小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

手話との出会いで身も心も大きくなったシンガー・海蔵亮太

シンガーの海蔵亮太さんが、3月19日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

前回出演時の海蔵さんは身長188cm。現在はさらに大きくなっているとのことで小堀勝啓は驚くばかりです。

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今だからこそ聞いて欲しい曲

今年の6月にデビュー5周年を迎える海蔵さん。先月にはカバーミニアルバム『Communication 2~Covers』をリリースしたばかり。

海蔵「コロナ禍で、思うような活動ができなかったからこそ聴いてほしい、という観点から選ばせていただきました。そういう意味では必然的にいい曲たちが残ったと思いますね」

収録曲は、ちあきなおみさん「喝采」、美空ひばりさん「愛燦燦」、中島みゆきさん「糸」、山口百恵さん「秋桜」、清水翔太さんの「花束のかわりにメロディーを」の5曲のカバーとデビュー曲「愛のカタチ」のストリングスバージョンです。

歌って伝えること

カバーするにあたって、独特のプレッシャーがあるという海蔵さん。

海蔵「皆さんの方が、オリジナルをたくさん聴いてらっしゃるので、皆さんの頭の中にあるオリジナルと自分が歌った歌をどう聴き比べられるというか、どう捉えられるんだろう?っていう緊張感がカバーにはある気がしますね」

今回のアルバムには「自分はこう表現したい」という意思表示も込めたそうです。
「花束の代わりにメロディーを」のミュージックビデオを見た小堀は感銘を受けたようです。
歌っている海蔵さんのバックにフワフワ揺れる布があり、そこにプロジェクターで手話パフォーマンスが映し出されるというもの。

出演している手話パフォーマーとは、昨年行われた障害を持った人と一緒に音楽を作るという国際的なイベントで出会ったそうです。この出会いで歌うことへの気持ちの変化が起きたようです。

海蔵「自分は今まで、自分の声を聴いていただいてるっていう前提で、歌ってたなってすごく感じました。
でも、世の中、多様性が広がってて、耳が聞こえない人にも自分の音楽を、声以外の方法でも伝えていかなきゃと痛感したんです」

聞こえなくても楽しめるMV

今回のビデオに、手話を取り入れるにあたり、海蔵さんは2点要望を出したそうです。

ひとつは、画面の隅に小さな窓で入れないこと。
もうひとつは、手話を途切れさせないこと。手話がぶつ切りでは歌詞の内容は伝わりません。

海蔵「無茶な2点の要望を伝えてできた作品なので、手話をされてる皆さんにも楽しんでいただける作品になったんじゃないかなって思いますね」

小堀「海蔵さんの歌ってる映像と手話の映像、どっちも殺さない。コラボレーションというのはこういうことだなと思いました」

海蔵「独りよがりのものではなく、ちゃんと手話を必要としている方にも楽しんでいただける映像ができたので、すごく嬉しかったですね」

小堀「多様性とはこういうことだと思いましたよ」

また大きくなった

ビデオで演じられる手話パフォーマーの手話は、歌詞を直訳した手話ではなく、歌詞で言わんとしていることをパフォーマーが感じ取って、それを手話にしているんだそうです。

海蔵「同じ作品の曲の中の違った解釈を手話で表現されているっていうのが、僕自身も楽しかったですね」

小堀「行間にあるもう1つ奥にあるのが歌の世界だもんね」

デビュー5周年を目前に、身体も心も1つ成長した感がある海蔵亮太さん。デビュー月の6月にはイベントも企画しているそうです。
ぜひチェックして下さい。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2023年03月19日10時30分~抜粋

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