次にしたい事は引退コンサート!?ROLLYが語った胸の内

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / エンタメ

1990年にロックバンド「すかんち」でデビューして来年30周年を迎えるROLLYさんが、7月21日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

ROLLYさんの独特な世界を、小堀勝啓が聞き出します。

お腹を痛めた子供たち

「よもや30年やるとは思わなかったですが、一日一日、階段を一歩づつ登ってきて後ろを見たら、意外と高いところまで来てたみたいな気持ちです」

5月21日にはアルバム『ROLLY’S ROCK WORKS』が発売されました。

「この29年間、いろんな方に楽曲提供してきたんですけど、いつかそれを自分の声で、自分の演奏で、自分のアルバムとしてまとめたいなとずっと思ってました。やっぱり自分のお腹を痛めたこどもたちですから」
 

新曲にびっくり

このアルバムはTOKIO、パフィー、ももいろクローバーZなど、他のアーティストに提供していた曲に、新しい曲を入れて構成されています。

ROLLYさんが歌うとまるで違った雰囲気になります。
もちろん1曲目の「天地創造」をはじめ、新曲の完成度も高いと評判です。
この「天地創造」について語るROLLYさん。

「今まで禁じられていた、まー提供した楽曲、その音楽の扉が今まさに開いた。そして今から聞いてもらうという喜びと情熱に満ち溢れた楽曲です」

小堀「神々が降臨なさるぞ、という雰囲気。『モーゼの十戒』とか『ベンハー』とか、こどもの時に観た70mm総天然色の映画のようです」
ROLLY「あの時代のスペクタクルな映画はCGがないので、エキストラが何千人も集まって。今は残念ながらCGでできてしまうので、あの感動が薄れてしまいました」
 

800回コーラスを重ねた

「あと、僕はクイーンとか、大げさなものに影響を受けてきたんですけど、いかんせん現代のロックは等身大の若者の身近な気持ちを描いてるものが多いんです。
でも、こんな神々の世界を描くロックがあってもいいじゃないかと思います」

今ではパソコンなどのおかげで自分の部屋で、それなりのクオリティの作品ができますが、昔はスタジオでギターを何本も重ね録りなどして作っていました。

昨年話題になったクイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも、フレディー・マーキュリーから、ドラムのロジャー・テイラーがガリレオのコーラス部分を何度もやらせれて倒れるシーンがありました。

「このアルバムもコーラストラックを800回歌いましたね。去年の『ボヘミアン・ラプソディ』のまさにアレ。
800回のコーラスを重ねてるうちに、顎の噛み合わせがおかしくなって、それから体調治ってないんです」
 

ツアーファイナルは名古屋

現在『ROLLY’S ROCK WORKS』のリリースツアーが行われています。
ツアーファイナルはなんと名古屋で締めくくり。8月25日、今池のライブハウス得三で行われます。

「僕が日本で最も好きなライブハウス。ウッディーな造りなので、音がそんなにやかましくない。それとお料理のメニューが充実しているんです」とROLLYさん。

昔は大人が座って、食事をしながらライブを見られる店がありましたが、今はスタンディングでドリンクバーだけの店が多くなりました。
若者はいいんですが、ある程度の年齢の人は3時間立っているのはキツイです。

「そういう意味では今池の得三はピッタリなんですよね。この日は5時半スタートなので、演奏が終わってから東京に帰るのも良し、福井でも金沢でも恵那山でも犬山でも、どこでも帰ってもらえる」

9月28日には愛知県国際展示場AICHI SKY EXIPOスカイエキスポでもイベントがあるそうですが、まずは「夏は今池・得三で、まだまだ頑張りたいと思います」とのことです。
 

40年来の構想

再び話題は『ROLLY’S ROCK WORKS』へ。

「実を言いますと、このアルバムの構想はもう40年ほど前からありましてね」

森進一「襟裳岬」、キャンディーズ「やさしい悪魔」、石野真子「狼なんて怖くない」。
実はこの3曲を作曲したのは吉田拓郎さん。
これらを吉田拓郎さんが歌ったアルバム『プライベート』を聞いた中学時代のROLLY少年は、歌い手の違いで歌が変わることに衝撃を受けました。

「いつか自分が曲を提供することがあったら、こんな風なアルバムを作ってみたいなと思ってました。その時はまだ一曲も作ったことないです。ほわ~んとそんなことばっかり考えてたんですね」

中学時代からただ者ではなかったROLLYさん。
 

ギター少年の気づき

「ギターは誰にも習ったことがなくてね、僕が先生としたレコードは別に褒めてくれない。なので一度もフルコピーをしたことがないんですよ」

こどもの頃、アマチュアコンサートに行くと、レパートリーはほとんどがディープパープルの「ハイウェイ・スター」やレッド・ツェッペリンの「天国への階段」だったそうです。
ギターソロになるとリッチー・ブラックモア役の人は、フィンガーボードに目が釘付け。

弾けないものを一生懸命やるそうなんですが、それを見ていたROLLY少年はあることに気がつきました。

「そんなに難しいんだったら、その通りに弾かなくてもいい。自分が出来るフレーズで、しかも手持ちを見なくても、楽ちんに弾けるフレーズで弾きまくった方がカッコいいんじゃないか、ということに中学生の私は気がついてしまいました」
 

引退したい

中学時代に思い描いたこんな構想が、55歳になって見事に結実しました。

「55歳になって、じゃあ次は、何を思い描いてるんだ?っていいますと、ほとんどの夢を叶えてしまったんですよ。私は」と言うROLLYさん。

「まだまだ、きっとやりたいことが出てきますよ。8月25日、ツアーのファイナルが今池の得三で終わって、みんなの喜ぶ顔を見た時に、まだやり残したことがある、ときっと思いますよ」と小堀が諭します。
 

日常ではない世界へ

「僕ね引退コンサートをやりたいんです」と続けるROLLYさん。

山口百恵さんのマイクを置くパフォーマンス、キャンディーズの「普通の女の子に戻りたい」というフレーズ。引退コンサートは人の心に残っていきます。

「せっかくだから引退コンサートをやりたいんですよね。そして半年後ぐらいに見事に名前を変えてカムバック。デヴィッド・ボウイが演じたジギー・スターダストが引退するような。そういう大仰なことができたらいいなと思います。
エンターテイメントで日常ではない世界に行きたいんです」 

そんなROLLYさんに対する小堀勝啓の感想は「もはや、この世の物とは思えない」でした。(尾関)
 
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2019年07月21日08時18分~抜粋

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