小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

竹原ピストルが食いついた。パーソナリティが会った危ない人とは?

ミュージシャンの竹原ピストルさんが、2月13日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

2日に5曲入りミニアルバム『悄気る街、舌打ちのように歌がある。』をリリースしたばかりの竹原さん、スタジオで直接小堀と会うのは4年振りとなります。
今回はこの新譜の話題を中心に話が進みます。

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若返った竹原ピストル

小堀「会ってびっくりしたんですが、スゲエ若返ったですよ」
竹原「若返ったですか?何でしょうね、髪が伸びたからかな(笑)」

今回のミニアルバムに収録されている5曲それぞれに、独立したミュージックビデオが存在しているそうです。

「朧月。君よ、今宵も生き延びろ。」という曲のミュージックビデオに、竹原さんはボクサー役で出演。役作りで減量したために、若く見えるのではないかとのことでした。

小堀「Tシャツを脱いで着替えるシーンで、え?その身体、CGかよって思いました」
竹原「撮影が終わったらホッとして、いつも通りの生活をしてるんですけどね」
 

ボクサー役で出演

「朧月。君よ、今宵も生き延びろ。」のミュージックビデオは、過去に竹原さんが出演した映画『永い言い訳』『ゆれる』『ディア・ドクター』を監督した西川美和さんの手によるもの。

『永い言い訳』では、竹原さんはキネマ旬報最優秀助演男優賞と、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、音楽ファン以外の人にも竹原さんを認知させた重要な作品。

竹原「お芝居に関しましては、そんぐらい自分で考えたらいいんじゃないの?って言うレベルのことも、全部監督に質問するタイプなんです。なので監督が取った賞だと思ってます」

それ以来、竹原さんの中で西川監督は絶対的な存在。
「ボクサー役で出てもらうから身体絞って」と言われて二つ返事でジムに通ったんだとか。
 

この人にピンときた

西川監督はショートムービー5本全体を監修し、前述の「朧月。君よ、今宵も生き延びろ。」は自ら監督を担当。

竹原さんがこの楽曲を書き上げた時に、ミュージックビデオを作るなら西川監督がいいと直感的に閃いていたそうです。
その閃きをきっかけに、5曲それぞれにミュージックビデオをつけるというプロジェクトが始まったんだとか。

竹原「西川監督って、繊細な人としての痛みみたいなものをすごく優しく描くことに長けてる気がして、そこを分かって下さる人なんだって尊敬の仕方をしてるんです。
この曲は西川監督だろう、から始まったんですね」
 

危ない人にもなれる役者

今では俳優でシンガーソングライターと紹介される竹原さんですが、これについては…。

竹原「どうにもこうにも自分は歌うたいなんで、むず痒いですよ。お芝居の仕事を頂いたら、それはそれで楽しいから夢中になってやりますけど、共演するその道一筋の役者さんと対峙すると凄味が違うと思います」

小堀「逆に、本当にその役の人みたいなリアリティがすごいと思いますよ」

竹原「いやいや、もったいないお言葉ですよ」

小堀「なんにでもなれますもんね。危ない人も刑事もなれる」

竹原「危ない人(笑)」
 

本当に危ない人

実は小堀、竹原さんと会う前は怖い人だと思い緊張していたそうですが、フレンドリーで安心したと振り返りました。
ここから小堀の個人的な話へ。

小堀「長くやってるからいろんな方にお会いしてるんですが、いい人だと思ったら怖い人だったとかね」

竹原「誰か聞いてみたい(笑)」

竹原さん興味津々。それに答える小堀。

小堀「ご本人も承知だったから言うんだけど、内田裕也さん」

竹原「ああ!」

納得したような声を出す竹原さん。

小堀「初対面の挨拶で、いきなり胸倉掴まれて振り回されましたもん」

竹原「そ、それって…なんでそうなるんですか(爆笑)」

約束の時間に何時間も遅れて到着した裕也さん。
ちょうどタバコを吸いながら待っていた小堀は、慌てて立ち上がり、灰皿に煙草を置いて挨拶しようとしました。

そこへツカツカとやって来た裕也さんが、いきなり小堀の胸倉を掴み「この野郎、タバコ消せ!」とすごんだそうです。
イカンと思って慌てて消して、なんとかインタビュー終了。

竹原「向こうが何時間も遅れたのに(笑)」

小堀「そうなんですけどね。でも、その日のうちにお詫びの電話くれて、次に会ってからすごくアレでしたよ」
 

歌うたいだ、と再確認

少し前に、『悄気る街、舌打ちのように歌がある。』発売記念で、ミュージックビデオ鑑賞会とミニライブのツアーをしたそうです。

竹原「辛うじて回ったツアーではあったんですけど、やっぱり楽しかったっすね。お客さんに直接お会いして、出し物を披露するという喜びを改めて感じました」

コロナ禍で通常通りではありませんが、得るものは大きかったようです。

竹原「やっぱり、僕は回っ行きたいなあ。楽しい時間を提供出来たら、それが自分の生業だし、生き甲斐だと思う。それを再確認しましたね」
 

それでも音楽を発信する

新譜について「音楽って、街がどんなにしょげてても、あり続けてたなって思います。それでも音楽を発信する。そんなニュアンスです」と語る竹原さん。

コロナ禍で街がしょげていても、力強い竹原さんの歌に小堀も頷きました。

小堀「時々枯れていく自分の中で、生きてる自分を呼び起こしてくれるのが竹原ピストルさんの曲です」

竹原「いやいや、もったいない」

小堀「時々野獣になりたい時もあるんです」

竹原「(爆笑)」

71歳の野獣・小堀勝啓の言葉に、豪快に笑う竹原ピストルさんでした。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2022年02月13日10時24分~抜粋

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