メンバーが古希を超えた新人バンド、SKYE(スカイ)からベースの小原礼さんとドラムスの林立夫さんが、1月9日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
70年代の名盤に演奏で参加し、レジェンドと称されるミュージシャン二人ですが、なんでも新人としてのギネス記録を狙っているとか。
聴き手は小堀勝啓です。
最高齢新人バンドでギネス申請中。超大物バンドSKYE(スカイ)
最高齢新人バンド
SKYEのメンバーはベースが小原礼さん、ドラムスは林立夫さん、キーボードに松任谷正隆さんでギターが鈴木茂さん。
それぞれの在籍したバンドはサディスティック・ミカ・バンド、ティン・パン・アレイ、はっぴいえんど、キャラメル・ママなど。
日本語のロック、ニューミュージックやポップスを牽引して来たバンドばかりです。
メンバーは4人とも70歳。しかしバンドとしては新人ということで「世界最高齢の新人バンド」としてギネスに申請中だそうです。
それぞれの在籍したバンドはサディスティック・ミカ・バンド、ティン・パン・アレイ、はっぴいえんど、キャラメル・ママなど。
日本語のロック、ニューミュージックやポップスを牽引して来たバンドばかりです。
メンバーは4人とも70歳。しかしバンドとしては新人ということで「世界最高齢の新人バンド」としてギネスに申請中だそうです。
きっかけは音楽マニアの俳優
SKYE結成のきっかけは俳優の佐野史郎さんのライブを小原さんと林さんが手伝ったこと。
その後、佐野さんの希望で2人はレコーディングにも参加しすることになりますが、キーボードが必要になり、松任谷さんに連絡。
さらに鈴木さんもギターで参加し、グループ結成に至ったそうです。
小堀「佐野史郎さん、ご病気で大変ですけども、あの人の音楽性は俳優の域を超えてますからね」
小原「マニアですからね」
林「音楽好きだよね」
小堀「この人たちとやるんだって、佐野さんも幸せだったでしょうね」
林「そういう雰囲気を思いっきり出してましたよ。地上40センチぐらい上がってましたから」
この時のレコーディングは「佐野史郎 meets SKYE with 松任谷正隆」名義で2019年にリリースされたCD『禁断の果実 – EP』に収録されています。
その後、佐野さんの希望で2人はレコーディングにも参加しすることになりますが、キーボードが必要になり、松任谷さんに連絡。
さらに鈴木さんもギターで参加し、グループ結成に至ったそうです。
小堀「佐野史郎さん、ご病気で大変ですけども、あの人の音楽性は俳優の域を超えてますからね」
小原「マニアですからね」
林「音楽好きだよね」
小堀「この人たちとやるんだって、佐野さんも幸せだったでしょうね」
林「そういう雰囲気を思いっきり出してましたよ。地上40センチぐらい上がってましたから」
この時のレコーディングは「佐野史郎 meets SKYE with 松任谷正隆」名義で2019年にリリースされたCD『禁断の果実 – EP』に収録されています。
4人が最初に出会った場所
実はこのSKYE、再結成となるそうです。
1968年に4人が高校生の頃に結成しましたが、すぐに開店休業状態になったんだとか。
当時はオリジナル曲はなく、ヤードバーズやジミ・ヘンドリックスのカバー演奏が主だったとか。
小原「あんまり曲数もなくて。そんなに何回も出没してたわけでもない」
小堀「めちゃくちゃ渋い高校生ですよね」
林「渋いと言うか、生意気でしたね」
当時立教大学の学生たちがコンサートを企画する団体を作っており、二人はムーバスというバンドでオーディションを受けに行ったそうです。
林「そん時に、もうひとついたバンドがCIA。そこでギターを弾いてたのが鈴木茂で。僕達、全員はそこで最初に会ったんですね」
ちなみに、そこにいたのが立教大学の学生だった細野晴臣さん。
後に細野さんは鈴木さんとはっぴいえんどを、さらに林さん、松任谷さんも参加するキャラメル・ママ、ティン・パん・アレーを組むことになります。
1968年に4人が高校生の頃に結成しましたが、すぐに開店休業状態になったんだとか。
当時はオリジナル曲はなく、ヤードバーズやジミ・ヘンドリックスのカバー演奏が主だったとか。
小原「あんまり曲数もなくて。そんなに何回も出没してたわけでもない」
小堀「めちゃくちゃ渋い高校生ですよね」
林「渋いと言うか、生意気でしたね」
当時立教大学の学生たちがコンサートを企画する団体を作っており、二人はムーバスというバンドでオーディションを受けに行ったそうです。
林「そん時に、もうひとついたバンドがCIA。そこでギターを弾いてたのが鈴木茂で。僕達、全員はそこで最初に会ったんですね」
ちなみに、そこにいたのが立教大学の学生だった細野晴臣さん。
後に細野さんは鈴木さんとはっぴいえんどを、さらに林さん、松任谷さんも参加するキャラメル・ママ、ティン・パん・アレーを組むことになります。
コクのある一枚
昨年10月にCDでリリースしたアルバム『SKYE』は、翌11月にはレコードでもリリースされています。
小堀「何回か聴き直すと、最初に聴いた時と違う感じが出て来てすごくコクのある一枚ですよね。あと聴く時の自分の状況で、詞の行間にあるものが変わって来る」
林「そういう聴き方をされるっていうのがとっても嬉しいです」
