3声でハモる演歌女子ユニット、水雲-MIZMO-が4月12日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
パーソナリティの小堀勝啓は彼女たちを「演歌界のシュープリームス」と称します。
演歌界のシュープリームス
冒頭に鳥羽一郎さんのヒット曲「兄弟舟」をアカペラで歌う水雲-MIZMO-。
小堀「か~、気持ちいい~」
鳥羽さん本人の前でも歌ったことがあるそうです。
鳥羽さんと親交の深い小堀が、キャンペーンでのマグロの解体ショーのエピソードを話すと「カッコいい」「シビレる~」などの声が上がりました。
まずは水雲-MIZMO-の3人の自己紹介から。
NAO「東京都出身。高いパートを歌っていますNAOと言います。よろしくお願いいたします」
AKANE「和歌山県出身。主旋律、メロディラインを歌っているAKANEです。よろしくお願いします」
NEKO「Thanks for having us. アメリカ出身、低音担当のNEKOです。よろしくお願いします」
小堀「僕は演歌界のシュープリームスと思いました。主旋(律)はもちろんあるんだけど、高音と低音と上手に絡めながら重ねていくでしょ?ザワザワときました」
50年前からの構想
水雲-MIZMO-は、作曲家 水森英夫さんの門下生。この番組にもレギュラーコーナーを持つ野村美菜さんや、小堀も親しくしている山内惠介さんも水森さんの門下生です。
小堀「先生、ここに目を付けるとはすごいね」
AKANE「先生は50年ぐらい前から、こういう女の子が3つの声で、ハーモニーだけでなくコブシも入れた、演歌グループを作りたいと思ってたそうなんです」
それがやっと50年経ち、生まれも育ちも違う3人が集まり結成されたのが水雲-MIZMO-です。それにしても本当にバラバラな3人。
NAOさんは武蔵野音大で声楽を学んだクラシック畑。
AKANEさんは祖父母がカラオケスタジオを経営していたため、演歌を聞いて育ちました。歌番組でのチャンピオン経験もあります。
バラバラな三人組
そしてNEKOさんはアメリカ人。どうして、この世界に?
NEKO「実は歌手になろうとは思わなかったんですね」
NEKOさんは早稲田大学を卒業後、声優業界に興味を持ち、さらに専門学校に入学。就活をして今、所属してる事務所のスタッフとしての内定を貰ったそうですが…。
NEKO「巡り巡ってオーディションを受けるチャンスをいただき、演歌歌手になりました。不思議ですね」
このバラバラな3人が水雲-MIZMO-としてひとつの個性を作り上げています。
AKANE「逆に、私みたいな演歌でずっと育った3人が集まると、個性のあるコブシとかがあるので、うまくいかなかったと思います」
NAO「その逆に、クラシックで女性同士のグループは、世界中にたくさんあると思うんですけど、このバラバラの3人組は水雲-MIZMO-しかないので、本当に巡り合わせですよね」
デビュー前の大役
2017年5月、水雲-MIZMO-はメジャーリーグのドジャー・スタジアムで日米の国歌斉唱をしたことがありました。
メジャーデビューが2017年9月なので、まだインディーズの頃です。
最初は「君が代」だけだったのですが、アメリカ人がメンバーにいるなら、と両国の国歌を歌うことになったそうです。
この時は、嬉しくて泣いてしまったNEKOさん。
NEKO「大好きな日本と、自分の母国のアメリカの、一瞬でも架け橋になれたのかなーって感じて、本当に夢みたいな1日でした」
ジャンル、新旧、盛りだくさん
先月には『歌謡抄~水の巻<二>~』、『歌謡抄~雲の巻<二>~』が同時にリリースされました。『水の巻』は「帰ってこいよ」など演歌の名曲を6曲カバー。珍しいのが美空ひばりさんの「越後獅子の唄」。たま、渥美清さんの「男はつらいよ」はNEKOさんの台詞入りです。
『雲の巻』は、ポップスの名曲を6曲カバーしています。ジャンルを問わずフォークソングからアニメソングまで盛りだくさん。
AKANE「私たちがカバーすることでイメージを崩さないかとも思ったんですけど、水雲-MIZMO-らしいアレンジで、生まれ変わらせるみたいな感じで作りたいなと思ってレコーディングに挑みました」
NAO「今回は洋楽にも挑戦しまして。こんな身近に英語を教えてくれる人がいるって、なかなかないじゃないですか。レコーディングの時も、その場で指導してもらって。ネコ大先生ですよ」
3人の抱負
最後に、メンバーにそれぞれ抱負を尋ねました。
NEKO「私たちのリーダーNAOさんが音大卒で全部アレンジを作ってくれています。どんな曲がきてもNAOさんの力を借りて、いろんなジャンルに挑戦していきたいと思いますので、ぜひ応援をよろしくお願いします」
AKANE「これからも水森英夫先生のもとで、演歌はもちろん、いろんな曲に挑戦して、水雲-MIZMO-なら何でも歌えるよって言えるように3人で力と心を合わせて頑張っていきたいと思います」
NAO「普段、演歌をあまり聴かない方は、まず『雲の巻』を聴いていただいて、次に『水の巻』。水雲-MIZMO-が演歌を聴くきっかけになればいいなと思ってます。本当にたくさんの世代の方に聴いて頂きたいアルバムになってます」
一度聴くと、小堀が例えた「演歌界のシュープリームス」の意味がわかるかもしれませんよ。
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年04月12日08時22分~抜粋