筋肉少女帯のボーカリスト・大槻ケンヂさんが、11月14日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
11月3日に通算21枚目のニューアルバム『君だけが憶えている映画』をリリースしたばかりの筋肉少女帯ですが、話はどんどん脱線していきます。
大槻ケンヂ、新譜の話題をさておいて盛り上がったカルト映画
コロナ禍は古いSF映画
まず話題は今回の新譜『君だけが憶えている映画』について。
小堀「届いたタイトルを見て思わずニヤッとしました。深いタイトルですねえ」
大槻「コロナ禍以降の日々と言うものが、昔、深夜に確かにテレビで見たんだけど、それを見たという話をしても誰も知らない。どこか外国の古いSF映画のようじゃないですか。そういうのを切り取っておこうと思いました」
小堀「しかもジャケット写真がすごくいいです。なかなか恐るべきアート感覚です」
大槻「ありがとうございます。これを褒められるのがうれしくて」
緑の草原に、写した人の影が長く伸びていて、白抜きでタイトル。
大槻「ジャケット写真は、これは僕が撮影したんです。コロナ禍の時に近所でスマホでなんとなく撮った写真がジャケットに使われてるんです」
アルバムは1曲目「楽しいことしかない」で始まります。入りから掴まれてしまうイントロです。
小堀「みんな鬱々とした中、ここまで来たら、これから先は楽しいことしかない」
大槻「それを誰かが歌ってあげないといけない」
小堀「届いたタイトルを見て思わずニヤッとしました。深いタイトルですねえ」
大槻「コロナ禍以降の日々と言うものが、昔、深夜に確かにテレビで見たんだけど、それを見たという話をしても誰も知らない。どこか外国の古いSF映画のようじゃないですか。そういうのを切り取っておこうと思いました」
小堀「しかもジャケット写真がすごくいいです。なかなか恐るべきアート感覚です」
大槻「ありがとうございます。これを褒められるのがうれしくて」
緑の草原に、写した人の影が長く伸びていて、白抜きでタイトル。
大槻「ジャケット写真は、これは僕が撮影したんです。コロナ禍の時に近所でスマホでなんとなく撮った写真がジャケットに使われてるんです」
アルバムは1曲目「楽しいことしかない」で始まります。入りから掴まれてしまうイントロです。
小堀「みんな鬱々とした中、ここまで来たら、これから先は楽しいことしかない」
大槻「それを誰かが歌ってあげないといけない」
どっちか決めなきゃいけないの?
映画『荒野の七人』にインスパイアされてると思える「坊やの七人」について。
大槻「コロナ禍で世の中を分断してしまってっていうことを歌ってるんです。
では分断して、どこの目線で歌うのか?というと、常にニュートラルでいようと思っています」
ヒステリックに分断された世の中。どっち側の言い分も、ある意味そうだろうという部分もあります。
大槻「僕、ノンポリな人間なので、どのセクトにもつかず、メタで見るというかね」
小堀「僕、1970年代に青春を過ごしているので、今より激しく権力と対立している時代だった」
小堀は徹頭徹尾、ニュートラルでいようとしたそうです。悪く言えばどっちつかず。
大槻「ニュートラルでいるのがコロナ禍ですごく難しくないですか?どっちか決めなきゃいけないの?みたいなところがありますよね」
大槻「コロナ禍で世の中を分断してしまってっていうことを歌ってるんです。
では分断して、どこの目線で歌うのか?というと、常にニュートラルでいようと思っています」
ヒステリックに分断された世の中。どっち側の言い分も、ある意味そうだろうという部分もあります。
大槻「僕、ノンポリな人間なので、どのセクトにもつかず、メタで見るというかね」
小堀「僕、1970年代に青春を過ごしているので、今より激しく権力と対立している時代だった」
小堀は徹頭徹尾、ニュートラルでいようとしたそうです。悪く言えばどっちつかず。
大槻「ニュートラルでいるのがコロナ禍ですごく難しくないですか?どっちか決めなきゃいけないの?みたいなところがありますよね」
古い映画で盛り上がる
タイトルにちなみ、映画について語る大槻さん。
大槻「僕だけが憶えている映画は結構ある。本当にこれ、誰が観てるんだろうな?っていう映画を、僕たくさん観てるんですよ」
邦画洋画問わず何でも観るという大槻さん、コロナ禍ではライブに行けないため、暇があってもなくても映画館に通っていたそうです。
小堀「僕も変な映画を見るけど、昔の日本映画も好きで…新東宝映画とかね」
大槻「あ、新東宝ね。無茶苦茶な妖怪映画と特撮と全部こんがらがってるヤツ」
小堀「全部ぶち込んであって、ごった煮」
