「ダンシング・クイーン」などのヒット曲でおよそ4億枚のアルバムセールスを記録、スウェーデンが誇るスーパーグループ、ABBA （アバ） が再結成を果たしました。
11月5日にリリースしたニューアルバム『ヴォヤージ』は、前作『ザ・ヴィジターズ』以来40年ぶりとなります。
12月19日『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、小堀勝啓がABBAの歴史を振り返りました。
変わらない歌声
ABBAの全盛期は1970年代の中期から80年代の中期頃でした。
40年ぶりの新作『ヴォヤージ』は世界同時リリースとなりました。
「いくらミキシング技術が進んで、綺麗に音を持ち上げたり出来るようになったとしても、こんなに色褪せない声で蘇ってくるなんて不思議な気持ちになりました」
本作は発売から2日で120万枚売れたそうです。
アルバム発表と同時に、来年5月27日、ロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークで大規模コンサートが開かれることが発表になりました。
しかし今のコロナ禍、特にイギリスではオミクロン株が急拡大しています。実現されるか気になるところです。
40年ぶりの新作『ヴォヤージ』は世界同時リリースとなりました。
「いくらミキシング技術が進んで、綺麗に音を持ち上げたり出来るようになったとしても、こんなに色褪せない声で蘇ってくるなんて不思議な気持ちになりました」
本作は発売から2日で120万枚売れたそうです。
アルバム発表と同時に、来年5月27日、ロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークで大規模コンサートが開かれることが発表になりました。
しかし今のコロナ禍、特にイギリスではオミクロン株が急拡大しています。実現されるか気になるところです。
女男男女
ABBAの楽曲を使用したミュージカル『マンマ・ミーア！』が世界的に大ヒット。
さらに映画化されて、リアル世代でなくても、その存在や曲は誰もが一度は耳にしたことがあるはず。
メンバーは男性2人、女性2人の4人組。ビョルン・ウルヴァース、ギター。ベニー・アンダーソン、ピアノ。
これが男性組。女性組はアグネッタ・フォルツコグ。それからアンニ＝フリッド・リングスタッド。女性組はボーカル担当。
4人の頭文字をとってABBA。最初のBは裏返しです。
さらに映画化されて、リアル世代でなくても、その存在や曲は誰もが一度は耳にしたことがあるはず。
メンバーは男性2人、女性2人の4人組。ビョルン・ウルヴァース、ギター。ベニー・アンダーソン、ピアノ。
これが男性組。女性組はアグネッタ・フォルツコグ。それからアンニ＝フリッド・リングスタッド。女性組はボーカル担当。
4人の頭文字をとってABBA。最初のBは裏返しです。
70年代を席捲
ABBAの男性組は、1970年代、ビョルン＆ベニーという男性デュオでした。7
2年に「木枯らしの少女」という曲が大ヒットして、世界歌謡祭で日本を訪れています。
ビョルン＆ベニーが、ちょっと手詰まり感があった時に出会ったのがアグネッタとアンニ。これで4人組となってABBA結成です。
ビョルン＆ベニーのソングライト組が、彼女たちを立たせた曲を作っていきました。1974年、ユーロビジョン・ソング・コンテストにスウェーデン代表として出演すると、「恋のウォータールー」で優勝を果たしました。
ユーロビジョン・ソング・コンテストとは、欧州放送連合加盟放送局によって、ヨーロッパで毎年行われている音楽コンテストです。
この優勝で世界から注目を集めます。
もちろん母国、スウェーデンでは母国語でリリースしていましたが、世界を意識して英語で歌った「ダンシング・クイーン」「Gimme Gimme Gimme」が大ヒットし、世界中で人気グループとなります。
1977年には『アバ/ザ・ムービー』というセミドキュメンタリー映画も作られました。
ラジオDJがABBAのオーストラリアツアーを追うという内容。監督はスウェーデンのラッセ・ハルストレムです。
