小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

シンガーソングライターのイルカ、息子の冬馬と初めて共作!

まもなくデビュー50周年を迎えるシンガーソングライターのイルカさんが、息子の神部冬馬さんとの初のコラボ曲「原石」を含むアルバム『原石時代』を6月にリリースしました。

7月19日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、パーソナリティの小堀勝啓が電話でインタビューしました。

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半年で激変

小堀勝啓とは、今年の1月に開催された『青春のグラフィティコンサート』以来、半年ぶりのイルカさん。

小堀「ちょうどあの時に、楽屋でみんなで『中国の方でインフルエンザ』とかって言ってましたよね」

まさにそれが新型コロナウイルスでした。それから半年、日本ももれなくその影響を受けています。

イルカ「こんなふうに世界中が大変なことになるとは夢にも思ってなかったですね。本当にもう、一日も早く終息することを願ってます。どこの国とかじゃなくて、みんなが終息して、世界が一つにならないといけないと思いますね」
 

生き物としての石が好き

6月24日にリリースされたアルバム『原石時代』のジャケットは、イルカさんとご子息の冬馬さんがツーショット。
冬馬さんはギターを持っていますが、イルカさんは何を持って写っているのでしょう?

小堀「水晶の原石ですか?」
イルカ「よくわかりましたね。水晶ももちろんですけど、私はすごく石が好きで、家の中、いっぱい石、ゴロゴロ置いてるんですよ。

とにかく石自体が生き物として好きなんですね。石を見てたら人間なんて小さいなぁって思ったりしますね」

独特の感性で石を語るイルカさん。

小堀「周りは身体の中に石ができてる人なんかいて大変です」
イルカ「その石はないんですけどもね」
 

息子と共演

来年(2021年)はイルカさんのデビュー50周年。プレ50周年の今年から動き始めて、来年に繋げていくそうです。
イルカさんの歴史を辿るアルバム『原石時代』もその一つ。

実はイルカさん、周りのスタッフから背中を押されているんだとか。

イルカ「私がソロになる前、夫のカメ吉君(神部和夫さん)と二人で歌ってたのが"シュリークス"というデュオなんですけどね。やっぱりそこは外せないでしょう、ってみんな言うんですけど、夫は亡くなってしまったんで、二人で歌えないでしょうって言ったんですよ」

スタッフから、息子の冬馬さんと歌うことを提案されて「なんかちょっと恥ずかしい感じするなぁ」と思ったというイルカさんですが、結局新録音は冬馬さんとの共演となりました。

イルカさんと冬馬さんは、半年前の『青春のグラフィティコンサート』でも共演していました。見ていた小堀も、冬馬さんと父、神部さんの声が似ていることにびっくりしていました。

小堀「声がめちゃめちゃ似てますね。すごく優しい声で」
イルカ「声は優しいんですけどね。性格がきついんですよ~」
小堀「風貌もすごく優しい感じで、しかも人当たりがすごく良くて」
イルカ「人当たりは良いんですが、母親には厳しいんですよ~」

言いながら凄く嬉しそうなイルカさんでした。
 

懐かしくも新しい

毎年1作品、イルカさんのLP盤をCDで復刻させるアーカイブシリーズを出しているそうで、今回の『原石時代』はシュリークスのアーカイブでもあります。

単にシュリークスで出したものをCDにするのではなくオリジナリティに溢れたアルバムにしようと企画したそうです。

新曲とセルフカバーで、新録音を半分以上入れたかったんだとか。もちろん『原石時代』のタイトル通り、当時の音源もそのまま使ったり。

イルカ「まだ、粗削りの時代の声も聞いていただこうかなと。いろいろワガママに、いっぱい欲張りに入れてしまいましたね」

内容的には盛りだくさん。イルカさん、冬馬さんの声だけでなく神部さんの声も入っています。ファンなら、思わず、ニヤッとしたり、ほろっとしたりするアルバムに仕上がっています。
 

親子で初めて

2曲目に収録されている「原石」は、初めてイルカさんと冬馬さんの二人で作った曲だそうです。イルカさんが詞を手掛け、作曲は冬馬さん。

イルカ「曲と詞とどっちがいい?ってLINEで送ったら、『曲』とだけ来たんですよ。『じゃあ私が詞を書くから、だったら(曲を)送ってね』ってそれだけです。だから、あそこをどうしよう、こうしよう、という相談もしてないんですよ。ヘンな親子ですね」

一言だけ「せっかく二人で歌うんだから、ハモったらいいな、っていうメロディーにしてね」とだけは言ったそうです。
母の一言が効いたのか「メロディーと詞がすごく一体感がある」と小堀の感想です。
 

インスピレーション?ずぼら?

さらに親子共作の「原石」について評する小堀。

小堀「ビートルズの初期って、ジョンとポールとハモるんだけども、どっちが主旋律かわからない時があるじゃないですか。それを思わせるようなところがあって、これはよく出来てるわ、と思いました」

タイトルは「原石」という言葉が浮かんで、そこから「原石時代」へ。そのままパッと書いた詩をポッと冬馬さんに送って出来た曲が「原石」だそうです。

イルカ「私の場合、ひねくればひねくるほど、最初の自分の衝動から外れてくような感じがするので、パッと思ったものをメモしたら、割とそのまま使うことが多いですね」
小堀「インスピレーションだ」
イルカ「ずぼらなんでしょうかね」

緩くてふわっとしたイルカさんへの電話インタビューでした。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年07月19日08時26分~抜粋

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