小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

自粛中でもやっぱり起きた。稲川淳二が体験した不思議な話とは?

俳優、タレントで怪談家としても知られる稲川淳二さんが、7月12日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に電話出演しました。

コロナ禍の中、ほとんど外出していなかったという稲川さんですが、それでもやはり恐ろしい出来事に遭遇したそうです。
※画像は過去の出演回から

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完璧な自粛生活

小堀「動画サイトなんかで拝見していると、自粛中にだいぶお髭が伸びましたね」
稲川「全然外に出ないんですよ。3月から今まで街歩きしてないんですよね」

稲川さんが一人で住んでいるマンションは外壁の改装工事中でシートが被せられているそうです。ベランダにも作業員が降りるので、窓を閉めて、ブラインドを下ろしており外の景色が見えない状況。

稲川「おまけに私、3月なんかはね、マンションの目の前にある歯医者さんに3回行ったっきり。道路渡って戻っただけ」

4月は近くの病院に2回検診に。車で行って駐車場からそのまま上がったので、街を歩いていないんだとか。

5月は音入れのためスタジオへ。これまた駐車場から上がって帰って来ただけ。

稲川「ですから、本当に世間見てないんですよ」
 

送られてきた写真

では最近、新しい恐怖体験はなかったのか、と言えばそれは違うようです。

こもりっきりの稲川さん宛てに、ある女性Aさんから「どうにか処分して欲しい」と不思議な写真が送られてきました。

先ごろ103歳で亡くなった叔母にこどもがいないため、姪のAさんが遺品の片付けに行った時に出て来た写真だそうです。
写真の裏には「昭和10年1月元旦」の日付。門松が立った置屋をバックに写っているのは新橋の芸者さん。

稲川「芸者さんが揃って晴れ着を着て、日本髪を決めた写真なんですがね。写るはずのない人が写ってるっていうんですよ。
8人並んで前4人、後ろ4人なんですが、その後ろ4人のちょうど真ん中あたり、一人の芸者さんの後からひょこっと姿を見せてるんですね」
 

おばあさん?

当時の写真は、現在のように誰もが撮れるわけではなく、専ら技術者の仕事でした。
黒い布を被ってカメラを覗き、マグネシウムを焚いて光量を得ていました。

撮ってもらう方はちょっとしたイベント。服装もポーズも決めて撮ります。
そんなところへ、後ろから顔を出している人がいるわけがありません。写るなら堂々と写ります。

稲川「ところが、おばあさんのようなんですがね、ちょっと顔出してるんですよ。いるはずのない人なんですよ」
 

去って行く下駄の音

Aさんから写真とともに同封された手紙には、写真を入手した経緯などが書かれている中に、「夢見が悪い」と書いてあったそうです。

稲川「変な書き方するな、と思ったらわかった」

ここで自身が見た夢の説明を始める稲川さん。

稲川「私、カラーの夢見るんですがね、ここんところすごく鮮やかなんですよ。つい先日見た夢なんかはね、夜の縁日みたいなとこかな。向こう真っ暗で、明かりがついてる下に、浴衣姿の男女がいて、その柄まで覚えてるんですよ」

全身ぐっしょり濡れた若い女の人と話していた稲川さん、その女の人が帰ることになり、見送っていたそうです。
下駄の音がカッコンカッコン…何人もが下駄で去って行く着物姿が見えたんだとか。
 

夢見が悪いわけ

そこで、フッと眼を開いた稲川さん。半分起きてるような、夢うつつの状況。
しかし、はっきりと下駄の音が聞こえたそうです。

稲川「なんだこれ?と思った。その時フッと浮かんだのが、あの芸者さんが写ってる写真。見たら変わってるんですよ。
後ろから少し顔を出していた黒いようなおばあちゃん、それがもう薄っすら明るくなって、目がこっち見てるんですよ。うわーっと思ってね」

手紙に「夢見が悪い」と書いてあったのは、このことだったのかと思ったという稲川さん。
 

今年も『怪談ナイト』

写真をよく見ると、その顔を出している人の斜め上あたりだけが、爪か何かで引っ掻いたように削られているそうです。

稲川「103歳で亡くなった、その叔母さんという人がきっと削ったんじゃないか。その写真を今年お見せしようと思ってます」

9月に名古屋で行われる稲川さんの怪談ライブ『怪談ナイト』。
披露される頃には、その写真に何か変化があるのでしょうか。
 

特別なライブになりそう

楽しみと言えば、稲川さんのライブのセット。毎回、舞台のような凝ったセットです。
ところが今年はコロナ禍で入場制限もあり、予算も思ったように使えません。

稲川「これだからできませんとか、無理ですっていうのは嫌ですから。だったら逆に、今この状況だからこそできるもの。なるほど、ありだな、と思ってもらえる演出を考えてます」

30年近く続く稲川さんの『怪談ナイト』の歴史の中で、今年は特別な年になりそうです。
セットも大きいものではなく、感覚的にいいなぁと思えるものを構想中。蝋燭を立てて話していた時代の面白さもありそうです。

稲川「今年はね、それを楽しみにしてるんですよ。逆にそういうものをお見せしたくって。いらっしゃったら、きっと何か見えるかもしれませんよ」

心霊写真の変化も気になります。ぜひご自身の目で確かめて下さい。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年07月12日08時31分~抜粋

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