小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

ポテトチップスを食べていたゴスペル少女がもう二十歳。鈴木瑛美子

高校在学中に“最強ゴスペル女子高生”として話題となった歌手の鈴木瑛美子さんが、9月22日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

8月にデビューシングル「FLY MY WAY」をリリースした鈴木さんは20歳になったばかり。デビューまでの経緯や音楽のバックグラウンドについて小堀勝啓が尋ねます。

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二十歳になったゴスペル少女

最初の話題は、圧倒的な歌唱力を見せつけた湖池屋ポテトチップスのコマーシャル。

鈴木
「あの時は高校2年生でした」

小堀「ずっと吹き替えだと思ってたんですよ。外国のゴスペルシンガーが歌ってると思ってました」

鈴木さんは『関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦』(テレビ朝日系)で話題となり、上記CMの他、2017年に行われたボクシングの村田諒太VSエンダム戦での国歌斉唱でも話題になりました。

8月に発売されたデビューシングル「FLY MY WAY」では英語の発音もまるでネイティブ。
しかし鈴木さんは海外帰国子女でもなく留学経験もないそうです。中学生の時に英語弁論大会に出て、全国大会まで行き、その時だけは発音を習ったそうです。

鈴木「後は、ずっと幼い頃から洋楽ばっかりを聞いていたので、英語の発音に対する抵抗はあんまりなかったですね」

小堀「凄いねえ。ワタクシのように駅前留学に入ってすぐに休会届を出して、行くのをやめてたおじさんとはえらい違いだねえ」

ずっと音楽漬け

「家の中に音楽が溢れていたので、ずっと聴く環境にはありました」

お父さんはゴスペルのコーラス指導やディレクターとして活躍しています。

「父がゴスペル教えている場所の一番後ろで絵を描きながら聞いていただけで、ちゃんと習ったことはなくて、私の先生と言ったら、もう私の好きな海外のアーティストの方だったり」

具体的にはクリスティーナ・アギレラ、ジェニファー・ハドソン、ジェシー・J、トリー・ケリーという名前を挙げます。

「彼女たちの歌を真似して、自分中に取り入れて、自分なりにやってみてました」

音楽一家

鈴木「バレーボールをやってたんです。歌手になろうとは、たぶん心のどこかにはあったんですけど決めていなかったので、中学生の時は本当にバレーボール選手になろうと思ってました」

こう語ると鈴木さんですが、自宅ではこんなに歌が溢れていた、というエピソードが…。

「姉が小学校から帰って来た時に、父に『ねえ聞いて聞いて。他の家って家族で歌わないらしいよ』って言ったらしいんですよ。こっちが普通だと思ってたみたいで」

しかもパート分けしたり、掛け合いしたりして歌っていたそうで「そんな家、ないよ」と突っ込む小堀。
また夏には家族でチャリティーコンサートをやっていたそうです。では、人前で歌う事は平気かというと…。

「普通よりは慣れてると思うんですけど、いまだに毎回緊張はしています。緊張は止まらないです」

いずれは海外へ

海外デビューの可能性についての質問に「いつかはしたいと思っているんですけど、まだ…」と鈴木さん。

鈴木「日本で、ちゃんと鈴木瑛美子というものを確立してからじゃないと、海外で勝負できないなと思っているし、今の時点で、もし行ってたところで、凄い歌手がウジャウジャいるじゃないですか。だから、これからもっと力をつけてから勝負したいと思っています」

小堀「歌に微妙に和のテイストがあるんですよ。これは凄い武器だと思うので、本当に海外の人にも聞いてもらいたいと思います」

さらに自分の音楽については…

鈴木「日本が大好きで、日本の音楽、専門的にはわからないんですけど、和楽器とかも凄い好きなんです。
日本人全員そうだと思うんですけど、やっぱり和楽器の音を聞いただけで、どこか癒されるというか、落ち着く感じがあるじゃないですか。
そういう日本人としての歌とか音楽を自分で作って、日本人として海外に出て行きたいなと思っています」

古き良きアメリカ

「FRY MY WAY」のカップリングは「Soul Full of Music」。

小堀「個人的にはこっちが好きかもしれない。アレンジもいいし、真ん中でブレイクするとこは、なんだこれは?と衝撃でした」

鈴木「この曲に関してはアレンジとかも最初からイメージがあって、こういうビッグバンドの音にしたいっていうのはありました。日本人として出たいって言ってんのにめちゃくちゃ海外チック」

小堀「古き良きアメリカというか、うわー、これたまらんなあという感じ。タキシード着て、カクテルグラスを持って聴きたい、というぐらいの曲です」

駆け巡る映画のシーン

小堀「こっちの方が小堀はイチ押しだったりするんですが、映画のいろんなシーンが頭の中をカーっと駆け巡るよね」

鈴木「『シカゴ』とか『バーレスク』とか」

小堀「『キャバレー』、『ムーランルージュ』…」

鈴木「『ムーランルージュ』ってなんですか?」

小堀「フランスのいわゆる大人のキャバレーですわ。日本の酒飲んでるおじちゃんがお姉ちゃんと騒ぐキャバレーじゃなく、ショーがいっぱいある」

溢れる音楽のボキャブラリー

小堀「ビッグバンドが華やかな時代とか、そんな古い時代、知らないわけじゃない?なんでこんなにノスタルジックジャズみたいのが書けるのかな?」

鈴木「たくさんいろんなジャンルの音楽を聴いてきたので、たぶん頭の中で、音楽のボキャブラリーとかイメージが湧いているんだと思います」

出来上がる曲のテイストが毎回違うそうで「いろんな音楽を聴いてきたんだな」と、改めて実感するんだとか。

小堀「どっかにタイムマシンでも持ってるんじゃないのかな。いろんなとこ行って、おいしいとこ取って来ちゃったかなって気がしました」

鈴木「映画も好きなので、いろんな時代の作品を見ていて、それもあるんじゃないかな」

映画も音楽もタイムマシン。好きな時に、好きなところに行けます。
「久々に素晴らしい音楽に会えて、やっぱり長生きするもんだね~」と最後にしみじみと語る小堀でした。 
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2019年09月22日08時20分~抜粋

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