小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

押尾コータロー、20周年アルバムのコラボ裏話を語る

スーパーギタリストの押尾コータローさんがゲストで登場した、10月9日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)。

押尾コータローさんは今年でデビュー20周年。
デビュー当時のことや、シンガーソングライターで俳優の中川晃教さんとのエピソードなどを語ります。

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大きな体で腰は低い

小堀「大きな身体で、腰の位置は高いけど、腰の低い押尾コータローさん。もうデビュー20周年」

押尾「僕と小堀さんが出会った時、34(歳)だったんですよ。いま54です。こうやってずーっと来れるってのは嬉しいですよ」

小堀「最初出た時は、ギターのサーカスの人みたいってね」

押尾「そうやって紹介していただきました」

9月28日、20周年記念の豪華2枚組アルバム『My Guitar, My Life』が発売されました。
ディスク1はオリジナル楽曲で、ディスク2はコラボレーション集と密度の濃いアルバムです。

押尾「20周年だから、ベストアルバムと新曲ちょこっとじゃなくて、『押尾コータローここにあり』です。大先輩は50周年を迎えられる方もいるので、そう考えたら、全曲新曲のアルバムを聴いてもらわないと」

目の前で生演奏

ディスク1の1曲目、アルバムタイトルにもなっている「My Guitar, My Life」を生演奏した押尾さん。

小堀「目の前で見て、どこをどう弾いて、どの音が出ているのか…すごいですね。ギターが押尾か、押尾がギターかってくらいで表裏一体です」

ディスク1は「My Guitar, My Life」をはじめ、テクニックの神髄がいっぱい詰まっています。デビュー当初は、「こんなにテクニック使ってるんです」とか「一人で弾いてるとは思えない」というようなキャッチフレーズでやっていたそうですが…。

押尾「今はすごいだろうって感じはなくて、ずっと使っているテクニックで、どう表現しようかなっていう思いで弾いています」

小堀「すごさはもちろんなんだけど、情感がすごくこもってて。ギターがいるから俺がいるみたいな、ギターに対する愛おしさが溢れてました」

キム・ヨンジュンさん、良い人

ディスク2は、20年で広がった音の仲間たちとのコラボ集。
ヴァイオリンの葉加瀬太郎さん、ポップピアノのハラミちゃん、韓国の歌手で俳優のキム・ヒョンジュンさんなど多彩な顔触れ。

キム・ヒョンジュンさんは、10代の時から押尾さんの曲を聞いていたそうで、中でも「風の詩」という曲を練習していたんだとか。
軍隊に行った時も押尾さんの曲が励みになったといいます。

さらに、こんなエピソードも。

押尾「僕、キム・ヒョンジュンさんにゲストに呼んでもらったことあるんですよ。それで、サプライズで、僕の曲を演奏してくれて。なんてこの人は良い人なんだろうと思って、横で泣いてしまいました」

正やんの撤回に焦る

そんな縁で、キム・ヒョンジュンさんとコラボした「誰そ彼 ~黄昏~ with キム・ヒョンジュン」がディスク2に収録されています。

「黄昏」はファーストアルバム『STARTING POINT』に収録されています。作詞はかぐや姫、風のメンバー伊勢正三さん。
詞がなかった曲に「いい曲だから」と詞をつけてくれたそうです。

押尾「すぐ正やん(伊勢さん)からメール来て。『やっぱり押尾君のメロディーにこんな歌詞はいらないよね』って。いやいやいや!ちょっちょっちょっ!焦りました(笑)」

この歌詞を、キム・ヒョンジュンが歌ったら、とコラボしたのが「誰そ彼 ~黄昏~ with キム・ヒョンジュン」ということでした。

中川晃教とのライブ録音

次は「押尾コータロー好き」を公言している、シンガーソングライターで俳優の中川晃教さんとのエピソードでした。

中川さんとのコラボ曲は「ナユタ」。
「ナユタ」は、中川さんから歌詞をつけて歌いたいという申し出があり、先に録音したのは中川さんの方。その時はピアノとチェロでの演奏だったそうです。

押尾「アッキー(中川さん)はきっと僕のギターで歌いたいだろうなと思って。『どう?』って言ったら、ミュージカルでめっちゃ忙しかったのに『行きます』って言ってくれて、デュオでライブ録音したんですよ」

3人なら何でもできる

ギター・インストゥルメンタル・デュオのDEPAPEPEと3人でコラボしたのが、Queenの名曲「Bohemian Rhapsody」。

押尾さんは、2018年にDEPAPEPEと3人で組んだユニット、DEPAPEKO(DEPAPEPE×押尾コータロー)名義で、『PICK POP!』というアルバムをリリース。
この3人だったらギターで何でもできそうだという自信がついたんだそうです。
それが今回の「Bohemian Rhapsody」へ繋がります。

押尾「ブライアン・メイのギターソロとか、ガリレオ~ってコーラスのとことか、どうやろうかなって曲を構築して、メロディーの振り分けとかもして楽しかったですね。ライブでやっていい感じだったんで録音しました」

「Bohemian Rhapsody」を聞いた小堀の感想は…。

小堀「いいの聴いた後『お腹いっぱい』って言いますけど、お腹いっぱいどころか、何杯でもおかわりしたい」

押尾「本当に生で見て欲しいです。ギターの音圧を感じて欲しいです」

小堀「これを生で見て、あまりのことに立てなくなった人がいるくらいだから」

最後は、ギターのハーモニックスの音で締める押尾コータローさんでした。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2022年10月09日10時32分~抜粋

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