大槻「ああいうのはカルトでいいですよ」
小堀「カルトですねえ。俳優も、え?っていう人が多いし」
大槻「新東宝のとんでもない映画は、割とみんな出たことを言わないんですよ」
大槻「僕だけが憶えている映画は結構ある。本当にこれ、誰が観てるんだろうな?っていう映画を、僕たくさん観てるんですよ」
邦画洋画問わず何でも観るという大槻さん、コロナ禍ではライブに行けないため、暇があってもなくても映画館に通っていたそうです。
小堀「僕も変な映画を見るけど、昔の日本映画も好きで…新東宝映画とかね」
大槻「あ、新東宝ね。無茶苦茶な妖怪映画と特撮と全部こんがらがってるヤツ」
小堀「全部ぶち込んであって、ごった煮」
大槻「ああいうのはカルトでいいですよ」
小堀「カルトですねえ。俳優も、え?っていう人が多いし」
大槻「新東宝のとんでもない映画は、割とみんな出たことを言わないんですよ」
黒歴史が面白い
新東宝映画への出演は黒歴史として封印しいたのか、口をつぐむ俳優さんたちの仲で、唯一、丹波哲郎さんだけが出演の過去を公言していたんだそうです。
小堀「テレビ時代に一時代を築いた天知茂さんとか宇津井健さん、とんでもないものに出てますもんね」
大槻「天知茂さん…『憲兵と幽霊』とかそんなやつですよね」
小堀「無茶苦茶な話です」
大槻「バラバラも入るんですよね」
タイトルにバラバラが入るのは『憲兵とバラバラ死美人』。その両方に天知茂さんが出演していました。
小堀「テレビ時代に一時代を築いた天知茂さんとか宇津井健さん、とんでもないものに出てますもんね」
大槻「天知茂さん…『憲兵と幽霊』とかそんなやつですよね」
小堀「無茶苦茶な話です」
大槻「バラバラも入るんですよね」
タイトルにバラバラが入るのは『憲兵とバラバラ死美人』。その両方に天知茂さんが出演していました。
街に映画ポスターがあった時代
大槻「僕の街にいつもポルノ映画ばっかりやってる映画館があったんです。
でも夏休みと春休みだけ、ガメラと一緒に『生首情痴事件』とか『怪談バラバラ幽霊』とか昔の日本の怖い映画をかけるんです。それが子供心に怖くてね」
当時は今と違って、街の至るところに映画のポスターが貼られていました。
大槻「パープルセンターというスーパーマーケットの2階でやってるんですけど、パープルセンターの前を通ると、怖い怪談映画のポスターがあって、怖かったなあ」
ちなみに『生首情痴事件』『怪談バラバラ幽霊』は大蔵映画です。
小堀「『憲兵とバラバラ死美人』とか、ああいうものは怖いのもありながら、そこにエロもまぶしてあって、子供心にワクワクするんですよね」
大槻「今見るとカルトで、東京の池袋なんかでは、たまにそういうのの上映会をやってます」
若い映画ファンは、そういう作品を掘り起こして見ているようです。
でも夏休みと春休みだけ、ガメラと一緒に『生首情痴事件』とか『怪談バラバラ幽霊』とか昔の日本の怖い映画をかけるんです。それが子供心に怖くてね」
当時は今と違って、街の至るところに映画のポスターが貼られていました。
大槻「パープルセンターというスーパーマーケットの2階でやってるんですけど、パープルセンターの前を通ると、怖い怪談映画のポスターがあって、怖かったなあ」
ちなみに『生首情痴事件』『怪談バラバラ幽霊』は大蔵映画です。
小堀「『憲兵とバラバラ死美人』とか、ああいうものは怖いのもありながら、そこにエロもまぶしてあって、子供心にワクワクするんですよね」
大槻「今見るとカルトで、東京の池袋なんかでは、たまにそういうのの上映会をやってます」
若い映画ファンは、そういう作品を掘り起こして見ているようです。
還暦ライブは?
筋肉少女帯は今年メジャーデビュー33年ですが、結成からは40年。
現在筋肉少女帯のファンは二世代に渡るんだとか。
結成当初は高校生バンドで、大槻さんは現在55歳となりました。
「だから還暦のライブで赤いちゃんちゃんこを着るか着ないかっていうと、僕着ますよ。昔、ジャイアント馬場さんが還暦を迎えた時に、ちゃんちゃんこ着てたのがいいなと思って、むしろ着たいですね」
還暦ライブはファンもちゃんちゃんこを着ていそうです。
(尾関)
現在筋肉少女帯のファンは二世代に渡るんだとか。
結成当初は高校生バンドで、大槻さんは現在55歳となりました。
「だから還暦のライブで赤いちゃんちゃんこを着るか着ないかっていうと、僕着ますよ。昔、ジャイアント馬場さんが還暦を迎えた時に、ちゃんちゃんこ着てたのがいいなと思って、むしろ着たいですね」
還暦ライブはファンもちゃんちゃんこを着ていそうです。
(尾関)
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