小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

ソロ歌手として再デビューした伊藤蘭、自ら作詞も

伝説のアイドルグループ、キャンディーズ解散から41年経った昨年、初のソロ・アルバム『My Bouquet』がリリースした伊藤蘭さんが、2月16日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

かつて『ザ・ベストテン』(TBSテレビ)でレポーター経験もある小堀勝啓は、意外にも伊藤さんとは初対面となりました。

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若い人の認識は?

小堀「本当に変わらずチャーミングで」
伊藤「ありがとうございます」
小堀「つい"ランちゃん"って言ってしまいそう」
伊藤「どうぞ言ってください」

キャンディーズが解散したのは1978年。それ以降に生まれた方であれば、伊藤さんを女優として知っています。またキャンディーズの存在を知っていても伊藤さんがメンバーだったことにピンとこない人もいるんだとか。

伊藤「だってキャンディーズをやっていたのが4年半です。その後、25歳から女優をやっていて、何年経ったの?っていう感じですもんね。遥かに女優の方が長いので、当然、若い方たちは女優の印象の方が強いと思います。

女優業については「自分でも、こんなに続けてるってびっくりしますね。自分以外のものになるっていうところも好きですし、自分を投影できるっていうところも、何か楽しいですしね」と語ります。
 

キャンディーズは歴史的存在?

当時、大人気だったキャンディーズを解散して、その後の活動について尋ねようとした小堀とこんなやりとりが。

小堀「…でもキャンディーズは大アイドルでもあるし」
伊藤「はい…自分で言っちゃった!いますごく嫌でした。自分で『はい』って返事したの(笑)。ゴメンなさい」

どこから見ても当時のキャンディーズは大アイドルでした。こんな失敗もチャーミングな伊藤さん。

小堀「キャンディーズは歴史的な出来事。時代時代を紹介する日本の歴史みたいなのあるじゃないですか?キャンディーズ解散とか一緒に出るんだもん」
 

キャンディーズを振り返る

キャンディーズ時代を振り返る伊藤さん。

伊藤「3人の強みと言いますかね。ユニゾンの力強さもあり、何しろハモれるんです。三層になれるので音楽的な豊さを作り出せたんです。だから3人って凄く大切だったんだと思いますね」

キャンディーズの特徴は歌だけでなく、『8時だョ!全員集合』(TBSテレビ)や『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』(テレビ朝日)などバラエティ番組でコントも披露していたことでしょう。後のバラドルのはしりと言える存在です。

伊藤「ドリフターズから始まり伊東四朗さん、小松政夫さんに鍛えられましたから。そばで本当に楽しくお仕事させて頂きました。やっぱり、好きなんでしょうね。笑ってもらえるのは嬉しいですし」
 

満を持してのソロ

昨年、満を持して初のソロ・アルバム『My Bouquet』をリリースした伊藤さん。

伊藤さん「お芝居で一生懸命再スタートを切ったので、歌はちょっと離れてしまいましたね」

本作にはキャンディーズ時代に詞を提供していた阿木曜子さんをはじめ、そのご主人である宇崎竜童さん、井上陽水さんやトータス松本さんなどバラエティに富んだ作家陣が名を連ねています。
 

普段の気持ちが出る

豪華作家陣の中で、作詞家として伊藤さんの名前もあります。
アルバム1曲目を飾る「Wink Wink」がその曲で、キャンディーズを彷彿とさせるオープニングとなっています。

小堀「歌世界を見ていくと、時を重ねた大事な人との距離感とか、そういう部分があって」

具体的に、ご主人である水谷豊さんについて書かれたのかと察した小堀。それに対し…

伊藤「自分で言葉を作ってるので、自然と普段から思っていることが反映されてるんでしょうね。たまに離れて、お互いの大切さを感じてみようよ、みたいなことが入ってますからね」
 

夫婦でどう?

歌手として再デビューした伊藤さん。ご主人の話題が出たところで「一緒にライブしようか、みたいなことはないんですか?」と尋ねる小堀。

伊藤「考えてもなかったですね。恥ずかしいですね(笑)」
小堀「プロモーションビデオ作る時に、僕、カメオ出演で後ろ姿で出ようかな?って、そういうのないですか?」
伊藤「そういうの、やってもらいたいですね」

現在も時折シンガーとしてライブ活動もする水谷豊さんですが、昨年伊藤さんのライブが心配だったらしく、リハーサルから顔を出していたそうです。

伊藤「共通のミュージシャンと一緒にやらせていただいてるので、スタジオにふらっと来て、びっくりしました」
 

懐かしい曲も

2月15日の東京公演を皮切りに『伊藤蘭コンサートツアー2020 マイ・ブーケ&マイ・ディア・キャンディーズ!』を行っている伊藤さん。
名古屋公演は24日に愛知県芸術劇場大ホールで予定されています。

ライブではソロ・アルバムの曲以外に、キャンディーズの曲も歌うそうです。

伊藤「去年のファースト・ソロ・コンサートの時、5~6曲歌わせて頂いたら、ものすごく喜んでくださって。そういうことでしたら、今回は増やしてみようかなと、10曲ぐらいは歌います」

当時のナンバーからは「春一番」「やさしい悪魔」「哀愁のシンフォニー」「暑中お見舞い申し上げます」などのヒットソングを歌うそうです。

1978年4月4日、後楽園球場で行われた伝説の解散コンサートでは、体力アップのために走り込みや合宿までしていたというキャンディーズ。
伊藤さんはツアーに向けてコンディション作りはしたのでしょうか?

伊藤「走り込みはしませんけども、少しでも昔の雰囲気を味わって頂きたくて、ヒールを履いて、あの当時と同じような感じでやってみたんですが、これが大変。41年の月日は感じます」
 

まめなチェックがポイント

現在も衰えない美貌に「体形とかお肌の手入れで何か特別なことは、言える範囲であるんですか?」と尋ねる小堀。

伊藤「年齢とともに気をつけなきゃいけないポイントが出てきて。やっぱりお腹周りとかついてくるじゃないですか。そういう時は、食べる物や量を調整して早めに手を打つと、割とすぐ(笑)」

何事も早めのケアが大切だとか。

伊藤「時間が経ってしまう戻るのにも時間かかるじゃないですか。なので、まめに気をつけないと、ということですね」

今後も女優と歌手、両輪での活躍が楽しみな伊藤蘭さん。ファンの方はライブへもどうぞ。 
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年02月16日08時25分~抜粋

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