小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

林部智史の新曲は阿久悠・都倉俊一コンビの未発表曲

5月25日に新曲「いずこ ~ふたたび歌を空に翔ばそう~」をリリースしたシンガーソングライターの林部智史さんが、6月5日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。

ピンクレディーの一連のヒット曲などで知られる、故・阿久悠さんと都倉俊一さんコンビによる未発表曲を歌う心境を小堀勝啓が尋ねます。

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昭和のコンビが令和に蘇る

小堀「昭和の名曲の数々の詞を書いた阿久悠さん。まだ未発表詞があったかと驚きです」

林部「かなりあるみたいです。息子さんとお話させていただいたんですけども『まだまだあるからまた歌って』と言ってくださって。世の中に5千曲以上出されているんですけど、もっとあるってすごいことですよね」

昭和の時代に一世を風靡したピンクレディーのヒット曲のほとんどは阿久悠さん、都倉俊一さんコンビによるもの。

林部「特に阿久悠さんは生前関わることができなかったので、このような形で関われるって本当に光栄で素晴らしい経験ですよね。どこで生まれて、どんな方だったのか?いま阿久悠さんをこの詞で追っているところです」

阿久悠さんはどんな人?

林部さんは「いずこ ~ふたたび歌を空に翔ばそう~」発売イベントで、淡路島にある阿久悠さんの母校の小学校で一日音楽の先生を経験したそうです。
合唱したり、風船を空に飛ばしたり、心温まる時間を過ごしたとか。

林部「阿久さんが島生まれってのは、この曲を歌うことになって知ったことだったんで、ここで生まれたんだと思いながら行きましたね。全学年69人しかいないんですけど、のびのび育ってました」

小堀「僕も阿久悠さんにはお目にかかったことはないんですが、写真で見る限り、怖そうな人だなあと思いました」

林部さんもそんな印象だったそうですが…。

林部「優しいお父さんだったと息子さんが話されてたり、思いやりがある方だったなんて話を聞くと、人間像がだんだん変わってきましたね」

林部さんはどんな声?

小堀「林部さんを不思議だなと思うのは、ポップスに近い歌手なんだけども、民謡歌手の人が持ってる、豊かなワーッと山の向こうに飛んでくような音の響きと懐かしさも持ってること」

最近昭和歌謡のカバーや、童謡、唱歌まで歌い始めたという林部さん。

林部「癖のない声だと自分で思ってるんです。だからこそ僕自身の故郷を見せるんじゃなくて、皆さんが故郷を思い描けるように、そんな歌を歌えればなあと思ってます」

唱歌「ふるさと」を例にあげる小堀。

小堀「その歌を聴いた時に、誰もが自分の心の原風景を見れるじゃないですか。林部さんの声はそういうものを持っている。うまく言えないけど邪魔くさくない声」

林部「邪魔くさくないって、すごくいい誉め言葉です(笑)」

暑苦しくない応援歌

新曲のカップリング曲は「君に幸あれ」。
これは林部さんがパーソナリティを担当するラジオ番組の中で、忘れられない恋のエピソードを募集して、そこから着想してできた曲だそうです。

小堀「『君に幸あれ』というタイトルも幸せ感があっていいですね」

林部「忘れられない恋編で募集したので、皆さんがもう大人になって、お互い幸せになってたらいいなって意見が多かったですね。だから、『君に幸あれ』にしました」

小堀「真っ向勝負の暑苦しい応援歌というのじゃなくて、これも林部さんらしく、さらっとそばに寄り添うような曲ですね」

林部「皆さんに普遍的に当てはまるといいなと思ってます」

キラキラしていたい

小堀「林部さんの恋愛観は?すごくモテそうだけど」

林部「どうですかねえ、恋愛観は…。歌に恋してますからね」

小堀「おっと!意外といやらしいなあ。上手にかわされたなあ。実はいろいろ、モテてそうなんだけど」

林部「男女共ですけど、キラキラした人が好きです」

小堀「点々がついてギラギラだと、濁りがあって苦手になりますよね」

林部「ギラギラは嫌です(笑)」

5月末の東京国際フォーラムを皮切りに、7月までコンサートツアー中の林部さん。
コロナ禍で閉塞感のある中、羽を伸ばした気持ちになる雰囲気を目指しているそうです。

林部「何かを探求して楽しんでると、やっぱり笑顔が綺麗になるじゃないですか。そういった人にはすごく惹かれます。自分でもキラキラしてるなって見られたいです」
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2022年06月05日10時26分~抜粋

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