小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

Ms.OOJA、昭和歌謡のカバーで大人のシンガーへと脱皮

三重県四日市市出身のシンガーソングライターMs.OOJAさんが、10月16日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。

9月21日にリリースされた、昭和の歌謡曲のカバーアルバム『流しのOOJA 2 ~VINTAGE SONG COVERS~』の話題を中心に、武道館ライブの話など、小堀勝啓が尋ねます。

[この番組の画像一覧を見る]

イオンモールから武道館へ

昨年デビュー10周年を迎えたMs.OOJA。
デビュー記念日の2月16日には配信限定シングル「はじまりの時」をリリース、今年の3月27日には日本武道館で10周年記念ライブを開催しました。

武道館ライブは、デビューからずっとやりたかった場所だったので、決定してからはそのことばかり考えていたそうです。
武道館で歌った最初の曲は「はじまりの時」。ここがゴールではなく、始まりという意味も込めたんだそうです。

Ms.OOJA「冒頭でいきなり泣いちゃって歌えなくなっちゃって。ライブで泣かないって、ずっと決めてたんですけど」

これまでステージ上で泣いたのは、デビューしたばかりのイオンモール鈴鹿でのインストアライブの一度だけだったそうです。その時は、家族みんなで見に来てくれたんだとか。

Ms.OOJA「それから『絶対泣かないぞ』って決めてたんですけど、武道館の冒頭で泣くとは思いませんでした。バッてステージに立った瞬間に見えた景色が、本当にたくさんのお客さんがいてくださって感動しましたね」

ジャケットも最高

9月21日には歌謡の名曲のカバーアルバム第二弾の『流しのOOJA 2 ~VINTAGE SONG COVERS~』をリリース。
ジャケットイラストは前作に引き続き加藤美紀さん。妖艶な日本画で有名です。

Ms.OOJA「この昭和感あふれる感じ、すごく気に入ってます」

イラストと同じポーズをとっている、Ms.OOJAさんの写真もブックレットにはあるそうです。

小堀「作家の描きたい心を掻き立てるんじゃないですか?」

Ms.OOJA「楽しんで描いていただいてて。うち、猫がたくさんいるので、猫の絵も描いてくれたんですよ」

カーラジオから流れていた

デビューした当時は、おそらく手を付けなかったであろう昭和の歌謡曲。
選曲は武道館ライブの最後に告知をして、YouTubeでファンからリクエストを募ったそうです。

Ms.OOJA「歌謡曲の素晴らしさを知って好きになったのは、ここ数年ですね。幼少の頃にすごく聞いてて、自分のベースにあるんだということにも改めて気づきました」

両親と一緒に出掛ける時に、カーラジオから流れている曲が、今回のアルバムで歌われているんだとか。
荻野目洋子さんの「六本木純情派」で始まって、竹内まりあさんの「プラスティック・ラブ」と続いて…。

小堀「いきなり村下孝蔵『初恋』が来た時は震えましたね」

Ms.OOJA「男性曲で唯一です。これは、いつか歌ってみたいなと思っていたし、リクエストもすごく多かったんです」

意外な選曲

小堀「太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』も意外ですよね」

Ms.OOJA「自分でも意外でした」

リクエストを貰ったので、試しに歌って録音を聞くと、意外といい感じだったので選ばれたそうです。

小堀「歌世界でいうと、田舎に残った切ない女の子のイメージ。でもMs.OOJAはこの感じは全然ないもん」

Ms.OOJA「そうですよね。でも、それができるのがカバーの醍醐味だと思います」

「木綿のハンカチーフ」の歌詞は4番まであります。都会へ出た彼と、田舎で心配する彼女の気持ちを表現したセリフのやり取りのような歌詞です。

Ms.OOJA「こういう時代背景が見える曲って、めちゃめちゃいいなと思いました」

小堀「今みたいにSNSとかで、しょっちゅうやり取りするような時代じゃないですからね」

いろんなカバー

五輪真弓さんの「恋人よ」は、2年前にリリースした第一弾『流しのOOJA ~VINTAGE SONG COVERS~』の時にも、収録曲の候補に挙がったそうです。

Ms.OOJA「2年前は、まだちょっと早いなと思ってて。今いいかもと思ってトライさせていただきました」

小堀「アーティストとしての熟成感もありますよ。8年と10年では、やっぱり10年ものがいいとこがある」

荒木とよひささん作詞、テレサ・テンさんが歌う「時の流れに身をまかせ」については。

Ms.OOJA「名曲ですね!荒木とよひさ先生のポスターが貼ってあったので拝んどきました」

小堀「CBCはお世話になってます。荒木先生は無駄に遊んでいないから、いろんな女性の気持ちがわかりますね」

流し活動から始めたい

発売に先立ち、7月16日に東京キネマ倶楽部(東京都台東区)で『流しのOOJA 2 ~VINTAGE SONG COVERS~』の完成お披露目ライブを開いたMs.OOJAさん。
YouTubeで公開されているライブ映像では、東京キネマ倶楽部の雰囲気が昭和のキャバレーのようで、楽曲とぴったりマッチ。

『流しのOOJA』シリーズはライフワークと言うMs.OOJAさん。3が出るのも近そうです。

Ms.OOJA「入りきらなかった曲もあるし、歌うにはまだ早いって曲も自分の中ではあって。いつか歌いたい曲が、だいぶストックされてるんで、できる限りやらせていただきたいシリーズです」

実はこの「流しのOOJA」シリーズ、きっかけは、その名の通り、流し活動から始まったものだそうです。

Ms.OOJA「行きつけのミュージックバーに突然行って歌ってたんです。そこから始まってるので、コロナ禍が収まったら、また流し活動から始めたいと思ってます。趣味ですから、私の」

大人のシンガー

小堀「Ms.OOJAはデビュー当時のシャキッとしたハンサム感から、ガラッと変わって10年ですごくイイ女感が醸し出されています」

Ms.OOJA「髪も金髪ショートから、黒髪ロングになってますから。真逆にいってますからね」

今後は、バースデーライブツアーなどがあるそうです。

Ms.OOJA「今年40歳になるんですよ。10の位が変わるので、結構記念すべき歳なんです」

小堀「イイ女になってますよ。昔のMs.OOJAのイメージとは」

Ms.OOJA「全然違うと思いますね。もう金髪ショートじゃないんで」

小堀「イイ感じに自然に綺麗になった。しかも大人のシンガー。いいですねえ」

大人になったMs.OOJA。ぜひライブに足を運んでみたいものです。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
この記事をで聴く

2022年10月16日10時32分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報