小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

森口博子、大人のためのアニソンカバーアルバムをリリース

歌手の森口博子さんが、6月11日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

1985年(昭和60年)にアニメ『機動戦士Ζガンダム』のオープニング曲「水の星へ愛をこめて」でデビューして歌手生活38周年を迎える森口さん。
5月24日にリリースしたばかりのアニソンカバーアルバム『ANISON COVERS』について語ります。

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気持ちがデビュー当時に戻る

デビューした高校2年生の時に、小堀のラジオ番組に出演していた森口さん。
今回はリモートでのインタビューとなりました。

森口「すっぴんでホントごめんなさい」

小堀「そうは思えません。艶やかで美しいです」

森口「もっと言ってください。もっと言ってください」

小堀「キャリアを重ねるごとにドンドン美しくなる」

森口「言わせてすいません」

以前森口さんと会った時に「全然変わりませんねえ」と言ったら、「おかしいなあ。綺麗になってるはずなんだけどなあ」と切り返されたという小堀。

森口「欲しがっちゃってすみません。小堀さんと会うと一気にあの頃に気持ちが戻っちゃって」

ブレイクを確信した新人

デビュー当時のインタビューでは、コニー・フランシスなど60年代のアーティストの話をしたという森口さん。
小堀は歌の上手さだけでなく、音楽的な土壌の深さに感心したといいます。

小堀「『この人は絶対ブレイクするよね』っていつも言ってたんですよ」

森口「その話聞くと、いつも泣けちゃいます。嬉しい」

小堀「それは森口さんの自慢でもあるんだけど、俺は見る目も聞く耳もあったしみたいな」

森口「俺って先見の明があるなあ、みたいな(笑)」

ジャケットにもこだわる

森口さんは、今や押しも押されもせぬアニソンの歌姫。
先月24日にリリースした『ANISON COVERS』のコンセプトは「大人のためのアニソンカバーアルバム」。

ジャケット写真はパープルを基調にしてこだわったそうです。

森口「まるでハンドバッグのようにラジカセを抱えてます。このアルバムが80~90年代の楽曲特集だったので、懐かしいテイストのジャケットにしたいと思いました」

もちろんラジカセもパープルです。

小堀「錚々たるコラボが繰り広げられてて、いい曲は新しい解釈で、もう一回生まれ変わっていくんだなということがすごくわかりましたね」

アルバムの中でコラボしているアーティストは、酒井ミキオさん、武部聡志さん、押尾コータローさん、寺井尚子さん、マーティ・フリードマンさん、塩谷哲さん、赤坂泰彦さんという豪華な布陣です。
 

人生の味わい

森口「こんな素敵なアニソンが地球上にはまだあったな…そういった楽曲を集めて、出会った感動、私が涙を流した楽曲などを、10曲選ばせていただきました」

その中から『めぞん一刻』の主題歌「悲しみよこんにちは/with酒井ミキオ」について森口さんが解説します。

10代の頃は「なぜ悲しみに対して『こんにちは』なのか?」と、「悲しみよこんにちは」というフレーズがしっくりこなかったそうです。

「悲しみよこんにちは」の意味が理解できたのは数年前だという森口さん。

森口「不意にやって来る悲しみに上手に向き合っていくことが『こんにちは』だったんだ。
悲しみの中の微笑みだったんだってことがわかった時、号泣しちゃいました」

小堀「若い時にはわかりづらいフレーズかもしれないけども、歳とともに人生の味わいを深めてくるとすごくよくわかる。
いろんな『悲しみよこんにちは』があったし、それを越えながら今がある」

その場で変更、一発録り

『ドラゴンクエスト』主題歌「夢を信じて」は、塩谷哲さんのピアノと森口さんのボーカルとのコラボ。

森口さんによれば、最初は徳永博之さんのオリジナルのテンポに近い感じで歌ったそうです。

森口「あまりにも塩谷さんのピアノが透明感に溢れていて美しかったので、その場で『ワンコーラス、バラードで歌いたい』って言ったんですよ。
そしたら塩谷さんが、その場でアレンジ変更してくださって、一発撮りでドラマティックに仕上がりました」

シンプルにしたことで、より言葉が際立った曲になったそうです。

大人のためのアニソン

小堀「アーティスト同士のコラボってバトルみたな感じもあるんだけど、そういうヒリヒリした感じじゃなくて、このアルバムは音を愛して大事に育てていると思いましたね」

森口「ヒリヒリした感じではなくっていうのが嬉しいですね。みなさん『歌手・森口博子』を受け止めてくれて、みんなが同じベクトルで制作できたんです」

今回のアルバムは「大人のためのアルバム」というコンセプトがしっかり出たと語る森口さん。
収録曲が、聴く人にとっての労いやご褒美の歌になれば、と期待しています。

森口「音楽的な魅力がたっぷりのアルバムなので、森口博子とかアニソンに興味のない人も、食わず嫌いをせずに、アニソンってこんなに素敵なんだってことを感じていただければ嬉しいです」

小堀「リモートで麗しきご尊顔を拝しながらお話しできて嬉しく存じました」

森口「すっぴんでごめんなさいでした」

大人の音楽を探している人、森口さんのアニソンをぜひお試しください。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2023年06月11日10時30分~抜粋

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