小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

葛谷葉子、21年ぶりのサードアルバムを語る

岐阜県羽島市出身のシンガーソングライター葛谷葉子さんが、12月4日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

2001年リリースのセカンドアルバム『MUSIC GREETINGS VOLUME TWO』以来21年ぶりにリリースしたアルバム『TOKYO TOWER』について語ります。

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自由な表現を求めて再始動

小堀「デビュー当時から聴かせていただいてて、楽曲の世界から生粋の東京人だと思っていたんですよ」

葛谷「実は岐阜なんです」

小堀「言っちゃあ何ですが、岐阜の羽島で生まれ育って、この世界観があるってすごいなと思いました」

葛谷「いやいや、そんなことございません」

葛谷さんは1999年にデビュー。自身の活動と並行して、新垣結衣さん、CHEMISTRY、倖田來未さんなど、さまざまなアーティストに楽曲を提供してきました。
BoAさんに書いた「LOVE LETTER 」では日本レコード大賞金賞を受賞しています。

2010年以降は楽曲を提供する裏方に専念していた葛谷さんは、昨年11年ぶりにアーティストとしての活動を再開しました。
そのきっかけは何だったのでしょう?

葛谷「作家を何十年かやらせていただいた中で、もっと自由に表現したいという気持ちがふつふつと湧いてきまして。それで自分用に曲をストックしてたんですね。
それを聴いていただいたのがきっかけで、去年再始動することができました」

21年ぶりのオリジナルアルバム

今年、11月23日には久々にセルフプロデュースのサードアルバム『TOKYO TOWER』をリリースしました。
前作から21年。時間がかかった理由を話す葛谷さん。

葛谷「表舞台に立つことが、自分にとってはすごく向いてないというか、人前が苦手なんです。
なかなか一歩が踏み出せなくて。やっと一歩踏み出して頑張っております。

21年ぶりということで、今回は本当に自由に作らせていただいたという感じで、自分の音楽を最大限に表現できたかなと思います」

恋愛の傾向を反映

『TOKYO TOWER』に収録された楽曲は、鈴木雅之さんに楽曲提供した「53F」のセルフカバーを含む全10曲。

「53F」は鈴木雅之さんの色気のあるボーカルとはまた違った印象。アルバムタイトル曲、「Tokyo Tower」は、実は20年前に出来上がっていた曲だそうです。

葛谷「この曲は、ずっと待ってるっていう女性の、まさに切ない気持ちを描いております」

小堀「しかも自分から踏み込まない。ずっと待って、間合いを計っている感じです」

葛谷「こういう歌詞なのは、私自身がそういう恋愛の傾向があるからかもしれないです」

小堀「相手に言わせるタイプ?」

葛谷「女性としては言って欲しいですね。男性に頑張って欲しいです」

「Tokyo Tower」作詞裏話

葛谷「その当時の雰囲気だったり、フレッシュさゆえの感覚というか、そういうものを残したくて、歌詞の多くをその当時のまま残していたりします」

岐阜羽島から憧れの東京に出た葛谷さんにとって、東京はあまりにも眩しすぎたとか。
最初に住んだマンションのから少し行くと東京タワーが見えたそうです。
これがタイトルの由来となったそうです。

葛谷「東京タワーを見ながら、自分は東京に来たんだって。夢に向かって頑張るぞ、じゃないですけど、すごく励みになった部分がありました」

無になると曲が降りてくる

葛谷「鍵盤の前に座っては書かないですよね。何かをしている時に、頭が無になって、空っぽの時にフッと降りてくる感じです」

最近だとドライヤーをかけていたり、掃除機をかけている時。一定のノイズの中だと、曲が浮かびやすいことに気づいたそうです。
以降は、そんな環境も活用しながら曲を書いているとか。

小堀「ノイズがうるさいと思う人もいるかもしれませんが、そういうもんですかね」

葛谷「逆に、そのノイズが、自分自身を自分の内側にきゅっと入れてくれるというか、無になれる感じがして」

葛谷さんのYouTubeチャンネルでは、過去の楽曲のアコースティックバージョンや他のアーティストに提供した曲の弾き語りなどを配信しているそうです。
近々新しい動画公開も予定されているとのことなので、ぜひチェックしましょう。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2022年12月04日10時36分~抜粋

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