小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

歌でも存在感抜群。高倉健さんのニューアルバムを聴いてみよう

俳優の高倉健さんが亡くなられて6年以上経ちますが、3月24日に、高倉さんのニューアルバム『風に訊け-映画俳優・高倉健 歌の世界-』が発売されます。

3月14日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、パーソナリティの小堀勝啓がこの新譜を紹介しました。

[この番組の画像一覧を見る]

世界的スター

数多くの作品で人々の心に残る国民的大スター、高倉健さん。出演映画は205本にのぼり、さらにドラマ、CMにも出演。『あなたに褒められたくて』などのエッセイも書いています。

名古屋出身の日比遊一監督が撮った『健さん』(2016年)というドキュメンタリー映画がありました。
2005年の『単騎、千里を走る。』(監督 張芸謀・降旗康男)で共演したチュー・リンを軸に、高倉健さんゆかりの人々のインタビューで綴られた映画です。

『ブラックレイン』で共演したマイケル・ダグラスや、マーティン・スコセッシ、ヤン・デ・ポン、ジョン・ウーなど、日本だけでなく世界中の人から健さんへの思いが伝わってきます。
 

歌でも圧倒的な存在感

24日に発売されるアルバムは『風に訊け-映画俳優・高倉健 歌の世界-』。

小堀「忘れていけないのは俳優としての部分もさることながら歌。ぶっきらぼうな歌い方ですが演技に裏打ちされた歌唱力。これがテクニックを超えた存在感で溢れています」

本作には「対馬酒唄」と「流れの雲に」の2曲の未発表音源が入っています。この2曲は健さんのために書き下ろされ、1997年から8年にかけて録音されたもので、諸般の事情で未発表になっていたそうです。

番組でオンエアしたのは「対馬酒唄」。
荒木とよひささんが作詞を手掛け、作曲は徳久広司さんと、九州出身の作家が担当。
健さんも福岡県中間市の出身です。
 

国内観光の穴場、対馬が面白い

ちなみに「対馬酒唄」の対馬は長崎県にある国境の島。酒は「やまねこ」、「白嶽」が有名。名前は対馬に棲息するツシマヤマネコと対馬の霊峰、白嶽から。

対馬は韓国から近いこともあり、コロナ禍の前は韓国人観光客に人気だったようです。韓国から近く、気軽に南国気分が味わえてアクティビティが充実しているのが理由のようです。

調べてみると釣り、ダイビング、シーカヤック、白嶽へのトレッキング、乗馬体験などいろいろできます。また、国境の島なので、対馬は歴史の重要ポイントにも登場していて歴史好きにもオススメ。

国内なのに日本人旅行者が少ないのは寂しい限り。一度行くとリピーターになる人が多いそうで、それだけ魅力がある島ということです。
健さんの「対馬酒唄」を聴いたら、現地に行ってみませんか?
 

健さんファンは必聴

小堀「『対馬酒唄』は、ぶっきらぼうですけど世界が見える歌です。八代亜紀さんの『舟唄』とかを彷彿させるような、ちょっとドラマ性のある歌ですね。もったいなかったなあ。何で出さなかったのかなと思いました」

このアルバムにはお馴染み「唐獅子牡丹」や「網走番外地」も収録されています。「網走番外地」は発売当初、歌詞の内容が公序良俗に反するということで放送禁止になったオリジナルバージョンです。

さらにハーモニカの演奏や語りとレア音源が満載。ファンにとってはたまらないものがあるのではないでしょうか。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
この記事をで聴く

2021年03月14日11時02分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報