小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

藤井フミヤ、尚之兄弟が早寝早起きを薦める理由とは?

4月8日に3年ぶりのアルバム『Positive』をリリースするF-BLOOD(藤井フミヤ、尚之)が、3月15日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。

チェッカーズ時代から付き合いのあるパーソナリティの小堀勝啓、ふたりとは3年ぶりの再会ということでまず口にしたことは…

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劣化が遅い

小堀「3年ぶりにお会いしますが、それ以前から変わってなくて不思議な感じがします」

フミヤ「ゆっくり歳とってますけどね。劣化としちゃ遅いかもしれないけど」

尚之「同じ年代の知り合いとか同級生には、『だいぶ来てるな』みたいな友達もいますけども、ついた職業がどうしても…」

フミヤ「ミュージシャンはなんとなく雰囲気若いですよ」

デビュー当時、スリムなままのふたり。

尚之「ウエスト周りは、そんなに気を遣ってないので、だいぶたるんではいますけど」

ジムで鍛えているという尚之さん。一方フミヤさんは…。

フミヤ「マッチョ系に走りたくないんです。パフォーマンスとしては結構動く方なんで、筋肉は重くて邪魔なんですよ。たぶんミック・ジャガーみたいなもんでしょうね」

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーもデビューして50年以上スリム体型です。
 

やっぱり兄弟

「逆にポップ・ロックっていうか若返ってますよね。写真さえ見なければ、おっさんがやってるようには見えない」とニューアルバム『Positive』について語る二人。

小堀「チェッカーズの時からフミヤさんがメインボーカルですが、改めて尚之さんをリードボーカルで聞くと、声も色気具合もお二人は似てますねぇ」

尚之さんがボーカルをとったアルバム収録曲「君は太陽」を聞いた感想です。

フミヤ「ハモるとやっぱり兄弟ハモリの感じがありますね」
 

バーに行かなくなった

話題はなぜか酒に。

フミヤ「尚之は一杯入っただけでスルスルとしゃべりますよ。翌日がコンサートの時も飲みますね。晩酌というか。なんか水でご飯食べるのが寂しいんです」

尚之「しゃべっちゃうんですよ。それが、声によろしくないんだね」

飲みに行くとしゃべってしまうので、最近は食事で飲んで終わりだそうです。

以前は家に着く前に、もう一軒挟みたくてバーに寄っていたそうですが、今は直帰だそうです。
なので二人とも11時頃には眠くなり、朝6~7時には起きているんだとか。

フミヤ「夜は寝た方が良いですよ。昔はあんだけ夜中起きてて言うのもなんだけど」

尚之「午前中の方がすごく頭がスッキリしますよね。それに物を作る時は空腹の方が良いんです」

創作活動をする時間は、昔は夜、今は午前中だそうです。
 

“せーの”で録音

健全な生活で作られたニューアルバムですが…。

フミヤ「昔さんざん遊んでたんで。その時の記憶を呼び起こして書いたりはありましたね。
今回、尚之がサックスでメロディーつけたんで、ずっと同じメロの連続だったりする昔のポップスっぽい感じがあって、あとどれも4分間ぐらいですからね」

今回のレコーディングメンバーは、4月からスタートするツアーメンバーと同じだそうです。

フミヤ「比較的ライブハウスが多いんで、本当にすごく近い距離で味わってもらえますね」

尚之「今回は、そういうのを踏まえてレコーディングに入ったんです」

ライブを見据えてのレコーディングのため、アルバムの収録の仕方も…。

フミヤ「本当に“せーの”で録ってますからね。ベース、ドラム、ギター2本とボーカル。だから、5人のプレーヤーは全部“せーの”です」

ダビングは最小で、そこにもう1つボーカル、キーボード、エレキギターのどれかを足すかぐらいだったんだとか。
 

予習のたまもの

フミヤ「昔は意外と初見が多かったんですよ。ミュージシャン集めて初見でやってました。今はメールで事前に音源を送るから、ミュージシャンも真面目で予習してくるんですよ」

昔は1曲録るのに夜中までかかったこともあるそうですが、今回のアルバムは1日4曲録ったこともあったとのこと。

フミヤ「しかも晩飯前に終わるんですよ。だからスタジオで弁当食べたくなるんですよ」

昔の収録の習慣は抜けないようです。
 

80年代は難しい

新作の手応えを語るふたり。

フミヤ「聴いてみると、現代には、なかなかない曲になってますね」

尚之「ポップなんですけど…」

フミヤ「今の若い人たちがやるポップとは違う」

ニューアルバムは1980年代の表現を狙ったんだとか。
1950~60年代の表現は意外と簡単ですが、80年代は微妙で表しにくいそうです。

フミヤ「アナログのギリギリ」

尚之「その時代は、我々、リアルタイムで過ごしてましたけど、贅沢な時代でしたね」

小堀「ザ・ベストテン(TBS制作の音楽番組)とかのショービジネスがキラキラしていた」

フミヤ「日本の音楽の中心に歌謡界があった時代ですよね。でも歌謡界が崩壊しちゃったから1曲もないんですよ。 たぶん男の子も女の子も団体で歌って踊ってるものが、昔の歌謡曲に一番近い。あれが日本のポップスの一番中心なんですかね?」

『Positive』の最後に収録されている「ポジティブR&R」についても…

フミヤ「最近こういうロックンロールをやる人たちが少なくて。本家のアメリカでもあんまりいないみたいなんで、日本でやります、というわけです」
 

ポジティブになりたい時にどうぞ

「ポジティブR&R」は、アルバムタイトルの『Positive』という言葉が入った曲があった方が良い、という軽い気持ちで出来たようですが…。

フミヤ「ポジティブな気分になりたい時に聞いていただければと思います」

尚之「アルバムは40分ちょいぐらいで短いですね」

小堀「あるべき姿です。昔、僕らはカセットテープにちゃんと入るサイズがありがたかった」

まさにこの長さも80年代サイズと言える『Positive』。リリースが楽しみです。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年03月15日08時23分~抜粋

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