小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

テレビで見た追っかけマンと感動の対面。ついに登場、西寄ひがし

タレント・司会者の西寄ひがしさんが、12月29日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

「『西寄ひがしラジオふれあい全国行脚』というのを繰り広げられているトークの達人」と小堀が紹介すると、「いやいや、歌謡ショーの司会者でございます」と謙遜する西寄さん。
いったいどのような方でしょう?

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トークの達人

西寄さんは、氷川きよしさんの専属司会者を続けて20年。水森かおりさんなどの信頼が厚く、演歌系歌謡曲の皆さんの司会を多数務めています。
演歌とラジオが大好きで、全国のラジオ局を回っているそうです。ラジオ局巡りの理由は?

「来年、私が歌謡ショーの司会者を始めて25年になるんですよ。もう一度、喋りを鍛える旅に出ようと勝手に企画して、『出演依頼は一度もないが、お願いしたら出させてくれた。ラジオは私に優しい』ってことで、全国のラジオ局を手弁当で回っております」

西寄さんの全国行脚も名古屋のCBCを終え、残すところは沖縄県だけだそうです。

西寄「話術の最高峰はラジオにありって私は勝手に思ってるんです」
小堀「ラジオのプロデューサー、ディレクターが聞いたら、感動して落涙失禁するようです」

鶴瓶さんのひと言でライブ

西寄さんは、司会だけでなく単独トークライブも開催しています。
「西寄ひがしトークライブ」が東京では5年前から。ツアーになって3年目だそうです。

「日常は楽しい。人生喜怒哀楽」がテーマ。何気なく日常の中で起きる、フフッという笑いをライブで披露しているんだとか。

このライブを始めたきっかけ、実は笑福亭鶴瓶さんのこのひと言だそうです。

「西寄、お前、歌謡ショーの司会もやらなあかんけど、お前がピンのことをやらなあかんで」

鶴瓶さんが30年来続けているトークライブ「鶴瓶噺」に憧れていると話すと、「やったらええがな」と後押ししてくれたそうです。

トークライブは二本立て

「ヘンにアンテナを張ってるわけじゃないんですが、私自身が人気のないゆるキャラみたいなキャラクター性でございまして。なんか見ず知らずの人もどんどん寄って来てくれるんですよ」

ライブで話す面白いエピソードには困らないようです。

トークライブの構成は二本立て。前半は日常の面白エピソード。後半は「西寄語り」というオリジナルの人情話。

「40数年間の人生の中で、出会って忘れられない人を主人公にして、人情話を作ってるんです」

現在そのネタは8本。
中学の時の恩師のエピソード。故郷、大分県中津市からの上京物語。初めて東京で借りたアパートの隣人のエピソード。森進一さんの付き人時代の話などだそうです。

歌番組に憧れて

「元々は音響マンだった。TBS系のテレビ番組『ザ・ベストテン』や『日本レコード大賞』。あの現場に行きたかったんです」

上京したきっかけを話す西寄さん。とにかく演歌が大好きで、最初は放送局に出入りすることを模索したそうです。

インターネットがない時代、VHSで録画した番組のスタッフロールを見て、音響会社の人事に手紙を出して入社が決まり…。

「憧れの『レコード大賞』。武道館にも行けた。幸せな人生でした」

それが、なぜ森進一さんの付き人になり、今や歌謡ショーの司会、さらにトークショーまでするようになったのでしょうか?

もっと演歌に浸かりたい

西寄「歌番組だけ行ってたら本当に幸せだったんですけど、なんせ海外アーティストのジャパンツアーが多くて…」

携わったアーティストは、シンディ・ローパー、セリーヌ・ディオン、 MCハマー、ジェームス・ブラウン、ペリー・コモ、シカゴ、ザ・テンプテーションズ。錚々たる顔ぶれ。

小堀「新旧取り混ぜて、めちゃくちゃいいじゃないですか」
西寄「全然分かんないんですよ。全然、興味ないんです。 そんなメンバーが楽屋入りしても全然、緊張しない。でも北島三郎さんが来たら直立不動ですよ」
小堀「だって、まだ若いでしょ?」
西寄「若いですけど、そういう環境で育ったもんですから」

洋楽好きにはたまらない環境ですが、西寄さんは「もっと演歌、歌謡曲にどっぷり浸かりたい」と周囲に言っていたそうです。
すると「森進一さんの付き人をしませんか?」という誘いが舞い込んだのです。

森進一さんからの提案

元来、喋ることが好きな西寄さんに、森進一さんからこんな提案が…。

「うちに以前、綾小路きみまろっていたんだけど、同じようなところがあるから、司会の勉強してみない?若い時は何でも経験だから」

付き人をしながら森進一ショーの司会も始めます。それが22歳の時。
そして目の前の小堀に対して…

「やっぱり歌番組が好きというのが原点で。それで小堀さんにどうしても会いたかったんですよ」

こう告白する西寄さん。いったいなぜ?

「『ザ・ベストテン』の追っかけマン。お出かけアルフィーですよ?
生放送ならではのドキドキ感と、 あの名場面が忘れられない。しかも私、今、アルフィーさんの事務所の社長の関口さんと床屋が一緒なんですよ!

勝手に御縁を感じて。だから小堀さんに、会いたくて、とにかく自分のこの世界の憧れの一番初めが『ザ・ベストテン』なんですよ」

紆余曲折を経て、テレビで見た憧れの人との対面を果たしました。

大成する人が持つもの

小堀「初めて西寄ひがしっていう名前を聞いた人も、良いものを聞いたなと思いますよ。綾小路きみまろみたいになっていく瞬間です。『俺、最初の頃知ってるんだよ。出てたんだよ。全国を手弁当で回ってたらしいよ』。これですよ。

伸び盛りの芸人さんの、一番最初を知ってるってことは、いろんな人にとって、ずっと自慢なんですよ」

西寄「もう46の中年のおじさんですよ。小堀さん、46の時はバリバリでしょ?」

小堀「僕の場合は局のアナウンサーです。なんぼ下手でも良いふうにちゃんとやってもらえるから。線路を敷いてもらって、そこに走るだけ。でも西寄さんは自分で枕木を敷いて、鉄を渡して線路を敷いて、そこを走ってる」

西寄「意外と違いますよ。線路は森進一さんが敷いてくれたし、そこに油を差してくれたのが氷川きよしさんだし、逆にね、周りにもの凄く恵まれた人生だなと思います」

小堀「そう言える西寄ひがしさんは偉い。やっぱそれを持ってる人が大きくなっていくんですよ。僕の座右の銘は『感謝と反省のないところに幸せはない』と思ってますので」
(尾関)
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2019年12月29日08時24分~抜粋

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