シンガーソングライターの平原綾香さんが、1月17日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
コロナ禍での自粛期間中の出来事と、4月に控えたコンサートについて熱く語り合いました。
ガラッと変わった世界で
昨年予定されていた『平原綾香と開くクラシックの扉コンサート』が今年の4月に延期となりました。
まずは、延期になった間の平原さんの様子を聞きました。
平原「普通に歌うことも、人と話すことも、握手をすることもできなくなって、すごい世の中になっちゃったなぁって思います」
1年でガラッと変わってしまった世界ですが、平原さん自身のコンサートは東京公演だけは客数を半分にしてなんとか開催。またテレビ番組の出演などもありました。
さらに初のプライベートブック『A-YA PRUVATE BOOK 2020』の出版も決まっています。
赤裸々なエッセー
平原「実際に、自分の思ってることをエッセイでも入れてるんですけど、自分って本当にとぼけてたなとか勘違いがたくさんあると思いましたが、今まであんまり出してなかった部分を赤裸々に出して、ちゃんと人となりが伝わるようなものにしようと思っています」
小堀「アーヤは歌の女王みたいな感じですけど、生だとかなりお茶目」
平原「小堀さんは私が19の時からずっと見てくださっているので、わかってらっしゃいます」
平原さんのヒット曲「Jupiter」のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。
平原「16年間、いろんな自分を見せたい、表現したいと思っていたので、どう思われても、引き続き自分らしく頑張ろうって思います」
小堀「丸ごと愛おしく可愛いですよ」
クラシックはポップスだ
4月に開かれる『平原綾香と開くクラシックの扉コンサート』、第一部は平原さんによるクラシックの解説と、オーケストラによるその演奏。有名な音楽家の意外な一面も解説されるそうです。
小堀もこの第一部の司会としてステージで共演します。
平原「クラシックの扉はいろいろ開いてきます。私に言われたくないだろうけど、みんな変わり者ですね。それぞれ個性的だからこそ、良いメロディも生まれます。良い音楽を追いかければ追いかけるほど、自分自身を追い詰めてしまうこともあったり」
第二部はオーケストラと一緒に繰り広げられる、CDでもお馴染みの平原さんの世界。
平原「なのでポップスも聞けます。クラシックも当時はポップスだったんですよね」
小堀「いま言うクラシックは昔の流行りものですからね」
平原「そういう意味ではクラシックもポップスも一緒と思って聞いてもらえたら嬉しいです」
小堀「良い音楽は垣根がないものだとわかります」
やっぱり生は格別
コンサートで一緒に演奏するセントラル愛知交響楽団について触れました。
平原「皆さん、本当に柔軟な方なんです。こういうのを弾いて欲しいって言ったら、ヨッシャーッて弾いて下さるので、本当に気持ちよく、皆で一緒にクラシックを楽しんでる感覚がありましたよね」
このコンサートは2回目。
1回目の時から好評だったセントラル愛知交響楽団。音楽をCDで聞く素晴らしさもありますが、生演奏は格別なようです。
「自分のコンサートを開催出来たり、他人のコンサートにゲストで出たり、他人の歌を聞いたりと、やっぱり生で感じる音の息吹ってすごいんです」
成長期には生音を
家庭が許すなら、こどもたちをコンサートに行かせてほしいと言う平原さん。
平原「成長期が一番生音を聴いて欲しいんですよね。その時期に、生音を聴いてるか聴いてないかで、全然、音楽の捉え方が違うと思うんです」
これには小堀も賛同。
小堀「しかもオーケストラって、バンド演奏と違って、電気を通さない生の音が塊になってワーッと来る。そんな空間に身を置くということは本当に贅沢ですよね」
子供には大人の本気を
平原「父の影響で、私もずっといろんなところでコンサートを見させてもらってたんです。オーケストラの音を聴くと鳥肌が立って涙が出ました。大人の本気を見たり聴いたりすると、こどもながらに感動するんですよ」
幼い頃の感動が忘れられず、大人になった今でも、ストリングスのレコーディングなどがあると、指揮者台に立たせてもらって、頭から「音」を浴びるんだとか。
平原「コンピュータではない人間の出す音って本当にいい音がします。だからこどもたちにもたくさんクラシックの良さを知ってもらいたいんです。許されるなら、ぜひ来て欲しいんだけどな」
音楽は耳だけではなく、体中で感じるものということがよくわかる話でした。
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2021年01月17日08時23分~抜粋