小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

竹内アンナの新譜『MATOUSIC』、読み方と意味は?

シンガーソングライターでギタリストの竹内アンナさんが、4月5日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。

3月18日にファーストアルバム『MATOUSIC』がリリースされましたが、このタイトルが読めない小堀勝啓、まずはその話から。

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アルバムタイトル

小堀「なんて読むんだ?って、みんなが言ってました。まとうじっく?」
竹内「マトウジックです」
小堀「何語?」
竹内「フフッ。造語。アンナ語です」

日本語の身に纏うの「纏う(MATOU)」と英語で音楽「ミュージック(MUSIC)」をかけて作ったのが「MATOUSIC(マトウジック)」という言葉だそうです。

竹内「みんなにとって自分の音楽がどういう存在だったらいいかな?と考えた時に、生活の延長線上に、自然に竹内アンナの音楽を聞いてもらえたら嬉しいなと思ったんです。
思わず身に纏いたくなる音楽でありたいと思ったのでマトウジックになりました」
 

使いたかった日本語の美しさ

小堀「纏うって、あんまり今は言わないもんね」
竹内「言わないけどすごく使いたかったんです。着るでもないし、つけるでもない、この言葉がすごく気に入っているんです」

まず「纏う」を英語で検索したそうです。出てきたのは「Wear(ウェアー)」。

竹内「そうじゃないんだよな。違うんだ、と思って。日本語の持つ美しさみたいなものがあって、纏うっていう言葉にしか出せないニュアンスや雰囲気があるんです」

それなら「纏う」という言葉をそのまま使っちゃおうと考えた竹内さん。
 

古いものと最新のもの

「今まで自分が聴いてきた音楽。古き良きものと、最新のものを自分の中に取り入れて、自分なりにアウトプットできたらなっていう気持ちでいるんです」

今回のアルバム制作中に、40以上歳が離れているサウンドプロデューサーとオススメ曲を交換しあったそうです。
60年代などの古い音楽を教えてもらう代わりに、K–POPなどのアイドルを教えてあげたんだとか。

「そういうことをしていると、新しい音楽をどんどん発掘しようという気持ちになるし、同時に古き良きものも取り入れるようになるしで、その時の会話はすごく良かったなぁと思ってます」
 

ポップなジャケット

話題はジャケット写真について。

「ヘンなポーズしてるんですけど再現できないんですよ。どうやって撮ったっけ?と思って」

お気に入りのアートワークだというジャケット。
まずアルバムの趣旨と音楽性をアートディレクターに伝えたそうです。
出たアイデアが、撮った写真を色画用紙に印刷し、顔、手などパーツごとに切ってコラージュするというもの。

「でコラージュしたものを、さらにまた上から写真で撮っているんです。なので、すごい不思議なジャケットになってると思います」
 

いろんな自分を肯定する

アルバム3曲目のタイトルは「I My Me Myself」。
小堀に限らず、タイトルから英語の授業を思い出す人も多いようで、他の取材でも話題になったとか。

「偶然なんですけど、この曲のテーマが、好きな自分、嫌いな自分、自分でも知らない自分…いろんな自分を、それぞれを認めてあげる。それで初めてアイデンティティになる、ということなんです」

自分らしさの確立を歌ったという「I My Me Myself」。

「IもMeもMineもどれも自分を表す単語です。どれも私、どんな私も私なんだってことで書きました」

曲ごとにアイデンティテイを表現できるアーティストである竹内さん、シンガーだけでなくギタリストとしての顔もあります。これから期待大です。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年04月05日08時19分~抜粋

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