小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

距離感のある親子漫才?シンガーソングライター、イルカ、神部冬馬インタビュー

シンガーソングライターのイルカさんと神部冬馬さんの親子が、2月2日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』へ出演しました。

小堀勝啓が、1月に名古屋国際会議場センチュリーホールで行われた『青春のグラフィティコンサート2020』の楽屋で話を聞きました。

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若い男と一緒

今回のコンサートでは親子でのデュエットコーナーもありましたが、これは南こうせつさんはじめ、他の出演者の後押しもあって、急遽決まったものだとか。

小堀「イルカさん、今回は若い男を連れています」
イルカ「まあ息子なんですけどね」
冬馬「はじめまして。神部冬馬と申します」
小堀「こちらの男性、人生フルコースのイルカさんにとって、デザートなのかなあ、とびっくりしました」
イルカ「そうだったらいいんですけどねえ」
冬馬「どうして、そこにいくんですか?僕は、それ、本当にイヤ」

普段ふたりが一緒に練習することはないそうで、それどころか、イルカさんはギターも教えたことすらないとのこと。
 

まるで中高生

冬馬「ステージに上がった時だけ、そういうモードになるというか。今こうやって一緒に喋らせてもらってますけど、二人で喋るのは本当に僕はイヤです。歌うのはいいんですけど、母と喋るのは苦手ですね」

まるで中学生や高校生のようです。

小堀「家でも漫才みたいにやってるのかなあと思いましたが、そうじゃない?」
イルカ「個人的な話はしますけどもね…どうなんでしょうね?なんとなく難しいんでしょうかね」
冬馬「どうなんでしょうね…ってなっちゃうんですよ。親子の会話って人に聞かれるのって恥ずかしくないですか?」

今回のインタビューは椅子に座って行われましたが、冬馬さんとイルカさんは、ひとつ空けて座っているという微妙な距離感です。
やたらと母親をイヤがる息子と、あっけらかんとした母・イルカさん。
男性であれば、この冬馬さんの言葉は理解できるかもしれません。
 

小堀は貴重な人?

小堀「僕は、冬馬さんがまだ少年の頃、映画で見たりなんかしてて…なんだっけ?」
冬馬「あ~よくご存じで!」
イルカ「貴重な人だ」

その映画は2002年に制作された松尾昭典監督の『手紙』。冬馬さんはミュージシャンを目指す少年役で出演しました。
冬馬さんがミュージシャンでデビューする前のことでした。

イルカ「オーディションに受かっちゃったって言ってて。そんなに人生甘いもんじゃないのになと思ってたら、実際、その後甘くなかった。だから、ちょうどいいかな」
冬馬「その後、一切、そういう仕事来なくなりましたけどね」
イルカ「アッハハハハ」

豪快に笑う母、イルカさん。
 

山梨県民はみんな知っている

その冬馬さんは現在、山梨県でレギュラー番組を7~8本持っています。
イルカさんが山梨県のスーパーに行くと、まるでご近所さんのような扱いに…。

イルカ「面白いんですよ。スーパーとかで『あ、冬馬君のお母さんですよね』って言われるの。私ね、それ凄く嬉しくて。『はい、お世話になってます』って言うと、『いつも冬馬君、見てるんですよ~』とか言って」

すっかり普通の母親の顔になるイルカさん。

イルカ「愛知県も陸続きですからね。名古屋の皆様も、よろしくお願いします」
 

合同コンサートは親戚の集まり?

冬馬さんを出産したイルカさんは、コンサートツアーやレコーディングなどで長期間家を空ける時、必ず冬馬さんを連れて行ったそうです。

今回の「青春のグラフィティコンサート」のような多数のフォークミュージシャンが出演する時は、みんなから「冬馬、でかくなったなあ」と言われ、まるでお盆や法事で親戚が集まったようなんだとか。

冬馬「みなさん、小さい頃からいろんなところでお会いしている方々ばかりなので。すごく可愛がってくださってるなって自分でもわかりますよね」

イルカ「特に私は、夫を13年前に亡くしてますから。みんな、うちの夫の友人でもあって、そういう意味でも、『お前、親父がいないのによく育ったな』っていう目でも見てくれてると思うんですよね」

イルカさんのデビューは、フォークグループのシュリークスでした。
シュリークスは4人編成でしたが、うち2人が脱退して、イルカ(当時は保坂としえ)さんと神部和夫さんの男女2人組になります。
イルカさんは神部さんと結婚。その神部さんのプロデュースによってイルカさんはソロシンガーとなったのです。
 

小学生でスナック通い

小堀「二人でハモってる時に、神部さんに声が似てるなぁ、と思って、フッとシュリークスを思い出しました」

イルカ「でも息子は、私と夫が二人で歌ってる姿は見てないんですよ。息子が生まれた時は、私はソロのイルカになってましたからね」

神部さんはカラオケが好きで、行くとマイク離さないタイプだったそうで…。

イルカ「お父さんとは、よくカラオケに二人で行ったんでしょ?」
冬馬「小学生の時は、カラオケスナックに連れて行かれましたね」
イルカ「私は連れてってくれないのに、二人でよく行ってたんですよ」

神部さんはテレサ・テンさん、河村隆一さん、沢田研二さんの歌をよく歌っていたそうです。
 

プレ50周年

イルカさんは来年デビュー50周年。すでに今年からプレ50周年という形で活動開始、2月からアルバムのレコーディングに入るそうです。
6月リリース予定のアルバムは、シュリークス時代の曲のリメイクもあり、記念としての企画ものになるようです。

イルカ「お父さんと一緒にデュエットできないんだから、冬馬君に手伝ってもらったら?ってスタッフが言ってくれてるので、まだ具体的じゃないんですけど、お利巧だったら手伝ってもらう」
冬馬「また、めんどくさいことを言う…」

実は、イルカさん自身は、冬馬さんと一緒にシュリークス時代の曲をやるという発想はなかったそうです。

イルカ「あんまり内々のものを公的にするって、どうなんだろう?と。私、すごい気にする方で、あんまりベタベタしたのもね…と思ってたんだけど、スタッフがいろいろ計画してくれて、ありがたいなと思いますね」

「本当にありがたいことですよね」と、最後にしっかりした息子の一面を見せる冬馬さんでした。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年02月02日10時02分~抜粋

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