値は下がらないし。別に投資じゃないですよ」 

今回、坂崎さんが買ったギターを、コンサートで見られる日も来るかもしれません。 

不思議なレンジファインダーカメラ

そして坂崎さん、カメラにも興味を持っています。

現在のデジタル一眼や、ミラーレス一眼のカメラは、マウントアダプターを介することで昔のレンズが使えます。
レトロなレンズを最新のデジタルのボディにマウントすることで独特な写真が撮れます。 

坂崎さんが話し始めたのは、そのレンズについて。 

坂崎「名古屋に来る新幹線の中で思い浮かんだんですけど、1930~1940年代のライカのレンズって、当時ちゃんとピントが合わせられなかったんですよ」 

当時のカメラはレンジファインダーカメラというカメラ。レンジファインダーの名前のごとく距離(レンジ)でピントを見つける(ファインダー)タイプでした。 

レンズの気持ちになる

まずはマニアックな坂崎さんの話を楽しむための基礎知識。
レンジファインダーカメラは、ボディに2つの穴があります。この穴から取り入れられた像が、ファインダーに二重に映されていました。 

ひとつは写真の画角がわかるファインダーの像、もうひとつは距離計を通した像です。レンズのリングを回して、二重像を重ねることでピント合わせをします。

つまりレンジファインダーカメラは、レンズを通した像を見ることなく、ピントを合わせるという変わった機能のカメラでした。 

坂崎「それが今、デジタルでミラーレスだと、見てピントが合わせられるからしっかり合わせられる。だから、あの頃のレンズってミラーレスを待ってたんじゃないかな。あの頃のレンズにとって今は嬉しい時代が来たんじゃないかな」 

「今こそ1930~1940年代のレンズが活用できる」と思いを馳せる、あまりにマニアックな坂崎さん。 

高見沢はいつ加入した?

そして話題は、THE ALFEE結成について。

坂崎「この間、高見沢が入った日がはっきりしたんです] 

小堀「諸説ありますもんね」 

THE ALFEEの前身は、高校の頃、坂崎さんと桜井さんが在籍していたコンフィデンスという4人グループ。大学に進学するとコンフィデンスは1人抜けて3人に。 
そこへ偶然、明治学院大学キャンパスで出会った高見沢さんがコンフィデンスに加入。1974年、ALFIEとしてデビュー。翌1975年に1人抜けて現在のTHE ALFEEへ、というのが定説です。 

つまり高見沢さんが加入した日が、THE ALFEEの結成日と言えるわけですが、正式な日付はどこにも記録されていません。 
THE ALFEEのホームページでも「1973年、明治学院大学キャンパスにて出会い、グループを結成」とかなりざっくりしています。 

高見沢、正式加入日が判明

今年結成50周年を迎えるTHE ALFEE。
ふと桜井賢さんは「高見沢が最初に入ってライブやった日ってさあ、なんかメモに書いてあるんじゃないの?」と尋ねた坂崎さん。 

デビュー後もマネージャー代わりを務めていた桜井さん、高校からデビューの前後まで、記録を取っていたそうです。仕事先の地図まで描いていたほどまめな性格だったそうです。 

後日「坂崎、あったよ」とメモを持ってきたそうです。 

そこに書かれていた日付は1973年5月19日。
高見沢さんが加入したのは、当時、明治大学前にあったキッド・アイラック・ホールでのライブからでした。 

前日の記憶はある

坂崎「僕は4月だと思ってたんですけど、5月の中旬でしたね。その前の日か、その前々日に、明学のキャンパスで高見沢とばったり会ったのは覚えてるんです」 

坂崎さんは、高校の時に一度だけ会った高見沢さんに偶然遭遇し、音楽とギターの話で盛り上がったそうです。 

その勢いで、高見沢さんを自分の下宿へ誘った坂崎さん。
2人でチューリップやビートルズを歌って、さらに盛り上がったとか。 

坂崎「高見沢が、『ハモりってこうなんだ、今まで1人で歌ったことしかないから、いいなあ』みたいなことを、ずっと話してたの」 

小堀「幸ちゃんが、高見沢さんをアパートに連れ込んで、ハモる喜びを教えたんですね」 

一夜の喜びから50年

この時点で坂崎さんと桜井さんのいたコンフィデンスは、大学に入ると1人抜けていました。ハモる喜びを知った高見沢さんに、坂崎さんは声を掛けました。 

坂崎「高見沢、適当でいいから、コード書いとくからギター弾いて、ア~ウ~とかやってくんないか?」 

そんな感じで、キッド・アイラック・ホールのライブへと続いたのでした。 

坂崎「だから5月19日が結成っていうか、最初のライブです。日にちがはっきりして良かったです。アマチュアの頃って適当だから、日にちとか覚えてないじゃないですか。学校から高見沢を連れ込んで、喜びを教えただけで50年」 

小堀「一夜の喜びから50年も続くとは思いませんよね」 

さらにこの後も、初ライブ当日の話、坂崎さんがコンフィデンスへ加入した時の話などで盛り上がり、THE ALFEEファン必聴の回となりました。 
(尾関) 
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2023年08月06日10時27分~抜粋

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