小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

SING LIKE TALKING佐藤竹善、新譜はディープ・パープルがヒント?

SING LIKE TALKINGの佐藤竹善さんが、8月1日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』にリモート出演しました。

約3年振りの小堀勝啓とのトークは、新曲から趣味の話まで和気あいあいとしたものでした。

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コロナ禍の生活

小堀「しょっちゅう番組にはメールを頂いていたので、繋がってる気がしてたんですけどね」

竹善「たまにウォーキングの時に聴かせて頂いています」

竹善さんはこの番組にメールを送るほどのファンリスナーなのでした。

「コロナが始まった3~4ヶ月はなんか気持ちがザワザワした感じで、かと言って何かを作るという感じでもなく」とコロナ禍の生活を話し始める竹善さん。

せっかく時間があるので、今まで買い集めていたCDをパソコンにアーカイブ化していたそうです。それが約一年ほどかかったんだとか。

久しぶりに聞いたもの、未開封のもの、重複して買っていたもの、アメリカで買ったものなど、CDごとに思い出が蘇ってきたそうです。

竹善「音楽的な巡りと記憶の巡りがいろいろできて楽しかったですね」
 

新曲へ込めた思い

そんな中、1年半ぶりに出たニューシングルは「Child In Time」。日本語と英語が半々の歌詞。竹善さんが日本語と英語、半分ずつで歌ったのは久しぶりだそうです。

曲作りにおいては、メッセージ性より、コロナ禍の生活の中で自然にフォーカスされていくことを書こうと思ったそうです。

コロナ禍で、いろんな人たちが大変な思いをして、いろんな人が声を上げています。
そんな中で、声を上げられない一番の人たちは誰だろう?と考えた時、「こども」だなと考えた筑前さん。

竹善「大人は大変だったら家で飲んだり、口に出すことができるけど、こどもたちは運動会がなくなったり、修学旅行がなくなったりしても、ただただ甘受するしかないんです。

だからこどもに向けて書きたかったのと、こどもに関わる人たちに向けて書くことで、そこからこどもと大人の信頼感に繋がっていったらいいなと思ったんです」
 

二つの「Child In Time」

「Child In Time」というタイトル、実は歴史的なハードロックバンド、ディープ・パープルが1970年に発表した楽曲のタイトルでもあります。10分を超える長さで、プログレのような展開を持つ曲です。

発表された当時はアメリカとソビエト連邦の冷戦時代。両国の大人たちが喧々諤々やっている中、いろんなことをただただ甘受するしかないこどもたちに向けて作られた曲なんだとか。

SING LIKE TALKINGの「Child In Time」は、ディープ・パープルの曲をヒントに、コロナ禍でのこどもたちに向けた曲。敢えてディープ・パープル「Child In Time」の歌い出しの部分、「Sweet Child In Time」をそのまま使って歌詞にしたかったということもあったそうです。

新曲「Child In Time」のミュージックビデオは、動画サイトで世界中から観られることを意識して制作されたとか。
日本語詞には英語の、英語詩には日本語の字幕がついているそうです。

竹善「より一層、メッセージに広がりが出ればいいなと思っています」
 

演歌どっぷりの家

小堀「もともと竹善さんは小さい時、日本の歌を聴いてて、演歌も聴いてたっていうことを読んだ気がします」

竹善「僕はずっと演歌ですね。小学6年生まで演歌しか聴いたことないです。歌謡曲と演歌」

両親とも演歌が大好きで、普段から必ずどっちかが歌っていたという佐藤家。
父親は鳥羽一郎さんの「兄弟船」、二葉百合子さんの「岸壁の母」が好きだったそうです。母親が好きだったのは都はるみさん、美空ひばりさん。

竹善「『岸壁の母』は毎週日曜日、朝の5時ぐらいから爆音で鳴ってましたね」
小堀「そりゃまたすごいですね」

驚きで言葉もない小堀でした。
 

音楽的背景は?

竹善「僕の中では演歌と歌謡曲しかなかったんですけど、中1の時に、たまたまビートルズの赤の二枚組のベストを聞いて、そこからです。洋楽とかJポップ的な世界へ行くのはね」

「赤の二枚組」とは『ザ・ビートルズ1962年~1966年』、俗に「赤盤」と呼ばれるものです。

小堀「GSとは関係ないの?」

竹善「GSが終わって、ショーケンさんが『太陽にほえろ』に進出して役者始めたり、ソロをはじめたり、あとジュリーさんがタイガースが解散してPYG組んだり、堺正章さんもソロでやったり俳優やったり、その頃からがちょっと認識があるという世代です」

1971年1月24日にタイガースが解散してGSブームは幕を閉じ、PYG(ピッグ)がデビューしたのは同年2月1日。
PYGは各GSから生え抜きのメンバーが集まったスーパーグループでした。
 

ニッチの時代到来?

小堀「竹善さんの英語の発音は全くネイティブだし、日本の曲の土壌は全然感じないです」

竹善「僕のiTunesの中には1万曲ぐらい歌謡曲と演歌入ってますよ。

今は酒止めちゃってるんですけど、酔っぱらってる時は、それ聴きながら飲んだりとかしてました。今、海外には行けないんですけど、海外へ行った時ほど、そういうのを聴いてますよね」

そんな竹善さんと小堀はコアな雑誌仲間。最後に話題はそっちの方へ。

小堀「知り合いのお坊さんから『月間住職』を手に入れました」

竹善「これからはニッチの時代ですから」

小堀曰く、さらに『月間下水道』もあったそうです。

竹善「ぜひ手に入れたら、取っといて欲しいです」

小堀「一緒に読書会しましょう(笑)」 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2021年08月01日10時29分~抜粋

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