小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

今ロックバンドが出来ることは何だ?怒髪天、増子直純かく語りき

2月6日、ロックバンド怒髪天のボーカル、増子直純さんがCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

昨年同時リリースした3枚のアルバムについて、そして、コロナ禍の今、ロックバンドにできることについて語りました。

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上京30周年

増子「元気だけが取り柄です。この状況になってから、本当に健康の大事さを実感しました」

コロナ禍となって2年近く経ちますが、怒髪天のメンバー、スタッフも全員何事もないそうです。

怒髪天は昨年12月8日「ツアーが出来ないならレコーディングを」と、一気に3タイトルのアルバムをリリースしました。
『リズム&ビートニク‘21 & ヤングデイズソング』、『痛快!ビッグハート維新‘21』、『ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!』の3枚です。

昨年は怒髪天が北海道から東京へ出てきて30周年となる記念すべき年。そこで、インディーズ時代の廃盤となった曲も含めて30曲レコーディングしたそうです。
 

若気の至りは恥ずかしい

今回の再録は、20代の時に作った曲も含まれています。
当時テクニック的に至らなかった部分の再検証と、今回楽譜に起こし、目で見て間違いがわかったことが面白かったそうです。

増子「再録って大人っぽいアレンジにしちゃうバンドが多いんですけども、当時の曲の雰囲気がもったいないんで、間違ってるところだけ修正してちゃんとやりました」

ストリングスを入れてバラードにするとか、そんなアレンジは一切なしだそうです。

増子「ただ歌詞はね、若気の至りじゃないですけども、恥ずかしいんですよね」
 

セルフカバーはカラオケみたい

小堀「『ヤングデイズソング』っていいタイトルですね」

増子「若き日の歌。ラブソングなんて入ってるんですけど、今は絶対ラブソングなんて歌わないんで恥ずかしいですよね。こっぱずかしいです」

リリースされた中には、関ジャニ∞やももいろクローバーZに提供した曲のセルフカバーも。

増子「楽曲提供って、野球で言うとキャッチャーの指示したところに投げるわけじゃないですか。
歌うアーティストも想定して作ってるんで、それを自分で歌うと、自分で作ったのに半分カラオケを歌ってるみたいな面白い感覚でしたね」
 

金メダルはどうしてる?

今回の3タイトルのボックスセットには、東京オリンピックの年に因んで金メダルが付録で付いていました。

増子「最初は冗談で言ってたんですが、じゃあ入れましょうということになって。紙かプラスチックで作るんだろうなと思ってたら、ちゃんと金属で作っててびっくりしましたね。ここに金かけるの?っていうぐらいずっしり重いですよ」

この金メダルが封入された『ゴールデン玉手箱』という名のボックスセットは完売しました。

増子「トロフィーとかメダルって、もらって嬉しいですけど、保管に困るものナンバー1ですからね」

ボックスセットを買った人は、付録の金メダルをどのように保管しているのでしょうか。
 

道民同士のゆるい会話

怒髪天のメンバーも小堀も北海道出身です。

小堀「北海道には行きました?」

増子「去年の夏行ったら、向こうもエアコン、ついに導入するぐらいの暑さになりましたね。昔はいらなかった。見たことなかったもんね」

小堀「前に帰った時、車で迎えに来てもらったら暑いんですよ」

義理の兄に迎えに来てもらったそうですが、車にクーラーがついていることを知らなかったそうです。
それぐらい北海道は過ごしやすかったんですね。

増子「クーラーを家で使うようになるなんて思ってもみなかったですよね」
 

コロナ禍のライブ

話題はコロナ禍での活動について。

増子「早く一緒に歌えるようになるといいですね。去年はツアーもやってたんですけど、声を出させるわけにはいかないんですよ」

全部、自分たちで歌わなければいけないので、ライブでコール・アンド・レスポンスになっていた部分はメンバーに任せたんだそうです。

増子「でも、いつもやってないから忘れたりするんですよ。ここ歌わんのかい!ってところが何度もありました」

コロナ禍でのライブの難しさを語る増子さん。

増子「演者は歌ったり演奏したりはまだできるんですけど、お客さんに我慢を強いちゃってるのは申し訳なく思います。でも、俺のせいじゃないですからね(笑)」
 

ロックバンドができること

小堀「30年やってると、もはやここまで、帰ろうかっていう時期も何回かあったと思うんだけど」

増子「そうでもないですね。これで食おうと思って始めたバンドじゃなくて、楽しくやれりゃあいいなと思ってやってきましたから」

リリースされた3タイトルの中には「ジャガジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!」なる新曲があります。

増子「ロックバンドが今できることは何かなと考えると、ちょっとバカバカしくもユーモアもあり、デッカイ音を出すことによって、みなさんの耳に入って来る雑音を吹っ飛ばしてやるぞってことですかね」

元気なロックバンド怒髪天の、いつも元気な増子直純さんでした。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2022年02月06日10時28分~抜粋

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