シンガーソングライターの中村中さんが、3月13日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
先月16日に活動15周年を記念したベストアルバム『妙齢』をリリースした中村さんが、本作リリースについての経緯などを語ります。
観客の声は歌の一部
コロナ禍で、観客はマスク着用で声が出せないライブに、アーティストの皆さんは困惑気味ですが、中村さんはそんなライブであることに気がついたそうです。
中村「歓声を上げられないことで、私が思ってたよりも、お客様たちは歌ってたんだなっていうことに気がつきました」
ステージで歌っているのは中村さんですが、その中で発せられる歓声も歌の一つだと改めて知ったそうです。
観客は大きな声で、何かを発散するだけではなく、歌の一部だというのが中村さんの認識のようです。
中村「つまりライブに行く意味を、お客様たちは感覚的にも知ってたと思うんです。そんな人たちから、コロナは発散の方法を奪ったんだなと感じましたね」
中村「歓声を上げられないことで、私が思ってたよりも、お客様たちは歌ってたんだなっていうことに気がつきました」
ステージで歌っているのは中村さんですが、その中で発せられる歓声も歌の一つだと改めて知ったそうです。
観客は大きな声で、何かを発散するだけではなく、歌の一部だというのが中村さんの認識のようです。
中村「つまりライブに行く意味を、お客様たちは感覚的にも知ってたと思うんです。そんな人たちから、コロナは発散の方法を奪ったんだなと感じましたね」
初期の曲
2月には、自身初のオールタイムベストアルバム『妙齢』が発売されました。
2006年、メジャーデビューの年に発表した「友達の詩」から2021年の年末に書き上げた新曲まで、15年分を一挙にまとめたものだそうです。
しかし曲順は年代順ではありません。その理由を語る中村さん。
中村「デビューした頃の曲って、自分の生まれた意味みたいなものを誰かと一緒に見つけたいみたいな、他人との関わりを渇望していたなと思うんです。恋愛の歌が多かったり」
2006年、メジャーデビューの年に発表した「友達の詩」から2021年の年末に書き上げた新曲まで、15年分を一挙にまとめたものだそうです。
しかし曲順は年代順ではありません。その理由を語る中村さん。
中村「デビューした頃の曲って、自分の生まれた意味みたいなものを誰かと一緒に見つけたいみたいな、他人との関わりを渇望していたなと思うんです。恋愛の歌が多かったり」
今の曲
しかし日々、変化と成長を続ける中で、作る曲も変わってきているんだとか。
中村「今は自分が生きている意味を誰かと見つけようとかって傲慢だな、とちょっと思ってるんです。むしろ、生きる意味は自分で作るものだから、自分が納得できる生き方をすればいいというふうに考え方が変化しています」
オールタイムベスト『妙齢』は、そういう心境の変化も感じられるような曲順になっているそうです。
中村「今は自分が生きている意味を誰かと見つけようとかって傲慢だな、とちょっと思ってるんです。むしろ、生きる意味は自分で作るものだから、自分が納得できる生き方をすればいいというふうに考え方が変化しています」
オールタイムベスト『妙齢』は、そういう心境の変化も感じられるような曲順になっているそうです。
最近口にする中村ソング
小堀いわく、最近口を突いて出る歌は、中村さんの「死ぬなよ友よ」の一節だそうです。
生きてお互い歳をとっていこうという内容。
この曲は『妙齢』の15曲目に収録されています。
小堀「我々の年代、しかもコロナ禍にあっては、久しぶりに会った人とか合言葉のようなものがありますね」
71歳の小堀は「我々のように残りページが少ない人になって来ると、早くまた会えないかなと思いますよ」と続けます。
中村「私もたくさんお話聞かなきゃってありますもん。
自分の経験してない人たちに会えてる時に、たくさん勉強しないとなって思いますよ」
小堀「稀に自分より年長の人にインタビューさせていただく時がありますが、時々その人の記憶をもらって、自分が経験したことのように時々錯覚することがある。あれってすごいなと思う」
生きてお互い歳をとっていこうという内容。
この曲は『妙齢』の15曲目に収録されています。
小堀「我々の年代、しかもコロナ禍にあっては、久しぶりに会った人とか合言葉のようなものがありますね」
71歳の小堀は「我々のように残りページが少ない人になって来ると、早くまた会えないかなと思いますよ」と続けます。
中村「私もたくさんお話聞かなきゃってありますもん。
自分の経験してない人たちに会えてる時に、たくさん勉強しないとなって思いますよ」
小堀「稀に自分より年長の人にインタビューさせていただく時がありますが、時々その人の記憶をもらって、自分が経験したことのように時々錯覚することがある。あれってすごいなと思う」
叩く風潮に疑問
『妙齢』の中に入っている新曲は「あいつはいつかのあなたかもしれない」。
この曲について語る中村さん。
中村「SNSなどで、最近不祥事をしてしまった人とか道を踏み外してしまった人に対して、袋叩きにするような場面を見かけるんです」
中には故意ではなく、そんな状況に追い込まれてしまった人もいるのでは?と推測する中村さん。
中村「何か事が起こった後に、失敗した申し訳ないって一番思ってるのが本人なんですよ。
だったら、本当にそんなにみんな自分は正しいの?自分は間違えないの?って思うんですね。私自身もですけど」
この曲について語る中村さん。
中村「SNSなどで、最近不祥事をしてしまった人とか道を踏み外してしまった人に対して、袋叩きにするような場面を見かけるんです」
中には故意ではなく、そんな状況に追い込まれてしまった人もいるのでは?と推測する中村さん。
中村「何か事が起こった後に、失敗した申し訳ないって一番思ってるのが本人なんですよ。
だったら、本当にそんなにみんな自分は正しいの?自分は間違えないの?って思うんですね。私自身もですけど」
バンドでツアー
「叩く」ということは、コロナ禍で外出が自由に出来ないフラストレーションが溜まっているのかもしれません。
しかし、ひょっとしたら自分が逆の立場になることも…。
中村「自分と自分の家族や友人が、道を踏み外してしまいそうな状況に追い込まれているかもしれない。
そうならないために、普段から声をかけることが、私に出来ることの一つかなと思って作った歌なんですよね」
『妙齢』は15年をまとめたオールタイムベストですが、4月には15周年を記念した「東名阪ツアー」がバンドスタイルで行われます。
小堀「より美しくなった中村中さんをどうぞ」
中村「美しくなくなったところもありますが、15年間の良かったことも悪かったこともお話しながらやろうと思ってるんで、楽しみに来て下さい」
(尾関)
しかし、ひょっとしたら自分が逆の立場になることも…。
中村「自分と自分の家族や友人が、道を踏み外してしまいそうな状況に追い込まれているかもしれない。
そうならないために、普段から声をかけることが、私に出来ることの一つかなと思って作った歌なんですよね」
『妙齢』は15年をまとめたオールタイムベストですが、4月には15周年を記念した「東名阪ツアー」がバンドスタイルで行われます。
小堀「より美しくなった中村中さんをどうぞ」
中村「美しくなくなったところもありますが、15年間の良かったことも悪かったこともお話しながらやろうと思ってるんで、楽しみに来て下さい」
(尾関)
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