小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

一青窈、曲を判定するのは我が子。新譜『一青尽図』の出来は?

デビュー20周年を迎えたシンガーの一青窈さんが、12月18日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

この日発売されたばかりのニューアルバム『一青尽図』について、一青さんの家族の評価は?

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絶叫マシンに感無量

小堀「生で会うのは8年ぶり。SNSを拝見すると、しっかり子育てもされているんですね」

一青「遊びに行く場所が独身時代と変わりました」

遊園地やアミューズメントパークを探して行っているという一青さん。最近出かけたのは富士急ハイランドだそうです。

一青「息子が110センチ以上に身長が伸びたので、一緒にフジヤマに乗りました。絶叫マシンも一緒に乗れるようになったのは感慨深いですね」

逆インタビュー

小堀「子育ての合間に曲作りにヨガにジム。すごいよね」

SNSをしっかりチェックしている小堀。

一青「英会話と中国語は続けてないと喋れなくなっちゃうのでオンラインでやってます。小堀さんはレッスン受けてますか?」

飽きっぽくて何も長続きしないという小堀ですが…。

一青「直近でやってたことは?」

話を引き出すのが上手い一青さん。インタビューの立場が逆転しました。

小堀「ボルダリングに3回行ってすぐ辞めました」

インタビューの聞き手が小堀に戻ります。

小堀「朝5時半ごろ起きて、お子さんの面倒見て、ご飯作ってるんですよね?」

一青「寝るのが早くなりました。早くて8時前に長男は寝てるので、8時半か9時には寝てますかね」

しかし、このアルバムの歌詞は夜中だろうが時間に関係なく、思いついた時に書いていたそうです。

令和の職人尽図

12月18日にリリースされたオリジナルアルバム『一青尽図』。歌詞は一青さんが手掛け、作曲は様々なアーティストが提供しています。
プロデューサーの武部聡志さんはじめ、BONNIE PINKさん、松任谷由実さん、森山直太朗さん、中村中さん。一流の一癖も二癖もある人たちです。

ちなみに『一青尽図』というタイトルは、江戸時代の職人を描いた「職人尽図」から着想したそうです。

一青「美術館で絵を見た時に凄い綺麗で。関わってる人たちがパッて分かるようなアルバムが作りたいと思って、みなさんに曲をお願いしたら、こんなラインアップになっちゃったって感じです」

飲んだくれ仲間が作曲

「あひるの涙」は、ファンからエピソードを募集してできた曲。男性が男性を好きになったという淡い恋の物語から詞ができ、その作曲に選ばれたのが中村中さん。

一青「これは中に書いてもらいたいと思って頼んだんです。やっぱり彼女のブシが入ってるというか、とどめをナイフで刺すみたいな怖い瞬間があって、やっぱ面白い怖い曲書くなって感じでしたね」

ちなみに一青さんが出産する前は、中村さんとよく一緒に遊んで飲んだくれていたんだそうです。このアルバム制作で久しぶりの再会を果たしたとのこと。

異例のミュージシャン一家

「あひるの涙」を聞いた小堀の感想。

小堀「いろんな枠組みがあって成就できない恋は切ないものですね」

一青「そんな経験ありましたか?」

するりとまた聞き役に回る一青さん。

小堀「俺、諦めの良い人だから、振られる時はすんなり振られる。だからストーカーの気持ちがわからない。
『嫌われてるのにどうしてしがみついてるの?』って。しがみつく方ですか?」

一青「私はほぼ100%一目惚れタイプなので諦めも付きますし。でも、どうなんだろう?今の旦那さんにはストーカーばりに好き好きって言ってたかもしれないですね」

一青さんのご主人はギタリストの山口周平さん。一青さん一家は、ミュージシャンの一家にしては異例に早寝早起き。一青さんは5時半、山口さんは6時に起きるそうです。

一青「カップラーメンとレモンサワーで生きてた女なので、こんなにヘルシーになると思いませんでした」

ユーミン&直太朗

「かたつむり」の詞は真夜中の3時にショートメールで送ったそうです。
送った相手は松任谷由実さん。3時間後に曲ができたと連絡があったそうです。
一青さんは、松任谷さんとは一年に一度、メッセージをするぐらいなんだそうです。

一青「返信には『書けたわよ。度胸あるわね』って書いてました(笑)」  

「耳をすます」は森山直太朗さん作曲。ラップのような部分を、一字一句直さずに曲がつけられていたそうです。

一青「あそこをまるっと活かしてくれて。よくライブ見に行くんですけど、改めて作曲家としてすごい人なんだなと思いました」

もちろんデモテープも森山直太朗さんが歌っています。

一青「直太朗の歌い方に持ってかれないように、自分の歌に直すのが大変でした。うっかりモノマネしちゃいそうになった。直太朗のフェイクはそのまま活かさしてもらいましたね」

フェイクとは、歌う時の歌いまわしや歌う際のくずし方のことです。

曲の判定は我が子

最後は一青さんのお子さんの話題に戻りました。

小堀「お子さんは見てて面白い?」

一青「面白いし、自分を見てるようでもある。嘘つかない生き物っていいですね。生き物って言うと失礼かも分かんないけど。だから、私は最初にできた曲はこどもに聞かせて、『どう?』つまんないとピューンってどっか行っちゃうんです」

我が子を振り返る一青さん。

一青「この直太朗の曲は一回聞いただけで覚えてましたから、やっぱ力あるんだなと思いました」

小堀「今、まぎれもなく母の目をしました」

一青「そうですか?(笑)」

年が明けたら、ツアーが始まるかもしれません。

一青「生で聴いてもらうのが一番なので、詳しくはオフィシャルページでチェックして下さい」
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2022年12月18日10時22分~抜粋

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