名古屋市出身のシンガーソングライター田村直美さんと加藤タクヤさんのユニット「NATS」が、11月29日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
NATのふたりと小堀勝啓に共通する話題として、「骨髄バンク」がキーワードとなっていきます。
ユニット結成
田村直美さんはシンガーソングライターでロックバンド、PEARLのボーカル。一度解散して、二度目に結成した新生PEARLでは世界的なミュージシャンをバックに堂々たる歌いっぷりでした。
加藤タクヤさんはオカマのケンちゃん率いる4人グループ、PINKフラミンゴのメンバーでした。タレント活動以外にもアイドルをプロデュースするなどマルチに活躍しています。二人とも名古屋出身です。
小堀「元PEARLの田村直美さんと加藤タクヤさんがなんで?」
加藤「なんでなんですかねえ?」
田村「私に振るんじゃない」
小堀「結婚した?」
加藤「したいんですけど」
田村「お断りします」
加藤さんは田村さんのことを「姉さん」と呼んでいるだけあって、二人のやり取りはテンポよく進みました。NATSが出来たきっかけは、まず田村さんが加藤さんの番組に出演したこと。
「最後に田村直美さんの夢は?ってお聞きした時に、歌が上手くなりたいって言ったんですよ。こんな歌唱力のある歌姫が言うんですよ。元々好きだったんですけど、大好きになっちゃって。尊敬も入っちゃうし」と加藤さん。
そこから、このコロナ禍の中、東海地方を盛り上げることができないか?と出来たユニットがNATSだそうです。
NATSの意味は?
田村さんはNATSというユニット名には納得していないそうです。
なぜこの名前に?
加藤「直美のN、ANDのA、タクヤのT。そしてSMILEのSでNATS。これって僕が作ったんでしたっけ?」
田村「私じゃないよ」
小堀「勢いで言われると、あっそうかと納得するんだけど、家に帰ってゆっくり考えると、なんか騙されてるなって感じ」
NAOMI AND TAKUYA SMILE…なんとも微妙です。
加藤「アメリカのスライングでちょっとおバカな子、やり過ぎちゃう子みたいな意味があるんで、姉さんにピッタリかなみたいな」
田村「私じゃない」
加藤「すいません。私でした」
夫婦漫才のような勢いでユニット名について語る二人です。
テーマは幸せ
NATSはマキシシングルをリリースしたばかり。「ARE YOU HAPPY READY!?」「しあわせになれ」の2曲が収録されています。
どちらもテーマは「幸せ」。ギタリストの野村義男さんが参加しています。
田村「みんなハッピーになれっていう応援だからね」
小堀「人生の究極のテーマは幸せになりたいということですもん」
加藤「いろんな形の幸せがあると思うんですけど、それぞれの幸せを見つけてくれたら嬉しいです」
チャラいけどちゃんとした人
加藤さんは、歌手のあべ静江さんと、日本骨髄バンクを応援する歌「すべての命(ひかり)へ」を歌っています。もちろん日本骨髄バンク公認です。
NATSの曲も病気で苦しむ人の力になれたらという思いもあるそうです。
ちなみに加藤さんにとって、あべ静江さんは「大姉ちゃん」、田村さんは「小姉ちゃん」だそうです。
加藤「骨髄バンクっていうと大変なイメージがあるんですけど、ドナー登録は実は2ccの採血だけでできるんです。近所の献血ルームで手軽にできるっていうのを、この歌がきっかけで知ってもらえたらいいと思っています」
田村「骨髄バンクの話はわかってたんだけど、そうだったんだ。今知った」
小堀「加藤タクヤさんが、こう見えて、ちゃんとした人だったっていうことがいまわかった」
加藤「見た目、スーパーチャラいです」
田村「この番組に来てよかった。ありがとうございます」
実は小堀も
小堀「実は、骨髄バンクにはだいぶ昔から関わっていて。中川翔子ちゃんのお父さん、中川勝彦さんと若い頃から仲良くて。今みたいな時代だったら彼も元気にできたのかな、とふと思ったりしました」
中川勝彦さんは白血病で亡くなっています。
小堀は中川さんと骨髄バンクの啓発イベントやトークショーを一緒にやっていたそうです。
加藤「中川翔子さんも、大切な人を亡くしたっていう実体験があるので、一言一言が重いですし、多くの方に響くといいなって思います」
最終選考で落ちた
加藤「この間、骨髄バンクからあなた適合しましたって来たんですよ。顔も知らない方のヒーローになれるって、凄いことだなと思って嬉しくてワクワクしてたんですけど、最後の最後、最終オーディションで落ちたんですよ」
ドナー登録から骨髄を提供するまでの流れを簡単に書きます。
ドナー登録した人の中から、骨髄移植を希望する患者とHLA型(白血球の型)が適合する10人ほどが選ばれるそうです。
さらに、その中から患者のHLA型と最も合う人がドナーになれるそうです。ドナーに決まっても、家族の中で心配だから止めて欲しいという声があれば、ドナーは気軽に止めることが出来るそうです。
加藤「自分だけで決めるわけではないので、そういうところも、うまく知って頂けるきっかけになればと思います」
若い人にお願い
小堀「加藤タクヤさん、適合してるけど、提供したら軽薄な人になっちゃうので止めましょうと言われたとか、そういうことじゃないんだよね?」
加藤「違います」
ドナーが見つかるのは確率の問題。登録者が増えれば確率は上がります。2ccの血液で登録できるので、ぜひ協力を。ドナー登録には年齢制限があり、どんどん卒業していく人もいます。なので若い登録者を求めているそうです。
加藤「あべ静江さんも、登録できない年齢だったんですけど、私は登録できない年齢だからこそ、歌で応援させてねって。姉さんはどちらもできるのでお願いしますよ」
田村「OK」
田村直美をナンパ
アイドルをプロデュースしている加藤さん、恋愛は禁止?という話題から、最後はこんな展開になりました。
小堀「街で、田村直美さんとは知らずにナンパして、振られた人を俺は知っています」
「なんてことしたんだ」と問い詰めると、「だってイイ女だったんだもん」という返事だったそうです。
田村「イエーイ。ありがとうございます」
加藤「今でも、ものすごくキュートじゃないですか。名古屋の街でマスクして立ってたら、みんな声かけますよね」
田村「マスク取ってよ」
小堀「マスクあってもキュートさは変わんないですよ」
田村「ありがとうございます。何も渡すものがないのでCDを置いて行きます。かけてください」
賑やかでハッピーなNATS。田村直美さんと加藤タクヤさんでした。
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年11月29日08時20分~抜粋