小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

真田ナオキ、スポーツ万能少年が演歌の世界に入った理由とは?

昨年の「第62回 輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞を獲得した真田ナオキさんが、3月7日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』にリモート出演しました。

師である吉幾三さんとの関係や歌にかける想いを熱く語りました。

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声で覚えてもらえる

小堀「最初に『恵比寿』の盤が届いて、ジャケットやフライヤーの写真の優しい顔から、どういう声かなと思ったらびっくりしました」

真田「ありがとうございます。皆様に覚えていただける歌声をと思って、自分で作り上げた声なので、そう言っていただけると本当に嬉しいです」

真田さんは爽やかなイケメンですが、声は野太いハスキーボイス。この声は「ノックアウトボイス」とも言われています。

実は真田さん、声に個性をつけるために自分で潰していたそうです。
先日のレコード大賞は「顔に似合わない声」と大勢に覚えてもらうきっかけになったそうです。
 

理解するのに数秒かかった

「日本レコード大賞」最優秀新人賞で、自分の名前が呼ばれた時の心境は…

真田「演歌歌謡で最優秀新人賞は難しいと言われていたので、あの場で歌えれただけで幸せだなぁと思っていたところでの受賞だったんです。なので、理解するまで数秒かかりました」

歌っている最中は、喜びよりも感謝の気持ちで胸が一杯だったそうです。獲ったという喜びを嚙みしめたのは、歌い終わってステージを降りてからだったとか。

受賞曲「恵比寿」は吉幾三さん作詞作曲。師匠であり、父のような存在の吉さんも喜んでいたそうです。

真田「涙流しながら『おめでとう。頑張ったなぁ』って。『俺の歌、歌ってくれてありがとう。これからも一緒に頑張ろうな』って声をかけて下さいました。
少しでも師匠に恩返しできて、これからも、また頑張ろうという気持ちになりました」
 

歌手を目指したきっかけ

真田さんは、小学校の時には、少年野球日本選抜に選ばれるぐらいのスポーツ万能。

真田「野球とか空手ばっかりやっていて、傷だらけの少年時代でした」

逆に音楽の通知表は5段階中、一番下。

そんなスポーツ少年が歌手になろうと思ったきっかけは東日本大震災だったそうです。

真田「この時に、被災地を訪問される諸先輩方をテレビで見て、その歌に心動かされまして、一転、歌手になりたいという夢ができました」
 

色んな人に影響を与えた震災

真田「もう10年なのか?まだ10年なのか?人それぞれ心の中に秘めた思いはたくさんあると思います。僕にとっては、ひとつのきっかけの出来事から10年の節目です。コロナが治まったら、被災地訪問を毎年恒例にしていけたらと思ってます」

また真田さんは、震災で「自分のちっぽけさ」を思い知ったともいいます。

そんな自分を変えたかったことも歌手を目指した理由だそうです。今は、聞く人の心を動かせるような歌を歌えたら、という気持ちなんだとか。

真田「歌の世界に踏み込んで本当に良かったなと思います。まだまだですけども、これから一人でも多くの方に歌で笑顔、元気を届けられるように頑張っていきたいと思ってます」
 

ガッツリ系の女歌

東日本大震災をきっかけに歌の世界に入ったスポーツ少年は、着実に一歩ずつ前に進んでいます。
2月17日には、また吉幾三さんの作詞作曲「本気(マジ)で惚れた」が発売されました。

真田「僕のこの声で女性心と言うので、自分自身でもギャップがあって、レコーディングの時も悩んだんです。変に女性らしく歌おうとしたら師匠に、『気持ち悪いから止めろ』と怒られました」

この歌は女性心を書いた曲。真田さんにとっては初めての曲調です。

真田「『女性の心を代弁するように真田ナオキが歌う女歌でいいんだ』って言っていただいて、女歌でありながら結構ガッツリと歌わさせていただいた楽曲です」

「ノックアウトボイス」で歌われる女歌、ぜひ聴いてみて下さい。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2021年03月07日08時30分~抜粋

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