小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

岸部四郎さんがブレッド&バターと残した名曲「野生の馬」

「ザ・タイガース」のメンバーで、俳優や司会者としても活躍した岸部四郎さんが先月28日、千葉県内の病院で亡くなったことがわかりました。

9月27日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、岸部さんを偲んで、「シローとBREAD&BUTTER」名義でリリースした「野生の馬」を紹介しました。

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野生の馬

「岸部四郎さんが先日亡くなられて残念ですが、ブレッド&バターと組んだ曲がかかるそうですね。お兄さんの岸部一徳さんより四郎さんの方が若いのに、前立腺がんだったそうで残念です」(Aさん)

岸部一徳さんと四郎さんの兄弟は二つ違い。
1969年(昭和44年)、四郎さんは、加橋かつみさんに替わってザ・タイガースに加入。
当時アメリカで音楽ライターとして活躍していた四郎さんを呼び戻したのは、兄の一徳さんでした。

そして1971年(昭和46年)1月のザ・タイガース解散後、その年の4月にブレッド&バターと出したシングルが「野生の馬」です。
 

きっかけはテレビ番組?

ブレッド&バターは岩沢幸矢さんと二弓さんによる兄弟デュオ。そこに四郎さんが加わって制作されたのがシングル「野生の馬」です。

「シローとBREAD&BUTTERがかかるんですよね。先日私がリクエストした『野生の馬』ですか?この3人が集まるのは意外な気がしましたが、むかし『ヤング720』 というテレビ番組がありました。そこで一緒に出演したのがきっかけかと、私は勝手に思ってます(Bさん)

「のようですね」と小堀。Bさんの推測の通りの様です。

『ヤング720』は1966年10月~1971年4月まで、月曜から土曜日の午前7時20分から放送されていた音楽とトークを中心にしたTBS制作の番組でした。
 

ウエストコーストサウンド

「シローとBREAD&BUTTERですか。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングみたいで、どんな三声のコーラスになるか楽しみです」(Cさん)

小堀「『野生の馬』は、まんまクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングみたいで本当に名曲です」 

シングル発売の翌72年3月には、この曲を含むアルバム『ムーンライト』がリリースされました。
参加ミュージシャンは鈴木茂、加藤和彦、後藤利次、石川鷹彦、山内テツ、近田春夫、柳田ヒロなど錚々たるメンバー。当時最先端のウエストコーストサウンドを聴かせるアルバムです。
機会があれば、岸部四郎さんの歌声とともに楽しんでいただきたい傑作です。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年09月27日10時02分~抜粋

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