小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

まさに心機一転、シンガーソングライター片平里菜の現在

今月15日にニューアルバム『一年中』をリリースしたばかりのシンガーソングライター片平里菜さんが、1月19日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

福島県出身の片平さんは、ギブソン社傘下のギターブランド・エピフォンから日本人女性初の公認アーティストに任命されるなど活躍していますが、デビューは東日本大震災の翌年でした。
デビュー当時から知る小堀勝啓は、片平さんのある変化に気づきます。

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短髪にして

片平「『愛のせい』をリリースした1年後くらいにバッサリ、ベリーベリーショートくらいに短くしました。それこそ、小堀さんくらい短い時もありました」

小堀「こんなに短くしたの?」

片平「本当にそんな時もありました。その後金髪になって、このタイミングで金髪を黒髪に染めて、髪も伸びてきたっていう感じです」

ちなみに前作のアルバム『愛のせい』は2017年12月のリリースです。そのおよそ1年後、片平さんは個人事務所を設立しています。
なぜ金髪にしたのでしょう?

片平「自分が自由になったタイミングで、思いついたことや今までやったことがないことを何でもやってみようと。それで金髪にしてみました」

金髪にしたら

このイメチェン、周囲の評判が良かったそうで、片平さん自身の気分もアクティブに変わったそうです。

片平「次にリリースする作品は明るくて、活発的なキャラクターでいたいなと思ってたので、まず形から入りましたね。金髪で短髪で」

小堀「物静かで内省的な曲が多いと思われがちですが、ギターの曲のカッティングとか聞くと、本当はかなり挑戦的なキャラクターだなと思う時あるよ」

片平「結構強めの曲もありますし、ギターを持って女の子の歌を歌ってる女性のシンガーって思われがちですけど」

続けて「少年っぽいところも多いですし、中性的なところがある」と自己分析する片平さん。

アルバム『一年中』

そうした心機一転を経て、15日にリリースされたアルバム『一年中』。どんなイメージで制作したのでしょうか?

「春から始まって、夏に恋い焦がれた曲があって、秋に悔しくて落ち葉を踏みしめる曲があって、冬にキラキラしてて、っていう1年の流れがあるので、それこそ"一年中"一緒にいれると思います」

季節ごとに自分の気持ちを重ねて作ったそうです。

ちなみに片平さんは今の冬という季節をどう感じているのでしょうか?

「冬って寒くて、生きるのが大変って思うこと多いですけど、でも私は冬が好きです。乾燥はしてるけど、寒い中でも人の温もりを感じられたり、あとは景色がキラキラしていたりっていう冬の一面が好きですね」

冬が好き。でも苦手?

小堀「しゃっきり寒い時ってさ、スーッと空気を吸うと、凄くすがすがしいと思う時もあるよね」
片平「夜、お店から出た瞬間とか気持ちいいってなります」

北海道出身の小堀、福島県出身の片平さん。話題は寒さ談義へ…。

片平さん「東北の寒さに慣れてましたけど、東京の寒さの方が苦手かもしれないですね。なんか部屋の中が寒いんですよね。暖をそんなに取ってないから」

小堀「寒いところの人たちは、家の中がむちゃくちゃ暖かい」

片平さん「中を全力で暖めますよね」

東京の人と、雪国の人とは冬に対する付き合い方が違うようです。

ここから始まる

小堀「日本人の女性で初のエピフォン(ギターブランド)の公式アーティスト、どうなっていくのかな?と思ったら、着々と自分の世界を切り開いていってますね」

片平「ここからまた始まるような気がしてます。たくさんの人に協力してもらって世の中に出て、ベストアルバムを出しました。その後、足元を見つめ返して、環境を変えたので、ここからは自分の意思で選んで始まる感じがします」

小堀はデビュー直後の片平さんに会った時の印象を「トークも遠慮がちで弱々しいと思った」と言いますが、現在は「すごく芯が強くなった感じがします」と語ります。

片平「根本は“気にしい”なんですよね。人がいればいるほど、人の顔色を伺っちゃう。そうやってるうちに、どんどん自分が薄まっていって、そこに負けちゃってたことは多かったんですね」

今は、自分をシンプルにしていこうと思っているそうで、その結果、ふわっとした部分が少なくなったんだとか。それは曲にも表れているようです。

お姉さんになった?

小堀「ソングライト力がどんどん成長していて、いろんな意味で聴かせる曲が多くなりましたね」

片平「今までずっと感覚だけでやってきたことを客観的に見れるようになりました」

引きのあるメロディ、そこに乗せる言葉の選び方、府割り、音の響きなど、どうすれば心に入る曲になるかを意識して作ることができるようになったという片平さん。新作への想いを語ります。

片平「今は冬なので、『冬の魔法』を聞いてもらって、次、春になったら『bloom in the city』とか、春にお花が咲く曲だったりとか、季節と一緒に、みんなが歩んでもらえたらなと思います」
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2020年01月19日08時23分~抜粋

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