2年に「木枯らしの少女」という曲が大ヒットして、世界歌謡祭で日本を訪れています。
ビョルン＆ベニーが、ちょっと手詰まり感があった時に出会ったのがアグネッタとアンニ。これで4人組となってABBA結成です。
ビョルン＆ベニーのソングライト組が、彼女たちを立たせた曲を作っていきました。1974年、ユーロビジョン・ソング・コンテストにスウェーデン代表として出演すると、「恋のウォータールー」で優勝を果たしました。
ユーロビジョン・ソング・コンテストとは、欧州放送連合加盟放送局によって、ヨーロッパで毎年行われている音楽コンテストです。
この優勝で世界から注目を集めます。
もちろん母国、スウェーデンでは母国語でリリースしていましたが、世界を意識して英語で歌った「ダンシング・クイーン」「Gimme Gimme Gimme」が大ヒットし、世界中で人気グループとなります。
1977年には『アバ/ザ・ムービー』というセミドキュメンタリー映画も作られました。
ラジオDJがABBAのオーストラリアツアーを追うという内容。監督はスウェーデンのラッセ・ハルストレムです。
『マンマ・ミーア！』で再注目
その後、メンバー同士の結婚。離婚。紆余曲折を経てグループとしては1982年に正式に活動に終止符を打ちました。
それぞれが充実した音楽人生を歩んでいましたが、今回40年振りの奇蹟の復活のきっかけは、ABBAの楽曲を使った2008年のミュージカル『マンマ・ミーア！』とその映画化。
さらに2018年夏にはパート2にあたる『マンマ・ミーア！ヒア・ウィー・ゴー』が制作されました。メンバーはこれらのイベントにも招待されました。
小堀「いろんなことがあって気まずかったのでしょうが、年月が解決する部分もあった。自分たちの曲が使われている映画を観て、『俺たちってすごいね。まだやれるだろ。やる？』と、きっと盛り上がったと思うんですよ」
それぞれが充実した音楽人生を歩んでいましたが、今回40年振りの奇蹟の復活のきっかけは、ABBAの楽曲を使った2008年のミュージカル『マンマ・ミーア！』とその映画化。
さらに2018年夏にはパート2にあたる『マンマ・ミーア！ヒア・ウィー・ゴー』が制作されました。メンバーはこれらのイベントにも招待されました。
小堀「いろんなことがあって気まずかったのでしょうが、年月が解決する部分もあった。自分たちの曲が使われている映画を観て、『俺たちってすごいね。まだやれるだろ。やる？』と、きっと盛り上がったと思うんですよ」
激しくないダンスサウンド
2016～2018年頃には再結成プロジェクトが進んでいたそうです。
ソングライターコンビのビョルン＆ベニーが曲を書き溜めて今回のアルバムになったのでしょう。
「やっぱりABBAファンの人たちが好きなのはハーモニーと気持ちよいリズム感。これが好きなんじゃないかなと思います。ダンスサウンドなんだけど激しくない。円熟のABBAワールドです」
最後に小堀が、アルバム『ヴォヤージ』から「ノー・ダウト・アバウト・イット」を紹介。タイトルの意味は「間違いなし」です。
小堀「喧嘩しちゃったけどもう一回と、男女の歌のような感じですが、ABBA再結成に向けたような気持ちが込められた曲でもあるんですね。いいアルバムになりました」
（尾関）
ソングライターコンビのビョルン＆ベニーが曲を書き溜めて今回のアルバムになったのでしょう。
「やっぱりABBAファンの人たちが好きなのはハーモニーと気持ちよいリズム感。これが好きなんじゃないかなと思います。ダンスサウンドなんだけど激しくない。円熟のABBAワールドです」
最後に小堀が、アルバム『ヴォヤージ』から「ノー・ダウト・アバウト・イット」を紹介。タイトルの意味は「間違いなし」です。
小堀「喧嘩しちゃったけどもう一回と、男女の歌のような感じですが、ABBA再結成に向けたような気持ちが込められた曲でもあるんですね。いいアルバムになりました」
（尾関）
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