小堀は、若い人に言うと「それは昭和な聴き方ですね」と言われてしまうそうです。
1970年代は「この曲の裏には何があるんだろう?」と言うような聞き方をしていたんだとか。
林「昔のアルバムだとA面、B面があって、曲順とかすごく考えましたよね。今はそういうことないですからね」
小堀「次の曲が出て来るってタイミングまで…」
林「すごい考えたもんねえ」
小堀「このアルバムには生のスタジオライブみたいな空気感がありますね」
林「それは僕らが、再現性って言うか、ライブを前提にしてレコーディングしてるからだと思いますね」
小堀「何回か聴き直すと、最初に聴いた時と違う感じが出て来てすごくコクのある一枚ですよね。あと聴く時の自分の状況で、詞の行間にあるものが変わって来る」
林「そういう聴き方をされるっていうのがとっても嬉しいです」
小堀は、若い人に言うと「それは昭和な聴き方ですね」と言われてしまうそうです。
1970年代は「この曲の裏には何があるんだろう?」と言うような聞き方をしていたんだとか。
林「昔のアルバムだとA面、B面があって、曲順とかすごく考えましたよね。今はそういうことないですからね」
小堀「次の曲が出て来るってタイミングまで…」
林「すごい考えたもんねえ」
小堀「このアルバムには生のスタジオライブみたいな空気感がありますね」
林「それは僕らが、再現性って言うか、ライブを前提にしてレコーディングしてるからだと思いますね」
ザ・バンドのイメージ
小堀「SKYEの4人は、みんな歌えるし、みんな作れるし。これって素敵ですね」
林「なんか民主主義っぽいね」
小堀「最初に始める前に約束事ってあったんですか?」
小原「みんなで曲作ろうっていうのと、ライブをやろうっていうのと、で、みんな歌おう」
林「自給自足だね」
さらに4人が関わってきた、錚々たる顔触れのアーティストが参加しています。
矢野顕子さん、ブレッド&バターの二人、吉田美奈子さん、小坂忠さん、小原さんの妻・尾崎亜美さん、松任谷さんの妻・松任谷由実さんとゲストだけで大物揃いです。
小堀「いろんな人たちがSKYEの友達で仲間で」
小原「家族で」
小堀「ザ・バンドには、いわゆるファミリーと呼ばれる人がいっぱいいたじゃないですか。そういう人がフラフラッと来て手伝うとめちゃくちゃカッコよくて」
小原「まさにそのイメージでやりました」
ザ・バンドは1960~1970年代のアメリカのバンド。最後のアルバムで、マーティン・スコセッシで映画にもなった『ラストワルツ』でファミリー感がよくわかります。
林「なんか民主主義っぽいね」
小堀「最初に始める前に約束事ってあったんですか?」
小原「みんなで曲作ろうっていうのと、ライブをやろうっていうのと、で、みんな歌おう」
林「自給自足だね」
さらに4人が関わってきた、錚々たる顔触れのアーティストが参加しています。
矢野顕子さん、ブレッド&バターの二人、吉田美奈子さん、小坂忠さん、小原さんの妻・尾崎亜美さん、松任谷さんの妻・松任谷由実さんとゲストだけで大物揃いです。
小堀「いろんな人たちがSKYEの友達で仲間で」
小原「家族で」
小堀「ザ・バンドには、いわゆるファミリーと呼ばれる人がいっぱいいたじゃないですか。そういう人がフラフラッと来て手伝うとめちゃくちゃカッコよくて」
小原「まさにそのイメージでやりました」
ザ・バンドは1960~1970年代のアメリカのバンド。最後のアルバムで、マーティン・スコセッシで映画にもなった『ラストワルツ』でファミリー感がよくわかります。
やる気満々
小原さんと林さんの二人は、昨年12月には矢野顕子さんの『さとがえるこんさーと2021』に参加しました。
コロナ禍が治まったらSKYEとしてのライブは?
小原「それはやります」
林「やる気満々です。その時はぜひいらしてください」
小堀「こういう余裕の音って第一にすごく楽しそう」
林「楽しいんですよ。それが音に出てるんだと思います」
小堀「楽しさって人にうつるじゃないですか」
バンドの楽しさが伝わって来て、観客が楽しくなり、やがてその場全体が楽しくなるという楽しさの循環。
小原「楽しさって感染してもいいですよね」
小堀「今は感染して困るものだらけになっちゃったけど、これはいいことですよね。次はライブが決まりましたっていう話から。セカンドアルバムの時もぜひおいでください」
林「ぜひ呼んでください」
自信と余裕に満ちた古希を超えた新人バンド。ギネスブックに載る日も近いかもしれません。
(尾関)
コロナ禍が治まったらSKYEとしてのライブは?
小原「それはやります」
林「やる気満々です。その時はぜひいらしてください」
小堀「こういう余裕の音って第一にすごく楽しそう」
林「楽しいんですよ。それが音に出てるんだと思います」
小堀「楽しさって人にうつるじゃないですか」
バンドの楽しさが伝わって来て、観客が楽しくなり、やがてその場全体が楽しくなるという楽しさの循環。
小原「楽しさって感染してもいいですよね」
小堀「今は感染して困るものだらけになっちゃったけど、これはいいことですよね。次はライブが決まりましたっていう話から。セカンドアルバムの時もぜひおいでください」
林「ぜひ呼んでください」
自信と余裕に満ちた古希を超えた新人バンド。ギネスブックに載る日も近いかもしれません。
(尾関)
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